駐車場から職場まで、毎日、高低差200メートルほどの坂を登る。
職場に来た最初の日は、ここを歩くのがつらく、息が上がっていた。
仕事を始める前に、帰りたくなるほど疲れていた。
前の職場で一緒だった人に、この坂を登っているときに、たまたま会った。
「この坂を登るのがつらくて。」そう僕が嘆くと、「そのうちに慣れますよ。」とあっさり言われた。
本当に慣れるのかどうか不安だったが、3週間ほど経った今、あれほどつらかった坂登りが、それほどでもなくなっている。
そういえば昔、大学に入って初めての山登りをしたとき、僕は35キロのザックを背負って、たった2分で限界を感じた。滝のような汗が出て、そのときは、僕のチームはほとんど僕が原因で頂上までたどり着けなかった。
それでも、秋に中央アルプスを縦走した頃には山道を登る体力がついてきた。笹ヤブのような滑りやすいところでなければ、もう弱音も吐かなくなっていた。
翌年の春、新人が僕と同じようにダウンしたのを見て、俺は成長したんだなあ、と思った。
新しい職場に来て、体を鍛えるためにジムに行こうかと思ったが、とりあえずは毎日、この坂道を登っているんだからいいや、と思っている。
週末は、NTTに光回線の工事をしてもらった。今までインターネットが遅かったが、これで、動画も(あまり見ないけれど)見ることができるようになった。
それから、土曜日の夜には、近所の人たちが歓迎会を開いてくれた。マイクロバスで細い山道を行き、秘境の温泉というところに連れて行ってもらった。
料理の品が多く、久し振りに鯉の甘露煮を食べた。それから、お酒もかなり飲んだ。
ここのところ、週末も含めて毎日が忙しい。なかなか本を読んだり映画を見たりする気力も湧かない。そればかりか勉強もなかなか手につかない。まだ引っ越し荷物も片付いておらず、やるべきことが多い。そしてそのことを考えると、全てのことに対する気力が萎えてしまう。
もともと、実家にも生活できるだけの食器等が整っているのに、そこに1人暮らし分の荷物を持ち込んだのだから、物が溢れるのも不思議はない。
誰か部屋をきれいにしてくれないかなあ、なんて思いながら、結局自分でしなくちゃいけないんだよなあ、と思って途方に暮れている。
5月のゴールデンウィークには、友だちに協力して作った本の統計の作り直し作業も始めなくてはならない。今まで無視していたが、そろそろ始めなくては。
9月の診療情報管理士の試験のために少しは勉強しないといけないし(6月締め切りのレポートはこの週末に提出した)、TOEICや法学検定の勉強も必要だ。なるべく早く、MOSエクセル・エキスパートの資格も取りたい。
やりたいこと、やらなければならないことが多く、それに対してなかなかやる気が湧かず、困った日々が続いている。