新しい職場に来て1週間。忙しいとは聞いていたけれど、仕事ってこんなに忙しかったんだっけ?なんて改めて思う。昼休みもまともに取れない。食堂に行って、一気に食べてまた仕事という感じだ。それでも、食堂に行く時間があるだけ、まだ4年前までの仕事よりはマシなのかもしれない。
いろいろなところにあいさつ回りに行ったが、4時間ほど席を離れただけで、机の上に決裁を求める書類が山積みされる。僕は印鑑を押すだけでいいが、部下はそれだけの仕事をしているということだ。仕事量が多いのは、俺だけじゃないんだと身にしみる。
そんな忙しいなかでも歓迎会等はきっちりと行われる。そして「僕はお酒が苦手なんです」などという言い訳が一切通じない雰囲気もある。2次会まで上司が行くので、行かないわけにはいかない。バカなので、2次会まで行くと酔っぱらってしまい、よせばいいのに不必要な3次会まで行ってしまう。
3次会には同僚と2人で行った。昔の音楽を聴かせてくれる店で、同僚はキャンディーズを、僕は遠藤ミチロウの「仰げば尊し」を頼んだ。大して好きでもないパンクを頼んでいるあたり、相当、酔っていたのだと思う。翌日はまだ平日で、当たり前のことだが、仕事はいつもに増してつらかった。
先日の会議では、広い管内で障害が発生したときの当番の対応について話し合いが行われた。「1人で抱え込まず、たとえ真夜中であっても、困ったことがあったら責任者に電話をして相談してください。きっと的確な答えを出してくれるはずです。」なんて担当が話しているのを聞きながら、責任者の人は大変だなあ、と思っていた。そして資料をよく見たら、責任者は俺で連絡先は俺の携帯電話の番号だった。
話し合いの後、「たぶん、話し合いに出ていた人のなかで、一番わかっていないのが俺だよ。」と担当に言うと「大丈夫ですよ。1か月も経てばできるようになってますよ。」なんてことを言う。まだどこで障害が起きたとしても、それがいったいどこにあるのかも把握ができていないというのに。俺が責任者だなんて悪い冗談のような気がする。
それでも、とは思う。やらなくちゃいけないな、と。週末は台風並みの嵐になるそうで、いきなりスタートラインに立たされた気分だ。わからないのはわかっているけれど、嘘を吐かず、的確な処理ができるように、前向きに頑張りたいと思った。結局、何もなかったけれど。
週末は、まともなスーツがもう1着しかなかったので、新しく3着を買いに行った。出費は痛いが、たくさん買った方が単価が安くなるので、得なのだ。ただ交換条件として、今、僕の家にあるいらなくなったズボンやジャケットを引き取ってもらうということにした。これで少しは家の中も片付くだろう。
日曜日には、家でNTTの光回線を引く工事をしてもらう予定でいた。ところが、NTTの人に来てもらったら、SECOMが現在の電話回線を利用していることから、今のままでは光回線が引けないことがわかった。いずれにしろ、そのうちに光回線をひくことになる。SECOM側にも出費が必要になると言われたし、いろいろな出費が大きい。
そして、これだけ忙しく、出費がかさんでいるのに、来週の金曜日から日曜日まで、東京で診療情報管理士のスクーリングがある。ホテル代は3泊で2万円行かないように抑えたが、そのほかにもJRの運賃など考えると4月の出費額は半端ない額になる。
俺が結婚していたら「あなた!これだけしか稼ぎがないのに、3次会にも行くし東京にも行くし、スーツは買うし、光回線は引くというし、SECOMにもお金がかかるというし、どういうこと!」と間違いなく離婚の危機に陥るところだが、愛がないから俺は平和だ。残念な話しではあるが「愛さえなければ、なんだってできる。」ってこともままある。