金曜日の夜、土曜日に母の3回忌を迎えるため、実家に帰った。
どんな小さなイベントも、きちんとやろうとするとなかなか大変なものだ。
車を洗ったり、ネットでお返しの品を用意したり、お花を頼んだり、それから和尚さんに予約を取ったり、来るべき人に(姉とその夫だけだけど)アポを取ったり、喪服をクリーニングに出したり、お茶菓子を買ったり、やることがいっぱいあった。
実家に近づくにつれ、雪が激しくなる。雪の高速道路を運転していると目が疲れる。
家に着いてからも、お菓子を食べるテーブルや座布団を出したり、掃除機をかけたり、余計な荷物を運んだり、やらなくてはならないことがここにもいろいろある。
翌朝は6時30分に起きてお墓に行った。雪が降り続いていて、お寺の水栓は凍り付いていて水が出なかった。だから、白い菊の花は、雪をいっぱいに詰め込んだ花受けに刺した。
雪を掃いてきれいにした。
家に帰ると、なかなか暖まらないエアコンに文句を言いながら、茶碗や茶托を用意した。
玄関前の雪をほうきで掃いたりして、まあまあ準備ができた。
お茶は姉が持ってきてくれることになっていた。それで、姉が来るまでぽっかりと時間ができたので、その間に近くの神社に行った。
雪の中、石段を登るのは疲れる。賽銭を投げ入れると、特に願うようなこともなかった。客観的に見ると、僕は「3回忌がうまくいきますように」と神社に頼みに来ているっていうことになるのだろうかと、ふと考えて、そんなこと別に無理して考えなくていいんだ、とも思った。俺は本当に余計なことを考えすぎだ。
姉の夫婦が、お茶を持ってきてくれて、挨拶をして、それからいろんな細々とした仕事をして、それから、僕は和尚さんを迎えに車に乗ってお寺へ行った。
僕の家は冬は必要以上に寒くなるので、エアコンをどれだけ入れてもなかなか暖まらない。
読経の間も、そのあとでみんなでお茶を飲んでいる間も寒かった。
和尚さんの話しは面白く、いろいろとためになった。
それから、雪の中、みんなでお墓参りをして、それで3回忌は終わりということにした。
準備から何からいろいろと大変だったけど、ようやく終わったなあ、という気がした。
本来なら僕がごちそうをしなければならないのだが、昼は姉の夫が、母が好きだった天ぷらうどんをごちそうしてくれた。久し振りに食べたが、かなりおいしかった。
そしてその土曜日の夜のうちに、また長野まで、雪の中を運転して帰ってきた。
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来週の土曜日にはマイクロオフィス・スペシャリスト検定のエクセル2010を受ける。
もう一通り勉強はした。一通り勉強はしたけれど、僕がエクセルでもっとも優れた機能だと思っているピボットテーブルはスペシャリスト検定の試験には出ず、それはエクセルのエキスパート検定の試験で勉強することになっていた。
それで、随分と意欲がなくなってしまった。あんまり意味のない試験を受けることになるんだなあ、と思った。セルに色を塗る試験に受かってもなあ、と思う。やっぱりエクセルはデータ処理ができないと意味ないだろ、なんて思う。
確率だけの話しをすれば、今、この段階で試験を受けても、8割方受かるような気がしている。ただ、僕が知らない関数や、知らない機能(必要ないと思っている機能も含む)の問題が出ると、僕はそれを解くのに夢中になって、時間が足りなくなりそうな気もする。
そんな不安をつぶすのに、でもまだ1週間もあるから何とかなると思う。
この試験は1万円もかかる試験なので、落ちるわけにはいかない。意欲があろうとなかろうと、あと1週間、頑張りたい。
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ちょっと職場で人に頼まれて、統計について勉強をしなければならないことになった。将来的には診療情報管理士の試験でも統計は勉強することだし、しておいてムダではないと思った。
今はまだP値って何?信頼区間って何?なんていうレベルだ。それで、アマゾンで浅井隆の「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう!」(アトムス)という本を注文した。
水曜日に届いて、水曜日のうちに読んでしまった。字もでっかいが、わかりやすい。
テレビでよくやっている、4人中3人に効果があったなんて、統計上の信頼度はほとんどないことがわかった。統計としては400人中300人に効果があったというなら信頼が置けるが、4人中3人なんて偶然かもしれないだろ、ということなのだ。
例えば、毎日ごまを食べた人が4人いて、3人が血圧が下がったとしよう。テレビでは効果があったことになっているが、統計学的には「ごまを食べると血圧が下がる」とはこの段階では何とも言えない。毎日ごまを食べた人が4人いてコイントスをしたら、3人が表を出しただけで「ごまを食べるとコイントスで表が出る」という結論はおかしい。
この話を読んで笑った。
P値も信頼区間の意味もよくわかった。でも、この本に書いてあることをそのまま説明するのもバカバカしいので、重要そうなところに付箋を貼って、この本そのものを聞いてきた人に貸してあげた。ただ、人に統計を説明するにはこの本だけではまだ足りない。慌てて2巻目も注文した。そして、これも読まなくてはならない。
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BBCが作成した「昆虫の世界 2 ハネの進化」を見た。
古代には、片翼だけで30cmもあるトンボがいたのだという。そういうことであれば、その幼虫であるヤゴも大きかったんだろうなあ、と思う。
トンボの場合は、幼虫の方が成虫のときよりも小さいからまだ微笑ましく見ていられるが、最後の方に出てくるカミキリムシは体長18cmもある。こちらは現在も生きている。
カミキリムシのような甲虫の場合には、幼虫の方が成虫よりでかいから、18cmのカミキリムシの幼虫の姿はそれはもうたまんないだろうなあ、と思う。カブトムシの幼虫でさえ、腰が引けるのに、それが20cmの大きさでいたら、と想像しただけで、体がかゆくなってくる。まだ発見されていないらしいが、そんなでかいものがどうしてまだ発見されていないのかはわからない。
今回、最も感銘を受けたのは17年ゼミで、これは17年間も地中で木の根から樹液を吸って生きている。そして、ある日突然、一斉に今まで樹液を吸っていた木に登り始め、やがて成虫になる。
誰もが疑問に感じるのは、幼虫たちが17年目の今日が成虫になる日だと、どうして一斉にわかるのかということだ。カレンダー機能でもついているのだろうか。昆虫学者は、樹液の成分の変化で季節はわかると言っていたが、成虫でいられる期間は短いので、雌がいない時期に間違って成虫になってしまったら、とても困るはずだ。1日のズレも許されないだろう。昆虫の世界ではセミにかかわらず、カゲロウなどでも「あるとき、一斉に」ということが多い。子孫を残すために、そのようになっているのだが、どうやって連絡を取り合っているのか?
また、その日が大雨で、地上に上がった時点で溺死して全滅、ということも考えられるので、当然カレンダー機能に加え、雨天の場合にはどうするのか、という予備プランも立てられていなくては困る。
その辺りがどうなっているのか?「虫の知らせ」というジャンルは、まだまだ研究の余地がありそうに感じる。
