今週も忙しかったが、なかなか成果が見えづらい仕事なので、自分自身に対しても評価しづらいところだ。
火曜日には昼に1時間ほど休んで歯医者に行った。詰め物が取れてしまって、その埋め直しをしてもらったのだが、それから5日ほど経つというのに、未だに冷たいものを飲むと歯にしみる。
そういえば、今回の虫歯の治療をしたときに、歯科衛生士の人から、歯の奥の方の磨き方が今ひとつだと指摘を受けた。歯茎を突くと出血するというのだ。
「ろーすればいーんですか?」口を開けたまま聞いてみる。
もう少し丁寧にブラッシングをすると、出血がなくなるのだという。
数年前、自分の歯垢を顕微鏡で見たときのことを思いだした。
河原の石をひっくり返したときに付いている、山のような数の線虫が蠢いている姿が頭に浮かんだ。
それから朝晩、本当に丁寧に歯を磨くようになった。
特に奥歯は歯茎を含めて、時間をかけて磨く。
もちろん気のせいだと思うが、そうしたら少し体調もよくなってきたような気がした。
週末の土曜日は会社の偉い人と、昔の会社の事故で亡くなった方のお墓参りに行った。
よく晴れた日だった。
僕が今の仕事に就く前の事故だったので、今まで、事例は何度も読んでいたが、亡くなった方の年齢までは気にしていなかった。
僕よりも前の年に生まれてはいるが、今となっては年下なのに気づいて、しんとした気持ちになって墓前に花を手向けて、手を合わせた。
家に帰ってきてから、6月の半ばに英語の講師をして欲しいと頼まれたことを思い出した。
まだまだ時間があると思っていたが、もうあと半月しかない。
そもそも俺のレベルの英語で人に教えてもいいのかと当然の疑問が湧くが、「いいんです。」と言う。「もう何人も申し込みがありました。」
「なんてこった」と思いながら、資料をまとめ始める。
近頃、僕はパワーポイントのプレゼンに飽き始めていて、今回はもっとアナログな資料を作ろうと思っていた。
それで普通にワードで作っていたんだけど、ふと思い立って、マンガで資料を作ってみることにした。
そういえば以前、ど素人でもマンガを描ける「コミPo!」というソフトを買って、そのまま棚晒しにしていた。
もちろんそのクオリティといい、内容といい大したものにはなり得ないが、それでも結構、それなりのマンガに仕上がっていく。
結局、土曜日は午前3時近くまで途中で映画を観ながらも、マンガを作っていた。
キム・ギドクの映画「悲夢」を観た。オダギリ・ジョーが主演をしている。
オダギリ・ジョーが夢を見ると、それと同じ行動を女がしてしまう。
オダギリ・ジョーが自動車で事故を起こす夢を見ると、女が実際に同じ場所で事故を起こしてしまうのだ。
冷静に考えると荒唐無稽な話しだが、キム・ギドクの手にかかると、妙に説得力を持つ。
オダギリ・ジョーだけが日本語で、しかもかなり頭の悪そうなことしか言わないので、これが韓国人だったら、もっと違った印象になったのに、という思いはある。
僕は世間の人が言うほど、オダギリ・ジョーの演技がいいと思ったことがない。
映画としてはそれなりにまとまりがあり、ラストシーンはほっとした気分になった。
この映画を観たあと、寝た。
モトクロス・トランスというバイクに乗ったまま聴くトランスバンドがあって、そのバンド名は「モトクロス・ローラーズ」と言う。
ステージに向かい、バイクに乗ったまま、全員がトランスミュージックを聴いている姿が妙にシュールで、僕は最近、このバンドについてテレビでも雑誌でも読んでいて、つい先日、参加した人から体験談も聞いた、という夢を見た。
あまりにリアルな夢だったので、しばらくの間は、これが真実ではないということが理解できなかった。
ネットでも調べてみた。
モトクロス・ローラーズなんてトランスバンドはない。
夢って本当に不思議だよな、と思った。
日曜日には、コメディー映画の「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」も観た。
大して面白くなかったが、不覚にも、首相と最初に面談するシーンで笑ってしまい、悔しかった。
MI-7がなぜ、東芝に民間委託されているのかは、最後までわからなかった。
僕にはこの映画のどこがいいのかさっぱりわからなかった。
「地獄の黙示録」のような映画の「よさ」なのだろうか?
なぜ殺し、殺されるのか今ひとつ意味がわからないし。
正直、あまりにつまらなかったので、最初の15分くらいで見るのをやめようかと思った。それでも後半にすごいシーンがあるとレビューで読んだので、期待してみていた。
確かに、松田優作の狂気はすごかったし、あんな人がいたら、俺はそれだけで何も言えなくなるけれど。
でも、映画としてはどこがいいのかやっぱりさっぱりわからないし、どうしてオーケストラが関係してくるのかもさっぱりわからなかった。
観ている俺のレベルが低いというなら、きっとそうなんだろうと思った。
