火曜日に代休を取った。年末に向けて代休を取れる日が、考えてみたらもうあまりなかったからだ。


貴重な平日の休みだったので、まず運転免許証の更新をした。
朝8時30分から受付というので、8時25分頃に行ったら、もう人がいっぱいいて、受付の説明も始まっていた。
不必要に長い説明のあと、2列に並ばされて受付に向かう。火曜日の午前中という時間帯のせいか、年配の方が多い。随分と混み合っていた。


今まで理由があって青い色の免許証だったが、今度から金色の免許証になる。
講習会場に行くときに「優良ドライバーの方」と呼ばれる。講習の時間が短くて済むという特権があるらしい。
「交通事故を起こさない運転の仕方」といったDVDを見て、それから、新しく改正した交通法規のお話を聞く。それから、教則の本なども3冊くれる。


教則の本の表紙の絵は「ちびまる子ちゃん」だが、工夫はそこだけで内容は徹底的につまらない。無理矢理買わせるだけだから、売る側はべつに誰も読まなくてもかまわない。この辺りの世の中の仕組みというのは、少し深く考えると大変に腹立たしい。


免許証取得の手続きが終わったのは9時30分頃で、その頃は受付もガラガラだった。写真を撮る係の人も手持ちぶさたのようだった。


確か、受付は9時30分まで大丈夫だったはず。
ゆっくりと9時過ぎにくれば、くだらない説明も聞くことなく、受付に並ぶこともなく免許の更新ができたのか、と少し後悔をした。


家に戻って、コンテスト用に書き上げたシナリオをもう一度読み返して印刷をした。
内容はともかくとして形式的なミスをなくそうと思った。
全部チェックして、郵便局に書留で出した。
「この脚本が、俺の人生を劇的に変えてくれたりしないかなあ。」なんて期待を込めて。


そして、家に帰ってもう一度読み返していたら、「OMG!!」1ページ目の1番最初の台詞が形式的なミスをしたままだった。
心の底からがっかりした。


それから、電気店に行って冷蔵庫を買ってきた。
今まで、45リットルしか入らない冷蔵庫を使っていた。でも、あまりに容量が小さく、またフリーザーもなかったのでとっても不便だったのだ。


100リットルくらいの冷蔵庫を買いたいと思っていた。いろいろとあったけれど、機能の割に安い冷蔵庫があったので、それを買うことにした。ドアに傷が付いているから安いのだそうだ。僕は全然気にならない。


でも、今までの小さな冷蔵庫を廃品として出そうと思ったら、国内の弱小メーカーの製品ということでリサイクル料が6000円近くかかった。


土曜日にその冷蔵庫が届いた。今までの倍以上の大きさなので、いろいろとすごく入る。
ビールも6缶、いっぺんに冷やすことができる。
便利だと思ったけれど、土日で入れたビールをいっぺんに飲んでしまい、その辺りは今後の課題となるところだ。


土日は、これ以上ないほどダラダラと過ごした。
海外ドラマ「ダメージ」のシーズン1を全て見終わり、それから「息もできない」という韓国映画を見た。


「ダメージ」は、途中から先が読めてしまい、シーズン2にどうやって繋げるのかというところを中心に技術的な視点で見ていた。
もうそんなに感心もしなくなってきた。


「息もできない」は久しぶりに、僕にとっていい映画だった。


My Kiasu Life in JAPAN-breathless

主人公は、がさつで口汚く、人を平気で殴るチンピラ。
借金の取り立てをしている。
人にどう優しさを向けたらいいのか、まともな生活の送り方も知らない。


My Kiasu Life in JAPAN-breathless1

彼を恐れない不良少女と出会ったことで、彼のなかで何かが変わる。
不良少女も絶望的な環境で生活をしていて、彼女自身も救いを求めている。
口汚く殴ってくる男、そして殴り返す少女。
そのなかに伝わる深い理解と、互いに対する言葉にできない思いやり。


My Kiasu Life in JAPAN-breathless2

優れた韓国映画を見るたびに、僕は昔は俺たちも持っていたムダな熱さを感じる。
賢くなった日本では、この映画に出てくるような主人公が生きていく隙間がない。


でも、こういう生きることに不器用な人が社会の中で足掻いている姿に、僕はすごく胸を打たれる。それが本当の怒りや悲しみだからだ。
日本人は、もうリアルに怒ったり悲しんだりしない。どんなに自分が悲しくても「てへぺろ」なんかですましてしまう。もう自分の感情すら表に出すことが恥ずかしいという世の中になってしまった。


この映画を人にすすめて、いい映画だといってもらえる自信はない。でも間違いなく優れているし、もう今更戻れないけれど、昔の日本はこうだったんだよなあ、とどこか韓国がうらやましい気分になる。