週末に、シナリオをとりあえず、書き終えた。
原稿用紙60枚という制限を超えてしまったので、これから削る作業に入らないといけない。


今回はSF仕立てだったので、できることであれば、ジュラシックパークの映画のなかにある「どうやって恐竜を再生させたのか」というショートフィルムのように、「次元とは何か」というショートフィルムを作りたかった。


それから、実験に巻き込まれてしまった一般人のみならず、その実験をどうしてもしたかった科学者の側の事情というのも描きたかった。


SFだと説明に時間がかかるというか、枚数がかかってしまい、結局そこまでは手を伸ばせなかった。そして、できあがった原稿を読むと「もう少し、何とかならないものか」とため息が出る。今考えると、書き進めている間の方が幸せだった。


来週の週末には、完成しなければならない。それまでに、何とかまとめたい。誰か、シナリオに助言してもらえないか、と思う。あんまりシナリオを直してくれるような人はいないんだよなあ。


次元についての知識を復習するために、久しぶりにカールセーガン博士の「COSMOS」の下巻(朝日新聞社)を拾い読みした。


読んでいるうちに、僕が初めてこの「COSMOS」を読んだときに、この人を人生の目標にしよう、と思った人がいたことを思い出した。


それはミルトン・フマーソンという人物で(ミルトン・ヒューメイソンが正しいらしいが。)、僕は彼の生き方がとても気に入っていた。


「天体望遠鏡の大きな部品が、ラバたちの力で山の頂上に運び上げられた。ミルトン・フマーソンという若いラバ使いが、機械部品や光学的な装置や、科学者、技術者、高官たちを山の上に運び上げた。
フマーソンは馬に乗って、ラバの列を誘導した。馬の鞍のうしろには、彼が飼っていた白いテリヤが腰を下ろし、前足を彼の背中にかけていた。彼は、かみタバコをかみながら仕事をする人足で、優れた賭事師であり、賭け玉突きの名人でもあり、色事師でもあった。
彼は、中学もろくに出てはいなかったが、頭がよく好奇心も強かった。それで、自分が骨を折って山の上に運び上げるものについては、当然のことながら、根掘り葉掘り質問した。
フマーソンは、天文学の技術者の娘と仲良くなった。その技術者は、ラバ使いよりも偉くなろうという気もないこの若い男と自分の娘が恋仲になったことを、快くは思わなかった。そこで、フマーソンは天文台で働くことに決めた。彼は、電気技術者の助手や門衛、彼が建設を手伝った天体望遠鏡の部屋の床にぞうきんをかける仕事などをした。
ところが、ある夕方、夜勤の観測助手が病気になって、フマーソンに「交代して欲しい」と頼んだ。すると彼は素晴らしい腕前をみせ、注意深く機械を取り扱った。それで彼は、常勤の天体望遠鏡操作員兼観測助手に取り立てられたという。」


そして、その後、フマーソンはハッブルとともに、赤方偏移を観測し、そして宇宙の恒星が遠ざかっていることを発見する。つまり宇宙が拡大していることを発見した。それは、さかのぼればビッグバンがあったことを発見したことになる。


この本を読んだのは冬の高速バスの中で、隣に父がいた。「フマーソンのような人になろう」とそのときに、思っていた。
僕は、本来であれば僕がやらなくていいようなつまらない仕事をかなりやる方だが、そう言えばそのたびに、この人のことを思い出していたなあ、と思った。


月曜日に叔母から電話がかかってきた。
横浜で建築士をしている叔父が、急死してしまったのだという。
あまりのことに気が動転してしまった。


母が死んだとき、その叔父は仕事帰りだというのに、横浜から車を走らせて、朝の4時頃に駆け付けてくれた。
それから葬儀が終わるまで、叔父がずっと支えてくれていたので、僕はなんとか葬儀を終えることができた。


大学時代は、叔父と飲むたびに、帰りに数万円ずつお小遣いだと渡してくれた。
叔父には本当に感謝の思いしかない。


火曜日の夜に納棺をし、水曜日の夜に通夜、木曜日に告別式だった。
水曜日の夜は、叔父が設計をしたという横浜のホテルニューオータニに泊まらせてもらった。
まるで外国のホテルのようで、夜景もきれいだった。


My Kiasu Life in JAPAN-ニューオータニの夜景

今年になって、母、姪、叔父と3人も亡くなってしまった。なんて年なんだ、と思う。
つらくて仕方がない。


「アンノウン」という映画を見た。

My Kiasu Life in JAPAN-unknown

交通事故に遭ったあと意識を取り戻すと、自分の妻は彼を知らない人だという。
妻の夫は自分と同じ名を名乗り、彼と同じ職業で、同じ経験を積んでいる。


My Kiasu Life in JAPAN-unknown1

男は混乱し、混乱している彼を多くの暗殺者が狙う。
なかなか面白かったが、そんなに心に残る映画でもなかった。


「亀は意外と速く泳ぐ」という映画も見た。


My Kiasu Life in JAPAN-亀は意外と早く泳ぐ

主人公の上野樹里がかわいかったから最後まで見たものの、くだらなさ、突っ込みどころが満載。
笑える映画が見たかったけれど、笑えなくて、ただぐったりと疲れた。


My Kiasu Life in JAPAN-亀は意外と早く泳ぐ1