先月、宮城県に災害派遣で行く途中、福島県の白石サービスエリアで温麺(うーめん)を食べた。
温かい温麺のつゆのなかに鶏の唐揚げが入っていた。
最初は違和感を感じたが、実際に食べてみるとさっぱりとした温麺に、唐揚げの強い味がアクセントになっていてとてもおいしかった。


僕はそれ以前から、麺が短く、ゆで時間が短いのにコシがある温麺が好きで、ネットで注文をして、よく作って食べていたのだが、本当はどうやって食べているのか全く知らなかった。
自分で勝手に、そうめんのように冷たいつゆにつけながら、あるいはかけそばのように温かいつゆを麺にかけて食べていた。


週末に実家に帰ったとき、かけそばのように温麺を作った後、白石サービスエリアで食べたように唐揚げを入れてみた。
刻んだネギなども入れてみる。
とてもおいしく、確かにこの食べ方はうまいなあ、と思った。


週末の実家では、お墓の木を抜くという作業をした。
お墓の周りにドウダンツツジが2本、タマツゲ、サツキ、キリシマツツジがそれぞれ1本ずつ植わっているのだが、あまりに大きくなりすぎたので、抜いて実家の庭に植え直すことにしたのだ。


母が学校の先生をしていた頃の教え子の方が手伝ってくれることになっていた。
何を持って行ったらいいのかわからなかったので、手のひら側がゴムになっている軍手とほうきだけ持ってお墓に行った。


スコップ2本、ハサミ、その他僕は名前すら知らない道具をいろいろとそろえて待っていてくれた。
そしてすごく親切にいろいろと教えてくれたのだが、作業は重労働だった。
根の周りを直径50センチほどにスコップで土を掘り、深さ30センチほどのところから水平にスコップを入れて、根を切っていく。
あまりに太い根はハサミで切る。


汗が噴き出してくる。
母の教え子の方が、僕の数倍は働いているのだが、とても追いつけない。
力を合わせて、木々を掘り起こし、そして軽トラックに積み込む。
重い木を抜くのも、それをトラックに積み込むのも、実際にはかなり疲れる作業だ。


実家に着くと、まず植える位置を決めて、その後その地面を掘る。
「手を抜いているんじゃないか?」と思うほど浅く掘った方が根付きがよくなるそうだ。
土を木々の根元に盛り、その上から大量の水をかけていく。
土が水とともに流れて、重力に従って落ち着くべきところに落ち着く。
水と土を棒でかき混ぜながら、それからさらに土を入れて固定する。
土曜日の1時30分頃から作業を始めたのだが、すべての作業が終わったのは6時近かった。


仕事を終えた後、シャワーを浴びて休んでいたら、作業を手伝ってくれた方がビールやつまみを持ってきてくれたので、2人で飲んだ。
何から何までお世話になりっぱなしで、申し訳ないなあ、と思った。


ところで、5月3日から5日までの3連休は、友達と2泊3日の旅行に行った。
知多半島の先の篠島に1泊。そして翌日は豊田市の山奥にある旅館に1泊。
僕が決めて予約をしたのはそれだけで、あとは何も決めず、何も知らずにカーナビだけを頼りに旅行に行った。


いつの間にか愛知県は高速道路網が整備されたらしく、カーナビも知らないような高速道路を走った。
それで、どこをどう走ったのかよくわからないまま、知多半島の先端の師崎港まで行き、そこに車を駐めて高速船で篠島まで行った。


泊まったのは大角というホテルで、マドンナの料理人の実家なのだという。


My Kiasu Life in JAPAN-大角の窓から
※うーん。相変わらず実に素晴らしいカメラの腕前。

大角の窓から見た景色なのだが、何が撮りたかったのかさっぱりわからない。

また、見事な逆光です。


廊下にマドンナから受け取った誕生日カードなどが飾ってあった。
僕もそれだけでこのホテルに決めたことを、ホテルに着いてから思い出した。


ホテルの周りにはコンビニもなく、ただ海があるだけで、特に観光地もない。
あるのかもしれないが、車もないし、行くこともできない。


ホテルの露天風呂に入って、あとは開けた窓から聞こえてくる潮騒の音を聞きながら寝ていた。
実に怠惰な時間を過ごしたが、僕はこういう時間の過ごし方が大好きだ。
夕食は豪華だったし、新鮮だった。
そして翌朝の朝食はうますぎて、ご飯を3回ほどおかわりした。


4日の朝、8時30分にホテルを出て、高速船で師崎港まで戻り、車に乗り込んだ。
それから、あまりよく位置関係もわからなかったが、小学生のときに旅行をした豊川稲荷に行くことにした。
豊川稲荷は、ちょうどお祭りをしているらしく賑やかだった。


My Kiasu Life in JAPAN-いなりん
※僕に向かってポーズをとる「いなりん」。

僕がカメラをケースから取り出す間、ずっとこのポーズで待機。

かわいさもだけど、性格の良さが光っていた。


My Kiasu Life in JAPAN-豊川稲荷狐塚
※狐塚。たくさん狐がいる。不思議な光景だった。


それでも、そうは言っても、ほどほどの混みようで、人混みが嫌いな僕にはちょうどいいくらいだった。


それから3時頃には豊田市の「とうふや」という旅館に着いた。


My Kiasu Life in JAPAN-とうふやの窓から
※とうふやの窓から見た景色。

それ以外のコメントはできないけど、しょうがない。


そしてまた窓を開けてダラダラと寝て過ごし、昨日の夕食よりもさらに豪華な夕食をとって、すぐに寝た。
自分自慢もほどほどにしたいが、時間を怠惰に過ごすことに関しては、日本人のなかでは比較的優れた才能を持っているような気がする。
寝ていると、さらさらと水の流れる音が聞こえる。ホテルの隣を流れる川の流れかと思ったが、よく考えてみたら、隣の部屋のトイレの音だった。


朝食はまた豪華で、朝からこんなに皿を洗わなくてはならない人は気の毒だと思うほど、盛りだくさんの朝食だった。


そして飯田市の天竜峡に行って、天竜峡に行くたびに必ず行くツツジ橋を往復して、また長野に帰ってきた。


My Kiasu Life in JAPAN-ツツジ橋から
※ツツジ橋からの風景。

ツツジ橋は揺れるから怖いんだけど、毎回行ってしまう。


ただただ怠惰な旅行だったし、計画もまったく立てずに行った旅行だったが、僕はこの程度で十分で、個人的にはとっても楽しく、満足した。