今週末は金曜日から実家に帰った。
金曜日は朝から、銀行などにある母の口座を相続で引き継ぐために、いくつかの金融機関を回った。


だいたい、こんな書類が必要になる。
1 母と僕の続柄がわかる戸籍謄本
2 母が生まれてから今の戸籍に編入するまでの戸籍謄本
3 僕の印鑑証明書


それから、僕の場合は法定相続人が僕と姉の2人だった。
姉に放棄をしてもらったので、姉はそもそも相続人ではなかったことになる。それを証明する相続放棄の受理証明書というのを家庭裁判所に出してもらっていた。


そのほか、金融機関によっては、僕の住民票や母の除籍した住民票が必要だった。
印鑑証明書を出すくらいだから、僕の実印や、僕自身を証明する運転免許証も用意しておく必要がある。
これらの書類を、僕は全部用意していた。
それでも手続き的にスムーズにいったものもあれば、停滞したものもあった。


郵便局で「ほかにも口座を持っていたか調査しますか?」と聞かれたので、「お願いします」と言ったら、その調査に2週間ほどかかると言われた。
「2週間ですか?」
「全国に調査を出しますので。」
「そうですか。お願いします。」
ほかに答えようがない。
そんなわけで、郵便局では手続き自体が2週間後でないと進められなくなってしまった。


母が生まれてから今の戸籍に編入するまでの戸籍謄本というのは、どこの金融機関でも必要だと言われた。
何でなのかなあ?と考えていて、理由が思いついた。
もし、母が前にも結婚していて、その相手との間に子供がいたら、その子供も第1順位の相続人ということになる。
そういうわけでたぶん前婚をチェックしていたのだと思う。


それにしても、日本の戸籍制度というのはすごいなあ、と改めて思う。
かつて大学の頃、国際私法を勉強していたとき、日本人が外国人と結婚や離婚をするときは、必ずその方式については、日本法によらなければならないことになっていて、非常に不公平だと思ったことがある。


「方式が日本法によらなければならない」という規定は世界的にも珍しい規定なのだが、そのメインの理由は「日本には世界に類のない、戸籍制度があるから」だった。(確かもう1つ理由があって「それが大した方式でなく届け出を出すだけの簡単なことだからいいだろ」というものだったような気がする。)
そのときは、国際私法の公平性をゆがめる制度でけしからん!なんて思っていたけれど、戸籍制度の優秀さを目の当たりにした今では「まあ、日本は特別ってことでいいや」と思う。


戸籍制度が優秀なおかげで、戸籍謄本さえあれば、ある程度の家系図は簡単にできる。
それを専門にしている行政書士がいるほどだ。
自分のルーツがわかるという点でも、使いこなせれば便利な社会的制度だと思う。


実家が留守がちになるので、土曜日にはセコムと契約をした。
契約を終えた後、担当者と雑談をしていた。


ペットの話をしていたら、その担当者が「私の家には、今、馬が3頭いるんですよ」と言う。
「馬?3頭も?」
「基本的には放し飼いにしています。小学生がときどき乗って遊んでいます。小さい頃から、家に馬がいないことがなかったですね。」
「小さい頃には、ウサギも30羽くらい飼っていまして、チャボも30羽くらい飼ってました。モルモットも飼ってまして、それが地面にトンネルを掘るんです。そのトンネルにはまってウサギが何匹も死にました。」
「シベリアンハスキーも飼ってまして、甘やかして育てたせいか、言うことを聞かなくて。あるとき、チャボに噛みついて、そのまま羽の一本も残さず、全部食べてしまいました。かわいそうだったけれど、何もしてあげられませんでした。」


話がとてもおもしろくて、いろいろと話を聞いた。
「祖母の葬式のときに、馬に残った酒やビールをあげたんですよ。水でも飲むようにごくごく飲んでいたのですが、そのうちに立てなくなってしまいました。祖父の葬式のときにも同じように酒やビールをあげたんですが、もう2度と口にしませんでしたね。」
田舎だからできることだとは言っていたけれど、馬を飼えるなんてすごいことだ。


「長くつ下のピッピ」リアル版の話を聞いているみたいでおもしろかった。


**おまけ**


昔、「長くつ下のピッピ」というドラマがあって、姉と僕は好きだった。
姉は、番組を見ながら歌詞を書き写して、歌えるようにしていた。
僕も歌った。今でも当たり前のように歌える。こんな歌詞だ(当然、不正確だけど)。


チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サンサ
チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サン ヘイ!


長くつ下のピッピって知ってるかい?
すてきなかわいい私のことよ。


チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サンサ
チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サン!


きっと遊びにおいで、みんなで騒ごう。
私のうちはつぎはぎ荘。
お猿もいるしお馬もいるよ。
みんなで愉快に過ごそうよ。


チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サンサ
チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サン!
チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サンサ
チョラホプ チョー ララララ チョラホプ サン ヘイ!