1週間のうちに、2回も飲み会があった。
1回目は、前の職場の同僚との飲み会で、2回目は今の職場での飲み会だった。
金曜日は朝からノドが痛かったが、金曜日の夜に飲み会に行ったせいなのか、土曜日は本格的に風邪を引いた。
姉の家にいる母を見舞うために実家に帰ったものの、風邪を引いている状態では会わない方がいいと言われ実家で寝ていた。眠りは浅く、何度も起きた。起きるたびに本を読んでいた。
本来であれば勉強をしなければならないところだが、それはなかなかしようとはしない。
ラリー・バークダルの「ナゲキバト」(あすなろ出版)という少年小説を読んだ。
派手さはないが、静かで印象深い小説だ。
銃を撃ちたくて仕方がなかった9歳の頃、寝ている祖父に黙って散弾銃でナゲキバトを撃つ。飛び起きた祖父と見に行くと、長い首ががくんと折れ、見るも無残な姿が。少年はナゲキバトを両手に抱え、泣く。
近くには巣があり、そのなかに2羽の雛がいた。お母さん鳥がいなくなれば、生き残れるのは1羽だけだろう、と祖父が言う。
「どちらにするか決めなさい。」
少年は1羽の雛を取り上げて、祖父に教えてもらって痛みがないように雛を殺す。
少年の感情や思いがとてもまっとうで、大人が読んでも考えどころがある作品だ。
涙を流すほどの感動はない。でも、俺も小さな頃はこうだったなという思いがよみがえる。
竹村尚子の「すぐ動く人は知っている」(サンマーク出版)も読んだ。
この本は、「動くことが大切」という話がメインではない。「動くことが大切」という話は、きっかけになっているだけで、「他人を幸せにする、社会を幸せにする」にはどうしたらいいのかを考えましょうというのが、メインテーマだ。「すぐ動くこと」は、そのための手段であり、彼女の場合は、こうしたらうまくいったという実例が挙げられている。
彼女によれば、「自分ひとりだけが勝とうとするビジネスモデルは支持されない」し、「社会のみんなが喜ぶ商品を提供することが重要」だという。また、そういうモデルは神様にも支持されますよ、という。
神様の部分を除けば、言われてみれば当たり前のことで説得力がある。その辺りを無視して突っ走った企業がたくさんあり、結果として大成しなかった。
この本の中に、「運」とは「小さいおじさん」のようなものだという説明があり、この部分はかなり面白いので、立ち読みでも読むことをお勧めする。
人は「運」をそれなりに持っているが、人を傷つけたりルール違反をするとその運が落ちてしまう。小さいおじさんが、ぼろぼろと落ちてしまう。
「運」は「ありがとう」という言葉が好きで、落ちた運は、ありがとうといっている人を見ると、その人に今度は付く、のだという。
ということは、人を傷つけないように気をつけ、いつも感謝の心を持てば運が巡ってくる。
これもまあ、言われてみれば当たり前のことだが、説明の仕方が斬新で面白かった。
日曜日は、体調が少しよくなり、母と1分間ほどの対面をして、また長野に帰ってきた。
シャルロット・ゲンズブールの映画「なまいきシャルロット」をDVDで見た。
今となっては大昔の映画だが、いつもふてくされて文句ばかりを言っているシャルロットがかわいい。


