金曜日に前の職場に行って、足りない文房具を分けてもらった。
「ナンバリングマシンはないの?」
「ないけど、どうして必要?コピー機の印字機能を使えばいいじゃん。」
「なるほど。君って賢いね。」
話しをしているうちに、飲みに行くことになり、焼き肉を食べに行った。


いろんな愚痴をこぼしたかったけれど、明らかに今の俺よりは仕事をしている人たちを目の前にして、こぼせる愚痴は少なかった。
結局、3時まで飲んでいた。


翌朝は9時に起きて、12時頃に職場に行って仕事をした。
決算調書と監査調書を作ったのだが、簡単で、自分が担当する部分は2時間もしないうちにできあがった。
あまりにもあっけなく、これでいいのか、と自問した。
これでいいのだ、と思ってついでに他の人の分も少しやっておいた。


前日に、前の職場に行ったとき、決算を担当している人は、青い顔で数字と格闘していた。
彼の前任者はとても優秀だったが、書類のまとめ方が一般的ではないので、たいていの人は理解ができない。
「彼、吐き気がするって言ってました。」
焼き肉を食べながら、以前の同僚が話していた。
その気持ちはわかる。
どこかに道があるはず、そう思って数字をずっと見つめていると、吐き気がこみ上げてくるものだ。
道が見つかりませんでしたって言えないつらさもある。


簡単に出来上がった調書を指定されたサーバーに保存する。
もうできあがったのか…。
監査調書と決算調書を作るんだから夜遅くまでかかると思っていたのになあ。
環境が違うところに来たんだなあ、と思うのはこんなときだ。


土曜日の夜は、スナックの女の子が店をやめる日だったので、また飲みに行った。
「花とかないの?」
「買ってこようかとは思ったんだけど…。」
「プレゼントは?」
「それもないんだ。」
女の子は不満そうだった。
「俺は経済力が乏しいんだ。」
抵抗したけれど、安めのシャンパンを抜かれてしまった。
まあいいか。最後だし…。
「もうこのお店来ないでね。他の女の子と飲んでいたら怒るから。」
「うん。もう来ないよ。」
もうたぶん一生会わない女の子と、あまり意味のない約束をする。
2時間ほど飲んで、ラーメンを食べて帰ってきた。


日曜日は、家で社内報を作っていた。
前任者から引き継いだワードのレイアウトが崩壊してしまい、何度直しても壊れてしまう。
諦めてPCデポに行って「パーソナル編集長Ver.8」というソフトを買ってきた。


My Kiasu Life in JAPAN-編集長ver8

使い勝手がよく、狙いどおりの位置に狙いどおりのレイアウトを配置することができる。
レイアウトもだいたい出来上がった。
あとは、頼んでいた記事のできあがりを待つだけだ。


伊坂幸太郎の「チルドレン」(講談社文庫)を読み終わった。


My Kiasu Life in JAPAN-チルドレン

緊張感は薄いものの、意表を突くトリックがそこかしこにあり、楽しめる。
陣内という困りものの主人公?は、ギターがうまく、口が達者で、分け隔てがなく、自由で喧嘩っ早い。
困りものだが、反感を感じないのは、彼が男のひとつの理想像であるからなのかもしれない。


DVDで「ジェイミーのグレート・イタリアン・エスケープ」の1本目を見た。


My Kiasu Life in JAPAN-グレートイタリアン・エスケープ1

イギリスでパパラッチに追い回される日々から逃れるために、ジェイミーはイタリアに渡る。
そこで料理の神髄を学ぶ。


レシピという概念はイタリアの修道院でできたものらしい。
ジェイミーはそのレシピの誕生した修道院に行くが、そこでは缶詰料理が出され、あるはずのハーブも見あたらない。
その修道院で、ジェイミーは料理を学ぶはずだったのに、逆に、修道僧に料理を教える。


僕は、彼の臨機応変だけど最終的に意見を通してしまうものの考え方が好きで、やらなくてはならないことがあるのに2日酔いになってしまう彼の弱さも好きだ。
そして、自分の料理が受け入れられなかったときや最悪な状況で笑う彼が好きだ。
最悪な状況では怒ったり泣いたりするより、笑った方がいいと俺も前からずっと思っていた。
笑う門には福来たるんだと、本当に僕はそう思う。