8月11日の月曜日にLASIKの1週間後検診に行った。
特に問題もなく、ドライアイに使うようなヒアルロン酸ナトリウムの入った目薬を3本処方してもらった。
誰にも処方するようなものなのだと思う。


手術後1週間は一応、飲酒禁止ということになっていたが、僕は世界一真面目なので、さまざまな誘惑に負けることなく、ちゃんとそのとおりにした。
鋼鉄製の意志の力で、タバコすら1本も口にしなかった。
自分を表彰台に立たせて、メダルでもかけてやりたい気分だ。


火曜日に友達に頼まれてスナックに飲みに行った。
僕のなかでは手術がうまくいって、1週間お酒を我慢したという祝杯の意味もあった。
とても歌のうまい若者が2人で飲みに来ていて、それを聴きながら飲むのは楽しかった。


水曜日も友達と飲みに行った。
以前から飲みに行く約束していた。
英語の勉強の方法を教えて欲しいと言われたけれど、うまく助言ができたのかはよくわからない。
友達の上司にあたる人が、たまたま飲みに来ていて、お酒、岩ガキ、サンマの刺身などをごちそうしてくれた。
そしてそれからまたスナックに飲みに行った。
ママに頼まれてビールサーバの移動などを手伝った。
安くしてくれたけれど、少し飲み過ぎて木曜日は仕事のとき、少しつらかった。
昔のように吐くほどは飲まないので、つらいといっても、でも大したことはない。


木曜日は定時に仕事を終えて、家に帰って「俺たちフィギュアスケーター」というコメディ映画をDVDで観た。

俺たちフィギュアスケーター
http://oretachi.gyao.jp/ (この映像だけでも笑える)


こんな感じのストーリーから始まる。


オリンピックのフィギュアスケート男子シングルスで同点優勝した2人の男が、表彰式で暴れたために、シングルスから永久追放の処分を受ける。
互いに別の人生を歩み出すが、どちらもうまくいかず、再びフィギュアスケートの世界に戻る。
世界初の「男と男のペア」としてだ。


話には聞いていたが、超くだらない。
1人の男は最初のシングルス優勝時もクジャクの衣装を着て滑り(この衣装もくだらない)、手から鳩を出すし、もう1人の男は、そもそもアメフトのラインメイン(目の前の敵と至近距離からぶつかる位置を守る)の体型でとてもフィギュアスケートの競技なんか無理だ。ビッグマックを抱え込んで観客席を守るのが関の山で、ラインメインも無理かもしれない。


最後に見終わって、「ああくだらねえ」と間違いなく言える、でもまあまあ面白い映画で、まあまあお奨めの映画だ。


金曜日は夏休みを取り、朝から「ダウン・バイ・ロー」という映画をDVDで観た。


ダウンバイロー1

ダウンバイロー2

間違いなく、昔観たはずの映画なのだが、覚えているのはモノクロの映画で、アルコール好きなミュージシャンということで有名なトム・ウェイツが出ているというくらい(シオン(アルコール好きのミュージシャン)のクロージング・タイムって曲の中で、「酔いどれトムのブルースを聴きたい」っていうフレーズがあって、このトムは、トム・ウェイツのことだって、僕はずっとそう思っている。)。


トムウェイツ

他はもうすべて忘れてしまっていた。
だから新鮮な気持ちで観ることができた。


ストーリーはこんな感じで始まる。
元DJの男とポン引きの男。2人とも女と暮らしている。
どちらの女も理解不能で、おしゃべりで、残酷なまでに正しいことをいい、男のプライドを傷つける。
2人の男はどちらも罠にかけられ、無実の罪で留置場に入れられ、同じ監房で出会う。
ここで2人の個性が強烈にぶつかり合う。
大げんかをした後、その監房に、3人目の同房者として陽気なイタリア人が入ってくる。
彼は、英語はほとんど話せないが、社交的で、新しい空気を生み、方向性を示す。


とてもいい映画だが、男のための映画だ。
男は人の言うことに耳を貸さず、自分の生き方を(どれだけ悲しくても)貫くべきだとか、男の真の友情はいつまでも一緒にいることではなくて、互いの生き方を尊重し合うことだ、という女には意味のないことが学べる。
男は観るべき映画で、絶対観ろ、と言いたい映画だ。
こういう生き方をしなければ、男として生まれた価値がない。
賢い女が観たら、この映画の3人の男の生き方は、全員間違ってるというかもしれない。
でもそういう映画だ。俺は大好きだ。


金曜日は午後から実家に帰った。
車の運転も視力がよくなったせいで随分と楽になり、特にトンネルのなかははっきりと物が見えるので、追い越すときの恐怖感がだいぶ薄らいだ。


実家に帰ってからは、寝てばかりいた。
エアコンのない僕の部屋は暑いので、扇風機を2台同時に動かして寝ている。
先日、扇風機をつけたまま寝ると死ぬという話を聞いたが、もし本当にそうなら僕は何度も死んでいる。
夕方までは暑いものの、深夜から朝にかけてはもう秋になったかのような涼しい風が部屋に入ってくる。


たまにテレビをつけるとオリンピックのことばかり。
アナウンサーや解説者が興奮している。
未だに「前畑がんばれ」という絶叫型のアナウンスが、いいアナウンスだと思っているのだろうか。
もう大人なんだから、少しは落ち着けよって言いたくなる。
オリンピックなんか関係がないと思っている人だって世の中にはたくさんいる。


オリンピックの試合を見ていると、中国の応援に圧倒される。
相手のミスを露骨に喜ぶので、マナー違反だという声も聞く。          
でも、日本で行われるバレーボールの国際大会のように、拡声器まで使って一方的に日本を応援しているのにくらべたら、ずっとフェアだと思った。


「のだめカンタービレ」の20巻を読んだ。


のだめ20

大したドラマがあるわけではないが、のだめが努力を続けることで、完全に独り立ちができるほどに成長している。
「もやしもん」が最近、僕にとって面白くないのは、主人公がせっかく特別な能力をもっているのに何も努力せず、磨けば輝く能力をほとんどムダにしていることだ。
それに対してのだめは、努力する天才というものを描き出していて、それが素晴らしい。
この「努力できる」という能力が、のだめを天才にしていると言ってもいいのかもしれない。


人が努力している姿を漫画で読むのは簡単だが、なかなか自分で実現をするのは難しい。
9月28日から試験がいくつか続くが、それに対する勉強もなかなか進まない。


いつか手を出すだろうと思っていたレイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」にとうとう手を出してしまった。


ロンググッドバイ
読めば読むほど面白い。これでは途中でやめられない。


問題はこの小説が長すぎることで、勉強をしなければならない僕には時間がないことだ。
今まで222ページほど読んだが、それでもまだ半分にも達していない。
いろんな意味で悔しい。


名探偵フィリップ・マーロウについては「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる値打ちがない」という名セリフだけは知っていたものの、読むのは初めてだ。
彼が好きなのは、酒と女とチェス(ほかにも好むことはいくつかあるらしい)だという。
チェス以外は僕もそんなには嫌いではない。つい感情移入してしまう。


試験勉強にもそろそろ本気で取り組まなくちゃいけないのに、困ったな、なんて思いながら、実家から長野に帰ってきた。


**おまけ**


シオン春夏秋冬


クロージング・タイム by Sion


ガードレールに沿って 2年前
働いた店に来たけど
すすけた木の扉にゃ鍵がかかってる
久しぶりだろ バドワイザーおくれ
久しぶりだろ あんまりだぜ
Mmークロージング・タイム
酔いどれトムのブルースを聴きたい
Mmークロージング・タイム
午前3時のピアノの音色を
クロージング・タイム


どんなに思い続けていても
お前の胸にゃ触れない
街角のデジタル時計は祝福の時描かない
少し疲れた 眠らせておくれ
少し疲れた 一人きりさ
Mmークロージング・タイム
酔いどれトムのブルースを聴きたい
Mmークロージング・タイム
トロピカーナ・モーテルのベッドで眠りたい
Mmークロージング・タイム
酔いどれトムのブルースを聴きたい
Mmークロージング・タイム
トロピカーナ・モーテルのベッドで眠りたい
クロージング・タイム クロージング・タイム
La La Laークロージング・タイム