先週も水曜日以外はずっと残業だった。
水曜日にはどうしても断れない飲み会があって、2次会で10時頃まで飲んだ後、飲み足りなくなって、その後スナックに行って1人で2時頃まで飲んでいた。
この1度飲み始めると、帰られなくなるあたりに、僕にはいろんな問題があると思う。
来週の火曜日も飲み会なので、気をつけたい。
最近、酔うと漫画家の西原理恵子の夫のことを思い出す。
彼女も彼がいなければ、あれほど大きな飛躍はできなかったはずだと思う。
先日、彼が42歳で亡くなったと知って、とても寂しい気がした。
木曜日は2日酔いで、午前中はそれでも平気だったが、昼食後、2日酔いが急に重くなって苦しかった。
それも夕方には回復し、その日も10時頃まで残業してから帰った。
長野にも花粉が飛び始め、隣の席の男は一日中、くしゃみが止まらない。
「そのうちに、あなたも来ますよ。それとも体質改善しました?」
どういうわけか、今年はまだ、多少の鼻水と、多少のくしゃみと、多少の目のかゆみ程度で、花粉症もひどくない(例年は多少のという形容詞の部分が「とてつもなくひどい」という状態になっている。)。
先日テレビで「あまりに日本が衛生的になりすぎたので、本来害を及ぼさない花粉ごときに免疫機能が働くようになったのだ」という趣旨のことを誰かが言っていて、その通りだと思ったので、今は精神力で症状を押さえ込んでいる。
それもどこまで続くのか、そろそろ限界かもしれない。
土曜日は久しぶりに暇だったので、朝から「SAW」というミステリー映画をDVDで観た。
多くのレビューで「誰が殺人鬼であるジグソウなのか、最後までわからなかった」とあったので、俺は絶対に途中でわかろうと努力をしたのだったが、やはり最後までわからなかった。
途中に確かにいくつもヒントがあったけれど、本当に意外な人物がジグソウだった。
ストーリー自体もまあまあだったが、僕としては(犯人が誰かはわからなかったものの)もう少し頭を使って観る映画の方が好きだ。
昼からは「日の名残り」というロマンス映画をDVDで観た。
ロマンスと言ってもキスもない映画で「好きだ」とか「愛している」というセリフすらない。
セリフや態度の裏側に、実は深い愛がある、という映画なので、「しゃべらなければ、何もわからない」というドイツ人的な感覚だと、さっぱりわからない映画なのかもしれない。
かつて、イギリスでホームステイをしていた頃、華やかさのない淡々とした国だ、と思っていたのだが、この映画でも実にその英国らしさが出ていて、見る人によっては、これほどつまらない映画もないのかもしれない。
僕自身はかなり楽しめた。
クリストファー・リーヴがまだ元気で、ヒュー・グラントもまだまだずっと若い。
原作からも仕事に一生をかけてしまった男の後悔を行間から読み取ったのだが、この映画からもまた、彼の苦悩を読み取れた。
でも、本当に彼が後悔をしていたのかどうかは、なにしろ奥ゆかしくて、感情を隠したセリフしかないものだから、未だに僕にもわからない。
槇村さとるのマンガ「イマジン」(集英社文庫)を3巻まで読み、「リアル・クローズ」(集英社)も3巻まで読んだ。
「イマジン」は最後まで、主人公の母親に共感できず(どこがやり手なのか、どこが優れているのかさっぱりわからない)、自己主張の強い底の浅いバカにしか見えなかった。
俺が相手だったら、1日で別れている。
主人公が牛の反すうのようにくだらない出来事をうだうだ考えている姿にもイライラ感が募った。
女の子が見ると、そんな姿がかわいらしいんだろうし、男はそんな女の子を守ってあげようと思うのかもしれないけど、俺はごめんだな。
若いし素直だから時間をかけていろいろと考え方を教えてあげれば、立派な大人になれるのかもしれない、とは思った。
その前に、俺が優しさを学ぶ必要があるのかもしれないけれど。
「リアル・クローズ」も同じ類の話だったらつらいな、と思っていたけど、こっちはまあまあ面白かった。
ストーリーのベースは「プラダを着た悪魔」に似ているが、話がより日本の実情に合っている。でも、それでリアリティが増しているわけでも、話が面白くなっているわけでもないんだけれど。ページ数は稼げているから、漫画家的にはそれでいいのかもしれない。
日曜日には、マンガの原作のコンテストに出す内容を練っていた。
前回は全く相手にされなかったので、今回は少し内容を工夫した。
人の描くマンガにケチをつけるのは簡単だが、なかなか同じ土俵に立つところまではいかないものだ。
一応の完成はした。
後日、もう少しまともなことを考えられる脳で、見直してから提出したい。
**おまけ**
父親が息子と散歩をしていると、道端で犬がセックスをしていた。
「お父さん、あれ、何しているの?」
「あれはね、子犬を作っているんだよ。」
その日の夜、息子は起きてくると、ベッドで父親と母親がセックスしているのを見つけた。
「お父さん、何をしてるの?」
「今は赤ちゃんを作っているんだよ。」
子供はそれを聞いて、泣きながら父親に頼んだ。
「後ろからやってよ。僕、子犬が欲しい。」