6月になった。
6月から8月の間は職場でネクタイをしなくていいことになっているので、僕もネクタイをしていかないことにした。


別の課にいつも、偉そうにしている奴がいる。
6月になってもネクタイをしたままだ。


「今日はいつもに増して偉そうだな。」
「偉いから仕方がない。」
後輩のくせに口が減らない奴なのだ。
「また渋いネクタイして。センスがじじいなんだよ。もっと明るい色にしろよ。」
「うるさいな。ネクタイをしているのは働き者だから。」
「ネクタイがか?」
「違う、僕。僕が働き者。」


今はすごく太っているけれど、一度はダイエットして45キロ(痩せすぎ!)まで痩せたのだという。
「何も食べないダイエット」だったらしいけど、その後に絵に描いたようなリバウンドで、今は一番痩せていた頃の倍くらいありそうだ。
「どう。お腹の子、元気?また、大きくなったんじゃない?」腹をさすってやる。
「うん。2人入っているから。」
どこまでも口が減らない奴で、頭に来る。


仕事をしていたら、外線から電話が入った。
名古屋の弁護士の先生からで「今度、独立する」のだという。


5月3日の憲法記念日に、名古屋の弁護士は中日新聞に名刺広告を出すことが多いが、今年、彼の名前がそこに載っていなかったので、少し心配していた。
「とうとう弁護士会から除名されたのか…。でも、今まで我慢してよく頑張ってきたよ(司法界も)。」
新聞を見ながらそうつぶやいていたんだけど。


そうか。独立するのかあ。
とりあえず、おめでとうございます。


「それがさあ、来月から独立する(7月かと思ったんだけど、6月からって意味なのかなあ?)のに、おたふく風邪にかかっちゃってさあ。」
「おたふく風邪?」
「従業員も休ませているんだよ。」
「それは…。大変だなあ。ははは。」
つい笑ってしまう。おたふく風邪の弁護士ってのもなあ。


電話を切った後、でも「お多福」って名前は縁起がいいし、この際、新しい事務所の名前も「おたふく法律事務所」にしちゃえばいいのにって思った。


英検準1級の勉強が全然進まない。やる気がでない。
だって、難しいんだもん。
知らない単語が多すぎて、覚えきれない。
飲み会も遊びもイベントも断って、週末をわざわざこの勉強のためにあけたのに、と思う。


朝からDVDで「ワイルド・シングス3」を観る。

ワイルドシングス3

シリーズ3作目だが、僕にはやはり最初のケビン・ベーコンとマット・ディロンの組み合わせが最高によかった。
女優の好みだけからいうと、今回の女優(生き残る方)の方が僕は好きだけど。


DVDを観た後、掃除をするか勉強をするか、どちらかならいいことにしたら、掃除ばかりしている。


エアダスターを使ってほこりを飛ばしていたら、昔、カナダ人の友達になぜ、エアダスターを使うと缶が冷えるのか聞かれたことを思い出した。


そのときは、缶の中の圧力が減るから、温度が下がるんだ(ボイル・シャルルの法則)、って説明したんだけれど、もしかしたら、それに加えて気化熱(液体から気体に変わるとき、周囲の熱を奪う)ってのもあるのかなあ、って思った。
本当のところはどうなんだかわからない。


でもそんなことは本当にどうでもいいことなのだ。


ああもう、7時になってしまう。
これから勉強してくれなかったら、僕の試験は受ける前に結果が出てしまう。
なんとか頑張って勉強してくれますように。
俺…。