1年の半分が終わって、疲れた身体を少しだけ労わってやろうと、帰省を利用して雲仙温泉へ。もともと長崎居留地の外国人の避暑地として開発されたリゾートだけに、老舗ホテルは洗練されていて気持ちいい。
九州ホテルは、雲仙地獄に隣接した1917年開業の老舗ホテル。部屋も温泉ももちろんいいが、なんといってもレストラン・百年ダイニングの地元の食材をふんだんに使って和洋融合させた料理は絶品だった。そして、サービスも一級品なのであった。
雲仙に泊まるなら九州ホテル・・・・お勧めです。
しばし、本日のディナーにお付き合いください。
前菜は「季節の酒菜あらかると」
雲仙野菜・焼きナスのムース、馬刺しのたたきサラダ、さざえのガーリックバターオーブン焼き、パプリカのマリネ
最初からビールがすすむのである。
で、
島原で獲れたてのイセエビとあわびの刺身。イセエビは甘くて口の中でとろけていく快感、アワビはコリコリして磯の香りを口の中に運んでくれる快楽。
もともとの期待はこの2品が80%以上だっんだけど、もちろんこれだけじゃなかった。嬉しい方向に、大いに期待を裏切ってくれた。
ホテルオリジナルの「味菜盛」は新鮮な刺身に特性ゴマだれをかけて、サラダ感覚で楽しめた、かわった一品。
長崎がジャガイモの生産量全国2位だってことを知っている人はどのくらいいるのだろう? 特に雲仙市愛野町は名産地らしい。
ジャガイモの冷製スープはドライアイスの煙とともに提供され、冷たくてクリーミーで、さあ「メイン料理を召し上がれ」と暑さで参っている胃を元気づけてくれるやさしい味。
ここまで、それなりに食べているのに、なんだかいよいよ食欲が増してくるようなそんなおいしさだった。
メイン料理は魚料理と肉料理をそれぞれ3品の中からチョイス。二人なので、あわせて4品も楽しんだ。
島原特産のふぐを「がんば」というらしい。
「がんばの揚げ物 カレー風味のソース」。淡白な白身のふぐは揚げたら絶品、僕は刺身よりも揚げたふぐの方が好きで、これも美味しかった。付け合わせの夏野菜のナスやししとうの天ぷらもカレーソースとの相性はバッチリ。
「近海産真鯛の白ワイン蒸し ペルノーソース」。バジルの香りで、さっぱり夏らしい風味。
島原地鶏というのも、たぶん地元の人しか知らないだろう。島原は、湧水、名水の城下町。その水で育てられた鶏だろうか?
「島原名水地鶏のトマトソース煮 温泉卵添え」。温泉卵を溶かすと、なるほどまろやかな風味に。
牛のように、最近では各地に銘柄豚も増えてきた。
「雲仙紅葉豚の網焼き オクラのソース添え」。ゴマ、ポン酢、ワサビで味付けされたソースがさっぱりしていて、夏を感じる料理であった。
そして、ちょっとわがままなお願いをして、先程のイセエビで味噌汁を作っていただいた。
もう動けない・・・・というほどになった胃袋に、イセエビの出汁がいい感じの味噌汁が、なんとご飯と一緒にすんなりと入っていくのである。なんとも、やさしい日本の味噌汁なのであった。
デザートは「ピンクグループフルーツのゼリー 柚子シャーベット添え」。口の中を爽やかにしてくれる。そして、ホットコーヒーでお終い。
約2時間かけていただいたディナーは大満足。部屋に戻ったら、もう動けなくて、寝るしかなかった。
このホテル、お勧めだと思います。