昨年の入社式の祝辞です。

 

サイバーの藤田社長が、祝辞って半年もしないうちにほとんど忘れられると仰っていたことが印象的すぎて、今年こそは、残るものにしたいと思って書いていますが、去年の内容を自分でも忘れちゃうくらいだから、残るってことは多分無理なんですよね。

 

本気で残したかったら、リピートするしかないですが、3か月後に再度祝辞!って意味わからないですねw

 

さあ、今年のも、明日の入社式に向けて、そろそろ仕上げにかかります。

 

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カリスタ株式会社 2018年度入社式 祝辞

 

 

新入社員の皆様、ご入社おめでとうございます。

 

内定が決まってからの方が不安な気持ちが大きかったかもしれません。毎年お伝えしていることですが、活躍できるのか、一人暮らしは大丈夫か、慣れない土地で生活していけるのか。そういった不安や様々なハードルを乗り越えて、今日こうしてカリスタに入社してくれたこと、社員を代表して心から感謝と歓迎の意を表します。

 

 

今日は、有名な「1万時間の法則」をカリスタ流にアレンジしてお話したいと思います。「1万時間の法則」とは、一つのことに1万時間取り組むと、本物になるという法則です。

 

社会人人生はエンドレスマラソンと言われます。学園祭や運動会のように、ゴールが決まっていて、そこまで走り切れば終りというものではありません。中間ゴールを設定しながら、結局また走り続けるという終わりなき旅です。ですから、長い間仕事を楽しめるような工夫をして、仕事に取り組んでもらいたいと思っています。

 

1万時間、これは1日8時間、週5日間で計算すると約5年間になります。

この1万時間の法則に基づいて、まずは会社に5年間は勤めようという単純な話しではありません。

 

 

カリスタで究極的に大切にしているものの1つが仲間の存在です。皆さんのこれまでの人生の中においても、仲間がいたおかげで辛いことも乗り越えられた、持っている以上の力を発揮できた、そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

仲間の存在は宝です。反対に孤独というのはつらいものです。一人で何かをしても面白くありません。だからこそ、皆さんにとって、会社をただ働くための場所というよりも、"大切な仲間たちと一緒に"何かを成し遂げられるような場所にしてほしいと願っています。

 

 

先日の歴史研修でもお話ししましたが、カリスタは過去に何度も倒産の危機に直面してきました。過去最大の危機、社員の半分が辞めた時期は、本当にきつかった。しかし、仲間の顔を思い浮かべると自然と歯を食いしばることができました。仲間を大切にするとは、どういうことだろうかと、本気で考え続けました。

 

そして、出した答えは、「仲間全員に必ず結果を出させる」ということでした。それまでもカリスタの教育レベルは高いと言われていましたが、それ以上に教育内容と体制を見直しました。

 

その頃から数えて今年はちょうど5年目になります。カリスタ株式会社の鍼灸師教育は本物になりつつあると思います。ここにいる皆さん全員が必ず活躍できるようになることがその証です。

 

 

「1万時間の法則を、仲間のために」

 

人生100年時代、男性はもちろん、女性も長い期間、働く人が年々増えています。エンドレスマラソンを楽しむためにも、まずは1万時間、仲間たちとの協働を心から楽しんでもらえたらと思います。

 

あらためて入社、おめでとう。

 

 

2018年4月5日

カリスタ株式会社 代表取締役 前田真也