12月に読んだ本 | ゆきんこのブログ

ゆきんこのブログ

我が家の犬猫、保護犬、そしてゆきんこのブログです。

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1671ページ
ナイス数:40ナイス

5冊だけしか読めなかった。
2012年は75冊完読。
まぁ、まぁかな。

貧乏人が犬を飼ってていいのか?―犬好きというクセモノのために貧乏人が犬を飼ってていいのか?―犬好きというクセモノのために感想
今まで読んできた犬に関する本とは、ある意味対照的な内容。究極の「名犬」のみを扱う犬屋、青山ケンネルスの社長が著者。彼の言う名犬とは美をとことん追求された犬。そういう犬しか扱っていないし、売値も高いようだ。でも彼はそれに見合う犬しかいないし、その価値の分からない人には売らないらしい。お金儲けではなく、犬を愛しているのはよくわかるが、彼のカテゴリーから外れた犬はどうなんだろうと思ってしまう。みんな同じ命なのに。でも『名犬』を追求している人には彼らの世界があるから別物として考えればいいことである。確かに犬のこと
読了日:12月28日 著者:吉澤 英生
それでも人を愛する犬それでも人を愛する犬感想
アンニイさんの気持ち、行動が手に取るようにわかります。共感できます。私も同じような気持ちになり、彼女に近い行動を取っているから。 犬猫を助ける時に、人間が絡んでくるのが厄介です。彼女の場合はホームレスのおじさんたちでした。彼らが無責任に飼うのも困りますが、虐待は聞くだけで心が裂けそうになります。アンニイさん、本当によく頑張っていると思います。励まされました。一歩踏み出さなければならない時、不幸な犬猫を見た時、彼女のことを思い出すようにします。 本の内容は「それでも人を愛する犬」とも言えますが、「それでも犬
読了日:12月26日 著者:田辺 アンニイ
「少年A」14歳の肖像「少年A」14歳の肖像感想
1997.6に起こった神戸連続児童殺傷事件の犯人「少年A」が事件を起こした背景が書かれている。大好きだった祖母が亡くなってから少年Aが変わって しまったような事が書かれていたが、それでナメクジ、カエル、そして猫の殺傷、殺人を犯すだろうか。この本が書かれたのが1998年なので広汎性発達障害については全く言及されていないが、書かれた彼の行動はまさしくその障害があったのではないかと思われる。 事件から15年以上経つが、忘れられない痛ましい事件でその詳細を再び知りたくなった。当時は障害のことはわかっておらず、育っ
読了日:12月16日 著者:高山 文彦
県庁おもてなし課県庁おもてなし課感想
高知県庁の「おもてなし課」を舞台にして、融通の効かない公務員掛水が、高知県を広く知ってもらい多くの人が訪れる場所にする企画をしていくうちに成長していき、当初とは見違えるようなかっこいい人になっていく。フィクションとは言え、作者が体験したことを土台に書かれている。つまり、やっぱり公務員は融通が効かず、公平性を重んじるがために前例がないことが出来ないのだろうか。少しは変わってきているかもしれないが、多くの役所はそうなのかもしれないし、みんなが叩き過ぎるほど叩いている官僚もそうなのだろうか。そうは思いたくないが
読了日:12月15日 著者:有川 浩
1Q84 BOOK 3感想
話題になった作品だったのは、こんなに長い話を「次はどうなるのか」という興味を持続させているからだろうか。青豆、天吾、そしてBOOK3で出てきた牛河の立場からの見解、状況を追っていくのが興味を持続させた。でも牛河がタマルに殺されるところは残酷で、殺さなくてもいいと思った。 脇役だけど、かわいそうすぎて印象に残った牛河。 青豆、天吾が結ばれるまでに、2つの世界を行き交ったり死者まで出て大げさ過ぎる感はあったが、波乱を乗り越えた後の穏やかな最後だった。
読了日:12月4日 著者:村上 春樹

読書メーター