ラストマンー全盲の捜査官

 

監督 平野 俊一

脚本 黒岩 勉

出演 福山 雅治(皆実 広見)

大泉 洋(護道 心太朗)

宮沢 りえ(ナギサ・イワノワ)

月島 琉衣(ニナ・イワノワ)

吉田 洋(佐久良 円花)

木村 多江(デボラジーン・ホンゴウ)

ロウン(クライド・ユン)

寛一郎(グレン・アラキ)

今田 美桜(吾妻 ゆうき)

上川 隆也(護道 京吾)

永瀬 廉(護道 泉)

 

どうでも良いけど、役名がキラキラネームで、PCで一発で出て来ない(>_<)

今やスタッフ自体がキラキラ世代で、そういうネーミングに違和感がないのかしらね。

 

という話は置いて、2023年のTV日曜劇場「ラストマン」の映画版です。

 

どんな難事件でも最後には必ず解決するところから、「ラストマン」とあだ名される

のは、福山雅治演じる全盲のFBI捜査官、皆実広見。

交換研修のため日本にやって来た皆実のアテンド役が、

大泉洋演じるところの孤高の刑事、護道心太朗。

大泉洋=孤高の刑事という設定が、どうにも違和感あるんですど、

そこは見て見ぬふりして、

ふたりがバディを組んで、数々の難事件を解決していく、というのがTV版のストーリーのようです。

見てないから、分からないけど、

映画の冒頭で、見てない人のためのおさらい編あり。

 

それによると、なんと全盲の捜査官と孤高の刑事、ふたりは実の兄弟だった、

というところでTV版は終わったみたい。

 

映画はその2年後、

再びバディを組んだふたりの任務は……

 

ロシアからの亡命を希望する母と娘の警護。

宮沢りえ演じる母、ナギサ・イワノワは、皆実の初恋の人。

物語は、ふたりの過去と現在の逃避行を重層的に描きますが、

そういう構成に新味はナシ。

逃避行も、北海道の雪の原野を使ったスケール感はあるものの、新鮮味はないかも。

 

ロシア側が雇った極悪非道の誘拐チームと、

FBI+CIA+日本の警視庁+北海道警の合同チームとの、追跡合戦。

これって、

組織を大きくすれば物語が大きくなると、誤解してない?

悪人をより残虐にすればドラマ性が増すと、誤解してない?

 

この作品だけでなく、

最近のTVも映画も、アクション物は残虐場面が凄すぎて、

だから007だって、最近作は見る気がしないのよね。

ショーン・コネリーの007は、陳腐だったけど、粋だったよね。

理屈抜きでアクションを楽しめた。

 

というようなわけで、ツッコミどころ満載、

感動的に仕上げているわりには、一観客としてシラケる映画でした。

 

物語とはまったく関係ないシーンですが、

大泉洋と吉田洋の、何気ないランチシーン、

中年カップルの悲哀がにじみ出ていて、共感が持てました(^-^;