鹿児島空港は、鹿児島から車で約45分の山の中にあるんですが、
空港を出入りするたびに、
気になっていたのが、「チェコ村」の看板。
なんで鹿児島にチェコ村が?
看板を見ると疑問が湧くのですが、そのまま忘れて、
いつも通過するのみ。
この度は、お盆の混雑時ゆえ、予約した飛行機が19時40分発。
出発までに十二分に時間があるので、
半日観光案内していただいたタクシーの終点は、チェコ村にしてもらいました。
タクシーの運転手さんによれば、
「ああ、焼酎の醸造所があるところね。焼酎の試飲ができますよ」
ええー! チェコなのに、ビールじゃなくて焼酎?
ますます、わけがわからない
チェコ村のパンフレットを読んで、ようやく判読した内容は以下のとおり。
昔、河内源一郎というエライ人がいました。
どこがエライかというと、
この人は、焼酎用の麹菌を開発して、
現在、日本で製造されている焼酎の約90%にこの菌が使われているのだとか。
まさに独占状態、近代焼酎の父と呼ばれているそうです。
これだけのシェアを占めていれば、もうお金の使い道に困るわねえ…?
そのせいかどうか、孫にあたる現社長は地ビールの醸造を夢み、
米欧を探し歩いて、
出会ったのがチェコの小さな田舎町のビール。
というわけで、鹿児島市の郊外で、
焼酎とビールが握手した、ということのようです。
建物は、まず焼酎屋さんから入って、ビール屋さんに抜ける仕組み。
館内では、麹屋さんのスタッフが、
焼酎の製造過程については熱心に説明してくれますが、
ビールのほうは、チェコ人らしいスタッフはいるものの、
何しろチェコ語は通じないし、説明はほとんどなし。
聞けば、教えてくれるのかもしれないけど?
↓チェコビールは注文したら、一応出てきました。500円!

ビールの横にあるのは、チェコのお土産。木製の知恵の輪!
中のイガイガを外に出すことができる、という説明書きが。
挑戦したけど、敢え無く敗退。
併設のチェコ料理のレストランもひっそりして開店休業状態?
チェコグッズのコーナーに時おり、客が流れては出て行き、
焼酎+ビールのコラボはあんまり成功してるようには見えませんでした。
全体として活気があるのは、麹菌を利用した健康食品のコーナーだけ。
「○○腺の力」なんてストレートな名前がついて、
すべての中高年男性のお悩みを解決してくれるそうですよ



要するに、ちょっと趣向を変えたお土産屋さん、というところかな?
こんな道楽商売を可能にするのですから、
焼酎の力、恐るべし!
というところで、今回の鹿児島の旅はジ・エンド。
満員の乗客を乗せた飛行機は、定刻より少し遅れて出発、
東京郊外の我が家にたどり着いたのは、深夜でした