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先月のこと、社交ダンスの先生から突然の電話。

足の親指を怪我して踊れないので、1カ月ほどレッスンを休ませてください。

この世界、レッスン中や競技中に怪我する、というのは珍しくありませんが、
彼の場合は、自転車で転んだんだって!

たく、ドジなんだから。

でも、外では明るい太陽が降り注ぐ日々でも、
毎日、穴倉のようなレッスン場でダンスに明け暮れる生活の中、
夜、自転車やバイクで疾走することは、
彼にとっては束の間のストレス解消になってたみたいね。

というわけで、GWを挟んで約1ヵ月半、
これまで週1のペースで続けていたレッスンが、突然途切れてしまいました。

その間、生徒の私はパーティなどに出かけて発散できるけど、
踊ることが職業で、しかも競技会に出てランクを上げることが大命題の先生にとって、
踊りたくても踊れない、という境遇は辛いと思います。

どうしているかな、と思いつつ、1ヵ月半はあっと言う間に過ぎ、
12日の火曜日、久しぶりにレッスン再会。

ちょっと痩せたかな、というボディに目が行く前に、頭を見てびっくり。

金髪になってた!

社交ダンスの中でもスタンダード・ダンスの先生は、イギリス紳士がお手本のようで、
短い髪をきちんと七三に分け、染めることはまずありません。

落ち込んだ気分を引き立てるために、イメチェンが必要だったと。

そんなに落ち込んでたんだあ!

全く踊れなかった間、ちょうど桜の季節だったので、
久しぶりに桜をたくさん観た、という話。

落ち込んだ心を慰めてくれたのは、やはり自然の力のようですね。

踊らない代わりに、筋トレに日参したという話。

前から筋トレの重要性は分かっていたものの、
目先の忙しさに追われて、うやむやになっていたのを、この機会に始めたのだそうです。

運よく、いいトレーナーに恵まれて、
ただモリモリ筋肉を付けるという話ではなく、
身体の中の筋肉の使い方、
ダンスに必要な筋肉を自然に身に付けていくための方向性などを示唆され、
新境地が開けたみたい。

思わぬ休暇で得たものを、これから生徒さんたちに還元したい、
と、真摯に語る若い先生の眩しい姿を見つつ、
怪我も無駄ではなかったのね、
頼もしく、微笑ましく思う私なのですが、一方で迷いもあるのです。

この先生の丁寧な指導、シンプルで明るい性格、全体にのんびりとした教室の雰囲気、
この心地よい環境にこのままどっぷりでいいのかしら?

一度、外に出て、違う角度から自分を見、また見てもらわなくては、
新たな飛躍はないのではないかしら?

ダンスなんて、絶対的な尺度がないものだけに、
今の自分がどの程度のものなのか、とっても不安があるのです。

もっと巧くなりたいという欲も、いまだ捨てきれず。

で、外に出るとしたら、今のこの時期がチャンスではないかと!

こんなことを考えるのって、やはり裏切りかしら???


写真は、先生からいただいた快気祝い。
パートナーの女性の先生が、選んでくれたものだそうです。
可愛いハンカチの中に、生徒たちへの思いが込められていると思うと、
こんなことを考えてる自分が申し訳ないような……。