

はるか雲の彼方
どこか さびしくなるような
不思議な都 ♪~
荒木一郎作詩・作曲『ギリシャの唄』1966年!!
あの頃、荒木一郎のけだるい歌声とともに浮かび上がってきたギリシャは、
アガメムノンやオデュッセウスや……、
ギリシャの英雄たちが雄叫びをあげる乾いた大地でもなく、
壮麗な神殿の下、プラトンやソクラテスや……、
哲学者たちが口角泡を飛ばして議論に熱中した賑やかな都市国家でもなく、
崩れ果てた遺跡の中に、遠い過去の記憶を封じ込めて風化し、
日に焼けた笑顔がのんびりと時間を浪費する、うらさびれた古い街角でした。
でもその街角は、どこか懐かしく、とてつもなく魅力的な形で、
荒木一郎の歌声とともに小娘の記憶に残ったのです。
あの頃、海外といえば北海道と九州しか行ったことのない小娘にとって、
(多分、四国へ行ったのもずっと後のこと)
ギリシャはほんとに夢でした。
ほとんどの日本人にとってもギリシャは遠い夢だったでしょう。
なんたって、1ドルが360円の時代ですからね。
荒木一郎の歌は、いつか行ってみたい♪~と続きますが、
いつか行く日が来るとは、あの頃、誰が思ったでしょう???
3人娘がヨーロッパ旅行の次のターゲットをギリシャに決めたのは、
実は4年前のことです。
その年、ギリシャはオリンピック開催に湧いていましたが、
前年の911事件以来、不穏な世界情勢を見るにつけ、
過剰な警戒心を抱いてしまった3人娘は、旅の目的地を急遽、ベトナムに方向転換。
ギリシャはまたしても夢、になってしまったのです。
それから一昨年の北欧旅行を経て、ギリシャの夢が叶う日がついにやってきました。
北京オリンピックの年、9月23日から8日間のパッケージツアー。
旅するのは、いつもの旅仲間、
イクコ、カズコ、ミィの3人娘+ミィの学生時代のサークル仲間のユリ=4人娘。
メンバーをどうしても4人揃えないと、
お1人部屋追加料金プラス¥43000もふんだくられちゃうんです。
という理由もあるにはありますが、
ユリは留学経験もあり、学生時代は史学専攻。
強~い味方……に、なるはずです……が。