うるしを塗る時、まず3時間くらい部屋を暖める。
漆の乾燥には湿度も必要なのでお茶も何杯も沸かす。
加湿器は昨年友人から頂いたものが役にたっている、真冬でも3時間で室内を真夏状態にできる。床暖房、加湿器、お茶、エアコン、全てフル稼働。カーテンに黄色い毛布もかける。

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漆専用のムロという大きな箱がアトリエに装備されているが、夏以外は、このムロの中で漆を乾燥させる。
ムロとは、風呂、室、など漢字も時代とともに変化した。ふろふき大根の、フロは、昔々、漆を扱う時、湯が冷めにくくするために、大根の煮汁を使用したところから、ふろふき大根と言う説もある。
簡単に言うと、漆は、湿度70%以上、温度25℃以上じゃないと乾かない。ヨーロッパには竹も漆も生息しない。
ムロを開けて、漆の表面乾燥を毎回確認する。
「くっそ!今日もダメだ!」
精神状態をもっともっと落ち着かなければ。
重々準備して、心を落ち着けて塗る。時間的には超絶早いが、漆塗りの工程の中で一番時間がかかるのは、表面の研磨だ。実は塗るより削る時間が何百倍もかかるので、数時間は集中しなければいけない。
失敗といわれるクモリの原因も、シワが入る原因も知っている。1mmの百分の一の薄さ10ミクロンの塗膜で、ムラなく塗るのも知っている。逆に古代芸術に無いであろうこのシワやクモリを利用する手法も発見したりもした。
それでも、なぜ、なぜ、漆は、俺の言うことを聞かない?
古代に無かったモノが現代にあるなら、漆も進化する。
あらゆるものを混合させ、あらゆるものに塗る。
鋼鉄と同じ硬さに仕上がる塗装膜面、自然界でコイツは、自己防衛の為に自分の幹(みき)表面のから樹液を出し、強烈な殺菌、硬度、浄化作用を繰返し、自分自身を守る。それが漆の木だ。
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やっと、気づいた。
5年やって、やっと気づいた。
クソッ!そうだったのか!
精神、室内、道具、季節、回数、互換性
それだけでは無い。
「おまえ、生きていた頃、そうだったのか!」
漆の素性だけでなく、塗る対象物の心も読まなければいけない。塗る対象物は自然界の木や皮や草木だけでは無く、マンメイド、つまり現代人が作り出したモノもある。
つまり、地球が生んでない、人が生んだもの。
たかが、楽器ひとつ、たかが、漆。
哺乳類は遺伝子の継続で生れたのでは無く古代生物学で知られているが、陸上で暮らしていた両生類に突然変異ウィルスが混入し、それに感染した生き物がさらに突然変異を起こし、次世代に哺乳類となった。
風邪はひかないと思っていたのに、風邪をひいてしまった俺は、突然変異になったかもしれない。発想と空想はどこにでもあり、就寝後の夢はまるで映画を1本見ているくらい複雑で詳細だ。誰にでもあると思う。
安全で健康に生きてこそ楽しいと、錯覚しているかもしれない。悩んでこそ人間の本質かもしれない。太陽は東から昇らない。突然、あなたを射す。梅の花が教えてくれる。
一杯の缶コーヒーが教えてくれる。
コーヒーは自分では飲まない。人にいれてあげるもの。
逆に人にもらったコーヒー、チョコ、材料、ゴミ、全てに愛に近いものを発見する。誰にでもあると思う。
ご一読ありがとうございました。
(c)MID copyright all lights reserved.
漆の乾燥には湿度も必要なのでお茶も何杯も沸かす。
加湿器は昨年友人から頂いたものが役にたっている、真冬でも3時間で室内を真夏状態にできる。床暖房、加湿器、お茶、エアコン、全てフル稼働。カーテンに黄色い毛布もかける。

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漆専用のムロという大きな箱がアトリエに装備されているが、夏以外は、このムロの中で漆を乾燥させる。
ムロとは、風呂、室、など漢字も時代とともに変化した。ふろふき大根の、フロは、昔々、漆を扱う時、湯が冷めにくくするために、大根の煮汁を使用したところから、ふろふき大根と言う説もある。
簡単に言うと、漆は、湿度70%以上、温度25℃以上じゃないと乾かない。ヨーロッパには竹も漆も生息しない。
ムロを開けて、漆の表面乾燥を毎回確認する。
「くっそ!今日もダメだ!」
精神状態をもっともっと落ち着かなければ。
重々準備して、心を落ち着けて塗る。時間的には超絶早いが、漆塗りの工程の中で一番時間がかかるのは、表面の研磨だ。実は塗るより削る時間が何百倍もかかるので、数時間は集中しなければいけない。
失敗といわれるクモリの原因も、シワが入る原因も知っている。1mmの百分の一の薄さ10ミクロンの塗膜で、ムラなく塗るのも知っている。逆に古代芸術に無いであろうこのシワやクモリを利用する手法も発見したりもした。
それでも、なぜ、なぜ、漆は、俺の言うことを聞かない?
古代に無かったモノが現代にあるなら、漆も進化する。
あらゆるものを混合させ、あらゆるものに塗る。
鋼鉄と同じ硬さに仕上がる塗装膜面、自然界でコイツは、自己防衛の為に自分の幹(みき)表面のから樹液を出し、強烈な殺菌、硬度、浄化作用を繰返し、自分自身を守る。それが漆の木だ。
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やっと、気づいた。
5年やって、やっと気づいた。
クソッ!そうだったのか!
精神、室内、道具、季節、回数、互換性
それだけでは無い。
「おまえ、生きていた頃、そうだったのか!」
漆の素性だけでなく、塗る対象物の心も読まなければいけない。塗る対象物は自然界の木や皮や草木だけでは無く、マンメイド、つまり現代人が作り出したモノもある。
つまり、地球が生んでない、人が生んだもの。
たかが、楽器ひとつ、たかが、漆。
哺乳類は遺伝子の継続で生れたのでは無く古代生物学で知られているが、陸上で暮らしていた両生類に突然変異ウィルスが混入し、それに感染した生き物がさらに突然変異を起こし、次世代に哺乳類となった。
風邪はひかないと思っていたのに、風邪をひいてしまった俺は、突然変異になったかもしれない。発想と空想はどこにでもあり、就寝後の夢はまるで映画を1本見ているくらい複雑で詳細だ。誰にでもあると思う。
安全で健康に生きてこそ楽しいと、錯覚しているかもしれない。悩んでこそ人間の本質かもしれない。太陽は東から昇らない。突然、あなたを射す。梅の花が教えてくれる。
一杯の缶コーヒーが教えてくれる。
コーヒーは自分では飲まない。人にいれてあげるもの。
逆に人にもらったコーヒー、チョコ、材料、ゴミ、全てに愛に近いものを発見する。誰にでもあると思う。
ご一読ありがとうございました。
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