人間が作ったものも、そうで無いものも。

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(写真はオーストリア・ドイツ国境アルプス/2015年)

 

ディズニーランドは、東京ドーム51個分の床面積
ノアの方舟はドームの1/5

 

ピヨひなファーム(鴨川・四方木峠)土地の床面積は東京ドームと同じ。

 

3LDKマンションが150戸でノアの方舟1雙の床面積。

 

東京23区には1213個のディズニーランドが入る。

 

ノアの方舟で3LDK並々の4人家族が生活すると定員600名

 

ヨセミテ国立公園は、東京23区の5倍

(おおよその数字なので繰り上げてます)

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新宿駅の24時間乗降客数は世界一多い。
もう長いあいだ新宿に住んでいるが、新宿に降り立った時は、アルタも都庁舎も無かった。誰でも思ったか1980年、新宿は20年後に世界一になると僕は思った。
19才の頃。

 

どうする?
もうすぐ世界一になる新宿。

 

今日の日銭(ひぜに)より、20年後を予想するんだ。
そして誰も頼ってはいけない。
21才の時、車を買うより、お金を生むものを買ったほうがいいと思った。

 

モノへのこだわりは、人各々
何でも構わない。
20年後も、それが面白いと思うのか?

 

寿命が短い人間は、20年も待てないかもしれない。
欲しいものは早く手に入れたい。

 

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91才の老人と、
新宿で会う。
それがだれだかわからない。

しかも「路上」
いつ会うかもわからない。

 

5回くらい。会った。

彼のうたは、俺に遠く響き渡る。

 

彼の詩(うた)は転載禁止なので、ぼくがアレンジして掲載する。

「真実はどこにも無い」という僕の考えと似ている。

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宇宙に帰るとき
これ以外に道がなく

 

宇宙に混ざる時
これ以外におみやげもない

 

なんーだ、くだらない
と、思われるかも。

 

なーんだ、うれしい
と、思われるかも。

 

血の海(原爆)の生き証人は
見たものだけにしかわからない
生きていてはわからない

 

あなたは生きている。生き残っているなら
死が、わからないものであったと気づく

 

あなたが、生きた人間であれば、
血の海は見たことは無いはずだ。

 

あれから30年
ネオンサインよ、
おまえは、いつまでもネオンサインではいられない。

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鴨川(千葉県)もヨセミテ(カリフォルニア)も、ただの自然。

新宿も鴨川もヨセミテも、ただ人間がそう呼んでいるだけかもしれない(MID)

 

2016(C)MID and 91years old man all lights reserved.

作りはじめても、それが何だかわからない。

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写真は、ホンモノのスピーカーはダミーで重量を稼ぐため。内部に苧、木糞


私が毎日やっている1つに漆の技法「コクソ」があります。
木糞(こくそ)は刻芋(こくそ)とも書く。漆の特種技法。

生漆に様々なものを混ぜてパテや接着剤を作る。

漆皮(しっぴ)はまた違う技法でギターケース、コップ、灰皿、ボリューム、バイク洋品、アウトドア、様々な用途に使用します。世界で類が無く、現在ネット上で検索しても、すべてバチモノです。市販の皮革を準備しそれに漆を染み込ませているものはバチモノと判断いたします。私の漆皮は、牛や動物の皮を剥ぎ取ったものをナメさず生皮を使用しているので、非常に作業が困難ですが、逆に非常に頑丈で、熱や衝撃に強く刃物も貫通せず1万ポンド、4トンの圧力にも耐えられます。日本古来の技法らしいのですが、国宝に値するかどうかはわかりません。知る限りぼく独自のものです。

コクソは、
小麦粉、タピオカ、木屑、山科粉、染料、綿粉、麻、苧
イオン水、テレピン、カンファー、ハチミツ

いろいろ試しました。
木と金属、木と木、漆だけでは無い、ウレタン、アルコール、エポキシ、現代の化学素材とも組みあせてみてる。

化学素材と漆は反発し、どちらが先でも後でも、愛称は悪く、どちらもなかなか固まらない。
ところが、1ヶ月、2ヶ月と期間をおいて積層すると良い場合もある。化学素材は硬化が早く、漆は表面は早いが内部は1年から2年くらいかかる。だから愛称が悪い。

漆はなかなか乾かないし分厚く塗ると永遠と乾かないので、10ミクロン(1mmの百分の一)の薄さで塗る。

なぜ、永遠と乾かないのか?
それは、自然界で自己防衛する樹木とその周辺の昆虫や動物が治癒や巣作りに使える、天然の食物連鎖の中で役割りを果たしている。それには完全に硬化してしまうと殺菌や浄化作用が薄れてしまうからです。押入れに漆を塗るとカビが生えなく、お碗やコップに塗ると、強度ばかりか浄化イオンで味が圧倒的にちがい旨味が出ます。楽器ケースや弾倉内、弾薬庫内に塗ると、中のものが劣化しにくくなります。外観に塗ると4000年保つわけです。

もうひとつの「蚕糞」(こくそ)は、「蚕沙」(さんしゃ)と呼ばれ、4000年以上前から人間に貢献してきました。成虫は飛べない羽、絹糸、幼虫の蚕の糞は、糖尿病、高血圧、動脈硬化、痛風などの治療や予防に使われ、豊富な栄養分から宇宙開発で食用と研究されています。また染料や緑色色素としてもっとも安全な着色剤であり、蚕は微量の農薬でも死滅してしまうため、桑の葉は完全無農薬でなければいけないことから、蚕の糞はもっとも安全だと言える(蚕沙=web凡例)

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もう二度と作らない。

いつも、そう思うのだが。

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頼まれてるので精一杯だし。
もう、パパ(俺)作るのやめようかな。
息子に言ってみた。

頼まれてるのは待ってもらえるんでしょ?1年とか。
じゃあ、自分の作らないなら、今度何するの?

・・・

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息子は、
俺はこのアトリエいいと思うけど。と言った。

たまに来る息子のなにげない言葉。

俺は、また作り始めた。

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漆(うるし)と苧(からむし)でスピーカーを作り始めたら、なんだか鳥の巣みたいだなー、ま、いいか。


アナログでどれだけ音を拡大拡散させるか、オーディオメーカーも真っ青になるかもしれない(笑)

と、その時!
ほんとにアトリエに鳥が入ってきた!
いや、ほんとだって(笑)

奇跡だね。

2016(C)MID all lights reserved,
「記憶姓疾患」

そんな病気があるかどうかは知らない。

ずいぶん長いあいだ、局部が痒かった。
いつごろからかな、小学生くらいかな。
左足の臑(すね)の横、直径2cmくらい。

たまに、痒くなる。

釣りをやってた35才から45才くらいの時期、その2cmの皮膚が異状に痒くて、嫌で嫌で、自分で切り取った。
それでも、皮膚が再成すると、またその部分だけ痒い。

釣りもやらなくなって会社も止めた50才くらいで、急に治った。あれだけ苦しんだ痒みが。

俺自身はストレスなんてこの世に無いと思っていて、人間が作り出した勝手な言葉と思っていたし、仕事も1日たりとも休んだことが無い。

2011年、仕事をしなくなって、強烈な嫌悪が毎日頭を走った。いままで20年間一度も休んだことがないのに、こんなに毎日、何もしない。いままで世話になった人にほんとに悪いと思った。

2ヶ月後TVでは永遠と燃える千葉のコンビナートの映像が流れ始めた。発電所も爆発した。

今日、美術館貸切りでダリを見に行った。



多くの人が一度に亡くなった衝撃は、ダリも描いていた。広島長崎。俺も高校生の時、ダリと、そしてゲルニカを知って、当時ゲルニカを広島まで見に行った。よくよく検索すると、そいつは原寸大のレプリカだったと40年経って知った。だけど、俺は高校生の時、大事なラージヘッドの3点スイッチのストラト(ギターはこれしか持ってなかった)のボディにゲルニカの絵を模倣して掘り込んだ。ダリの絵も贋作してみた。途中で止めたけど(笑)

検索や調査はしないので、それが何なのか知らないが、ダリとピカソは交流があったに違いないと思っていた。

どうゆう作家もまずなにかに影響を受ける。音楽でも絵画でも、それを模倣し、改造し、見たものを自分のフィルターに通過させると「緑の太陽」(Kotaro Takamura)になる。

ダリも30才頃、反社会性と一部言われた。苦しかったかもしれない。どうして?どうして俺が描いたものが悪い?世の中、良いも悪いも無いはずなのに。フラメンコ界を波紋されたパコデルシアのようだ。ん?どっちもスペイン人だ(笑)そういえば紙巻きタバコ(今、そこらじゅうで売ってるタバコ)はスペインが発祥で、便利なのであっというまに世界中に広まったらしい。

ダリは時間や時系列の変化を意識して生きたことが絵画から伝わってくる。いつの時代も巨匠達の絵を模倣していることは、なにかにぶつかり自分を探っているかもしれない。それでも14才の頃描いた作品と40才の頃描いた作品はタッチが似ている。

3m×4mの巨大な「テトゥアンの大会戦」は58才の時描いた。

歴史的なものはアナライズするとさらに深まるが、アナライズしなくとも、伝わってくるものがあるはずだ。

それは、見れば見るほど、聞けば聞くほど、時が経てば経つほど、見た者聞いた者に新たな発見をさせる。

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時間と記憶



2016年10月
記憶装置が働いた。
Australiaに到着して、2cmの同じ部分が腫れはじめた。

15年前渡豪した時の記憶が皮膚にも出始めた。
3本あった痒み止め軟膏も最後、ゲンタシンを混ぜて患部をテーピングし帰国するまで剥がさなかった。腐食防止のためにたまにイオン水をふりかけた。

漆をいじると、かぶれる。
漆の汁が付着した部分は潜伏期間がジャスト48時間、痒みは2週間続く。これは何も調べてなく、自分の体で何度もテストを繰り返して判明した。

なぜ痒いのか?
もしかしたら、これも定点記憶姓疾患じゃないのか?

なぜならば、2週間痒みが続くと、これはあの作品のあの部分に使用した時の後遺症だと常に回想する。

漆が、おまえは責任があるんだよ、じゃあ、これからどうする?と、教えてくれる。

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と、いろいろ想像するが、結局のところ、すべて生きている証し。痛いのも痒いのも、ただの医学的内部疾患または環境的外部疾患。思考と症状は連鎖してはいるのだろうけど。

腰が痛いのも、もう治らないんだろうな。

ゆっくり行こう。残りの人生。
やりたいことはやったほうがいいけどね。


MID

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