B12:【梅雨特集】レベル4・5:「避難勧告」と「避難指示」の違い? | ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

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【梅雨特集:警戒レベル解説】

レベル1 ▼レベル2 ▼レベル3 ▼レベル4・5

 

 

さて、梅雨特集として「警戒レベル」の連載をしています。レベル4とレベル5は一気にやっちゃいます。

 

 

「警戒レベル4」はNHK等は「全員避難」と出ます。

 

そういうことです。

 

危険な場所にいる人は全員とにかく安全な場所に逃げろ。

 

それ以上でも以下でもないんです。ただ、「ここは安全」と判断したらとどまっていいんです「安全な場所にいること」が「避難」です。ただ、判断を間違えたり、判断しないままでいると命を落とすかもしれません。

 

「レベル4」あたりになってくると、外に出ること自体に危険になることもあります(特に夜)。避難勧告や避難指示がいつ出るか分かりません。深夜3時とかにも出ます。だから、「今いる場所以外選べない」ということも出てきます。

 

自然災害はいつ起きるか分からないのと、予想しないことが起きる(夜中に急に雨が強まるとか)ので、どうしても「100%安全」と言えないのです。

 

 

 

ところで、「避難勧告」と「避難指示(緊急)」の違いをよく聞かれます。警戒レベル4で一括りになってから余計に聞かれます。

 

「日本語の意味」でだいたいわかります。

 

①「避難することを強くおすすめされる」のが「避難勧告」

②「つべこべ言わずとっとと逃げなさい!」が「避難指示(緊急)」

 

これを「市区町村の防災に詳しい人」が言っているのです。すでに①の段階で「自分のいる場所が安全かどうか最終判断する」ことはすることが望ましいところですが、それをしていない人のために②は事実上の「最後通告」です(その上がないですからね)。

 

もちろん、いきなり「避難指示(緊急)」が出る場合もあります。これも、「今すぐ自分のいる場所が安全か判断して、違うと思ったらとっとと逃げなさい」となりますね。

 

本当は、「もっと安全なところはないだろうか、あればそこに逃げよう」まで考えたいところですが、その途中が安全じゃないことも多いので慎重に決めてください(僕からは移動するなともしろともいえません)。

 

「警戒レベル4」は安全な場所に「逃げる」ための「最後通告」です

 

 

 

そして「警戒レベル5」。

 

「特別警報」が出た場合と、「すでに災害が起きている場合」です。「特別警報」も「すでに災害が起きていてもおかしくない場合」に出ますので、すでに「移動」が危険な状態です。

 

よく「垂直避難」という言葉が使われますが、今いる場所の中でできるだけ高いところに移動する、程度のことしかできません。外に出て移動するのは原則NGです。

(できたとすればすぐお隣が立ち入りができる高い建物でそこにお邪魔する程度です)

 

つまり「レベル5」は「今いる場所で最善を尽くす覚悟をしてください」、という意味になります。

 

 

 

というわけで、今回の「提案」。

 

「警戒レベル4相当」になったら、自分のいる場所が安全かどうか自分で判断し、違うと思ったら自分で判断した安全な場所に逃げてください。避難勧告でも避難指示でも同じことです!

 

では、これを踏まえ、さあ自分で考えよう!

 

轟防災RADIO

 

マスコットキャラクター「トドメガネ」

 

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