とりあえず、なんとなく日が出てるうちは何も口にしちゃいけないだな、ぐらいの知識で突入したラマダンですが。
自分がやる訳ではないにしてもなんとなく分かってきました。
まずラマダンのメインコンセプトですが、
「日の出ているうちは何も口にしないことで、貧しい人たちの生活を考える」
という、実はあまり神様に関係のない感じです。
日本だと何とかの神に感謝するため、とかそういうのがメインですが。
これやった方がきっと良いから戒律にしちゃえ、って感じなのかなーと。
で、実際にどのくらいの人が守ってるかというと、かなり皆しっかり守ってます。
研修のクラスでは、お嬢様育ちの一人の女の子以外は守ってるようで。
外の気温は日中50度、外で働くシフトの場合は500mlボトル10本ぐらいは一日に飲める環境なんで、もうなんというか人の神秘を感じますね。
案外水なくても頑張れるもんだなーと。
ほんとうに辛い場合や体調が悪い場合はやらんでも良いそうです。
ラマダらない場合は、代わりに貧しい人達に施しをすればOKだそうで。
実際に外のシフトが長いときだけ普通に食べて、他の場合は食べない、みたいにしてる人も結構います。
ただ、そこの判断は完全に個人にゆだねられる訳で、今日は体調が悪いとか簡単に言ってるとあいつハードル低いな、みたいな感じになってしまいます。
ラマダン恐るべしです。
で、皆どんな感じに過ごすかというと、貧しい人々や神様のことを考えて敬謙にすごしている、訳がありません。
一日中イライラして、隙あらば日中は寝て、タバコのことばかり考えて過ごしているようです。
特に水よりタバコがきついそうです。
日の出前と日の入り後は食事とお祈りをするんで、一応気を使ってその時間は休憩にするようにスケジュールが組まれてるんですけど、その休憩が以上に長くなるパターンが多すぎです。
特に祈ることなく寝て過ごして、挙句の果てに夜シフトに遅れてきてラマダンだからしょうがないみたいに開き直るという、もう全然コンセプト違うじゃん、みたいになってる人多数です。戻ってこないやつとかいるし。
なんでこれでアラブ世界全体が機能不全にならないのか、不思議でなりません。
なんとなく、イスラム教の人達って聞くと日本人の感覚から思い切って言ってしまえば、
「未だに宗教の戒律とかしっかり守って静かに信心深く、土壁の家でちょっと昔っぽい生活していて、一日に5度はお祈りし二言目にはアッラーの御心に、そこに外国人がやってきたからコーランに従って戦争しちゃいました」
みたいなイメージがないでしょうか?
もしちょっと外で水飲んでるところ見られたりとかしたら、ものすごい怒って嫌われてしまうんじゃないかとか、考えちゃいますけど
実際のところは、
「宗教の戒律とか色々あって大変だけど、守るところ守ってるし、たまには酒飲めるならクラブ行ってなんぱしても良いじゃない。休みの日はショッピングモールで色んなものを大人買いしても良いじゃない。水?全然飲んでいいよ、ラマダン関係ないでしょ、君たちは。」
って感じの、ようは普通の人が多いです。
ホーリーラマダンなんて言ってますが、「墓参りちょっと面倒だけどやっぱり行くか」のもうちょっと強制力強いバージョンなんですよ、きっと。
なんか良く分からなくなってきましたが、ようはそこまで大袈裟なものではなかったなーという印象でした。
もちろん、中には毎日モスクにお祈りに行って体を清めて、って人もいるので、一概には言えないんですけど。
そして、知らずにアブダビでラマダン期間中に街中で水飲んだりすると、警察に捕まって牢屋行きですので、出張とかの場合は気をつけて下さい。