おはようございます、インドの国旗に描かれている丸印が扇風機にしか見えないミドルです。

本日は鉄道系ラッパー(?)のスーパーベルズについて、おそらくデビュー曲の「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」は耳に残っている方も多いのではないでしょうか。かくいう私もこれと大阪環状線バージョンの2曲しか聞いた事がありません。

SUPER BELL"Z(スーパー ベルズ)は、日本の音楽ユニット。DJの野月貴弘を中心とするテクノユニットである。

概要
ミュージシャンとしてテクノ等を織り交ぜた社会風刺楽曲を制作していた。その一環として、鉄道の車内放送を音楽に取り入れることを思いつきテクノポップに乗せたパロディ音楽を製作し、「車掌DJ」あるいは「モーターマン」と称する楽曲群で知られている。1999年のデビュー以来UP STREAM(東芝EMI)に所属していたが、2005年に独立。2006年にそれまでのメンバー制を廃止し、野月その他によるフリーメンバー制が採用された(後述)。
デビューシングル「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」がヒットし、以来「MOTO(e)R MAN」シリーズを多数手がけている((e):正確にはOの中にeを書く。以下同じ)。その中でも、「MOTOR MAN SOTETSU!!」はTVKテレビ「YOKOHAMAちけってぃ」のオープニングテーマ、「MOT(e)R MANでGO!」はタイトー社製鉄道ゲーム「電車でGO! FINAL」のエンディングテーマとして使用された。他にも、あらゆるネタソング満載の「スーパーベルズファン」(航空機における客室乗務員のアナウンスを基にした「エア・クルウ」などを収録)や、F1実況ネタの「Formula Man」もリリース。また、狩人「あずさ2号」へのアンサーソングとして「かいじ101号」「しなの3号」なども製作した。
公式ファンクラブは「若獅子会」。最近では、音楽交流サイトJammyにて未発表曲や新曲の発表を行っている。またワンマンライブや各種鉄道イベントへの出演を中心に活動を続けている。

メンバー
2006年1月より行動の幅を広げるため、メンバー合意のもと今までのメンバー制を廃止。 基本的に車掌DJ野月が筆頭で、ライブのスタイル(「MOTER MAN SIDE」または「OUTサイドサイドクダマSIDE」)に合わせてメンバーを選択する。
楽曲の性格上、メンバー全員が鉄道マニアと誤解されることもあるが、実際に「鉄道」が趣味と公言しているのは野月1人だけである。
フリーメンバーの詳細は下記「Member Project of SUPER BELL"Z」を参照。

SUPER BELL"Z
野月 貴弘(のづき たかひろ)
1972年5月22日生、北海道帯広市出身、札幌市育ち。血液型O型。車掌DJ(「MOTOR MAN 京浜急行VVVF」ではDJ運転士担当)、ボーカル、作詞・作曲担当。大卒。当然のごとく鉄道マニアだが、趣味は他にもガンプラや車など広範囲。岸田繁(くるり)と対談を行っており、後に両者とも京浜急行電鉄2100形のドレミファインバーターを題材とした曲(野月:「MOTOR MAN 京浜急行VVVF」 岸田:「赤い電車」)を発表した。また、ドラマ『特急田中3号』に南田裕介と共に脇役で出演し、「CAFÉ & BAR STATION」に設置してあるカラオケで「MOTOR MAN 京浜急行VVVF」と「オレは西武特急レッドアロー」を熱唱した(本人曰く、「オレは西武特急レッドアロー」はライブでも2007年の年末ライブでしか歌ったことが無い。また、当初は「MOTOR MAN 中華特急みなとみらい」を熱唱する予定だったと言う)。アニメでは『鉄子の旅』に駅員役で出演し駅のアナウンスをしたほか、番組主題歌、鉄音なども担当したほか、『ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜』では指導運転手(スタッフ)としても参加している。また、JR西日本683系電車のサウンドプラレールの車掌も担当した。鉄道模型にも造詣が深く、その腕前はかなりの物。本人曰く約2000両所有しているとのこと。NHK BSの情報バラエティ番組『熱中時間』の熱中ドキュメントコーナーでは当時未発売の名鉄2000系を自作していたが、中部国際空港と伊勢湾まで自作・増設(背景を書いたのは少覚)したのでただでさえ鉄道模型だらけの部屋が更に狭くなっていた。2018年現在は『鉄道ファン』誌の記事執筆(主に乗車レポート)も担当している。
Member Project of SUPER BELL"Z
土屋 基(つちや もとい)
1972年6月3日生、北海道札幌市東区苗穂出身。保線DJ担当(実際に保線作業の経験がある)。デザイン系の専門学校卒。アマチュア時代の初代ギタリストであり、中島啓貴(ナカジー)との入れ替わりで脱退したが、マネージャーを経て復帰。鉄道マニアではない(非鉄)が、野月と共に作詞を担当していることが多く、ネタの「枝葉をつけていく才能は抜群」(野月談)である。車掌の声を楽器に置き換えるという「MOTER MAN」のネタも、発案者は野月ではなく土屋だった。近年は野月の影響で鉄道知識が増え始め、2006年夏の名古屋イベントの帰りには乗り鉄デビューを果たしている。神社仏閣マニアとしても有名で、本人曰く霊感があるらしい。また、ヘビースモーカーでもある。苦手な食べ物はネギ。
2012年現在、鉄本インフォメーションを中心に鉄音アワーに出ている。同番組では非鉄である立場から、鉄に関する質問を野月にしたり、ボケ質問やツッコミを行うことが多い。例えば出身地に近い苗穂工場に所属するキハ183系気動車に『乗ったことない』と野月相手に発言している。
宮田 千春(みやた ちはる)
埼玉県熊谷市出身。女性ボーカル/おばちゃん担当。一度脱退しているが復帰。大食い。女土屋の異名を持つ。主に「MOTER MAN SIDE」に出演。『鉄音アワー』では「宮田千春の駅弁まだまだだ」という実際の駅弁の器に宮田独自のメニュー・盛り付けを行うコーナーを持つが、必ずカレーとチーチクが入っている。
2008年11月8日のライブMCにて翌年結婚することが発表され、鉄音アワー202号でウエディングドレスを着たことが報告された。その時の実の母親の感想が『肉はみ出てる』だったらしい。
堂込聖美・山本紗由美
鉄女育成スクール出身メンバー。
鉄女育成スクール出身メンバー。
安井愛
鉄女育成スクール出身メンバー。

佐藤卓夫
初代世界エアトレインチャンピオン。

旧メンバー
少覚 一(しょうかく はじめ)
1972年12月18日生、北海道滝川市出身。血液型B型。コーラス、キーボード、髪の毛が薄い人担当(アマチュア初期はベース担当)。土屋と同じ専門学校卒。元・正規メンバー。作曲では中華風のフレーズを得意とする。軍艦マニアで、自らの苗字と同音の空母「翔鶴」をひいきにしている。また、デザイナーの肩書を持ち、CDジャケット・ポスターや公式ウェブサイトなどのデザインも手掛けていたことがある。
「さ行」が上手く発音できないため、『鉄音アワー』では「少覚一のこれだけは言わてて」というコーナーを持つが、ほとんどが放送できない内容のため、たまにしか放送に載らない。
ナカジー
1975年6月9日生、埼玉県出身。本名・中島啓貴(なかじま・ひろき)。エレクトリックギター、顔パフォーマンス担当。元・正規メンバー。京浜急行では車掌DJ担当。レオ☆レンジャーでは3000系。
Dr. 永井(ドクター・ながい)
DJ担当。主に「OUTサイドサイドクダマSIDE」に出演。
相模原 三瓶(さがみはら さんぺい)
パフォーマンス担当。本名 ・三瓶 祐志。劇団ツンドラデパート所属。主に「MOTER MAN SIDE」に出演。
つかさ
パフォーマンス担当。本名 ・加治屋 司。劇団あいしてる!!所属。主に「MOTER MAN SIDE」に出演。
瀬戸サンライズ 牧子(せとサンライズ まきこ)
パフォーマンス担当。主に「MOTER MAN SIDE」に出演。
小谷 佳晃(おたに よしてる)
VJ担当。通称OTN。どちらのスタイルにも出演。本職は株式会社カツミにてIT経営担当。
ブルリン
野月の飼っているインコ。車掌ボイスを習得している。見習いインコにウルクンがいる。テレビ東京系『ペット大集合!ポチたま』にて、野月と共に紹介された。ブルリンをメインに据えた楽曲『MOTER MAN 酉』がある他、いくつかの楽曲では客演を果たしている。
2016年4月に死去[1]。
TJレミア(ティージェイ・レミア)
4月19日生、「不思議の森」出身。2008年5月4日の丸栄百貨店での鉄道模型展から活動を開始した女性新メンバー。Member Project of SUPER BELL"Z加入以前からレミア名義で別バンドのボーカルとして活動していた。自称“不思議の森の住人”。幼少期(本人は“人間”だった頃と発言)は栃木県に住んでいた。かなりの天然キャラで、自分の世界へ暴走することも多々ある。一人称は「レミたん」。絵はうまくないため鉄道ナイトで不思議の森の絵を公開した際に出演者や観客を驚愕させた。『鉄音アワー』で東武東上線沿線在住であると思われる解説がされた。TJの由来は東武東上線のTJライナーから。鉄音アワー249号で公開された本名は“飯田”とのこと。
ベル君
二階堂 “ベル君” 裕二(にかいどう べるくん ゆうじ)
SUPER BELL"Zの象徴かつバンドマスター(バンマス)であり、バンド名の由来でもあるが、メンバーには数えない。野月とは高校時代の同級生。現在は会社員をしており、ファンの前に姿を見せることはまず無い。ユニークなキャラクターの持ち主で、彼を題材に扱った楽曲もある。
以上メンバーの他にも、宮崎恵子(デビューシングルでは、正規メンバー「ヴォーカル、コーラス 紅一点担当」としてクレジットされた)・MARCO・中村美律子・山本シュウ・グリニス・マーティン・本間秋彦・NOZOMIX・春菜道子・豊岡真澄・南田裕介・S-Flyer桜井(セクシーフライヤーDJさくらい)・横見浩彦(ライブのみ)・ルミルミ・太華・SharLee・向谷実・クリステル・チアリなどがゲストとして楽曲に参加した。

このうち、S-Flyer桜井は北総開発鉄道7000形電車の大ファンである事から、「鉄音アワー」で主に北総鉄道やエアトレイン絡みでよくゲスト出演する。さらに過去に2ヶ月間「乗り鉄」目的で失踪したこともある。また、クリステル・チアリは実際の列車と同様に、英語アナウンス担当として楽曲に多く参加している。

鉄女育成スクール
正式なメンバーではないが、SUPER BELL"Z内ではアイドルユニットとして、堂込聖美・山本紗由美・安井 愛と宮田千春・TJレミアで国鉄キハ40系気動車(キハ48)とAKB48をもじった「KIHA48(キハ・フォーティエイト)」を結成し、ベルズの曲やアナウンスを担当している。なお、クリステル・チアリはこのメンバーには該当しない。 うち、堂込、山本、安井はMember Project of SUPER BELL"Zの主力メンバーとなった(安井は2019年に拠点を関西へ戻すが、精力的に活動を続ける)。

略歴
1992年 - 上京した野月・少覚・A君(・ベル君)で結成。初オリジナル曲は「ケツピチロック」(当初は「SUPER BELL'S」)。後に土屋が加入。
1994年 - A君が「グループ内交際禁止」のルールを破って結婚、脱退した(後にこの事件を題材にした「フルスクラッチ」という曲がつくられる)。同じ頃、アマチュアバンド仲間のナカジーと知り合い、共に活動することが多くなる。
1998年 - その後も何回かメンバーが入れ替わり、女性ボーカルとして宮田が加入。
1999年 - 土屋が脱退し、中島啓貴(ナカジー)が加入したことを機に、「SUPER BELL"Z」として本格的にオーディションを受け始める。そのような中で宮田も脱退し、野月・少覚・ナカジーの体制になった。
1999年8月 - 「MOTER MAN」がNACK5のMUSIC CHALLENGERにて月間グランプリを獲得。
1999年12月8日 - 東芝EMIより「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」でメジャーデビュー。
1999年12月末 - 公式ウェブサイト開設。
2000年9月1日 - 公式ファンクラブ「若獅子会」発足。
2000年11月 - 「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」で第33回全日本有線放送大賞 新人賞を受賞。
2001年6月29日 - 『SUPER BELL"Z First Live 2001"MOTOR MAN"』を実施。
2002年6月28日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2002 "弱冷房車"』を実施。
2003年6月29日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2003 "MOTER MAN 休日ダイヤ"』を実施。
2003年7月4日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2003 "MOTER MAN 平日ダイヤ"』を実施。
2004年7月17日- 『SUPER BELL"Z LIVE 2004 "第一場内警戒"』を実施。
2004年7月18日- 『SUPER BELL"Z LIVE 2004 "第二場内注意"』を実施(2夜連続)。
2005年3月 - UP STREAMから独立。
2005年10月7日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2005 "回復運転"』を実施。
2006年1月 - 固定メンバーからフリーメンバー制に移行。ボーカルの野月貴弘を中心として構成されるバンドとなり、同時にナカジーが脱退。
2007年8月11日- 『大鉄道博覧会 SUPER BELL"Z LIVE with 豊岡真澄』を2回公演で実施
2007年11月16日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト!!〜見切り発車!出発警戒!ムーンライトでライブしながら鉄音アワー!』を実施。
2007年12月28日 - 『年忘れ!?SUPER BELL"Z LIVE 2007』を実施。
2008年3月30日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト2!!ライブ×エアトレイン×鉄音アワー フル編成で出発進行!』を実施。
2008年5月2日、3日、5日 - 東急百貨店にて「東急東横線80周年記念鉄道フェスティバル」イベント・ライブに出演。
2008年5月4日 - 丸栄百貨鉄道模型展のイベントより新メンバーとしてTJレミアが加入。
2008年5月8日 - カシオペアの向谷実とのコラボレーションアルバムを発売。
2008年9月14日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト3・ロングランスペシャル!! のぞみ東京〜博多間に匹敵の5時間運転! ライブ×エアトレイン×トークのフル編成で出発進行!!』を実施。
2008年11月8日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2008「渋谷駅西口 徒歩5分」』を2部構成で実施。
2009年1月18日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト4・新年会!!一年の計はカルカルにあり!乾杯×鉄音アワー×鉄道ゼミナール音楽編お披露目で2009年出発進行!!』を実施。
2009年5月3日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト5・デビュー10周年記念・ロングランスペシャルで全力投球!! 山手線5周分に匹敵の5時間運転! ライブ×エアトレイン×トークでゴールデンうぃ〜ひっく!!』を実施。
2009年7月19日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト6・鉄音アワー200号記念&カルカル2周年記念祝賀会で寿乾杯!!3時間まるごと鉄音アワー公開録音でレアコーナーも臨時復活運転!!』を実施。
2009年12月6日 - 『SUPER BELL"Z 10th Anniversary LIVE 2009「旧姓宮田」』を2部構成で実施。
2010年1月10日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト7・新年会!! 一年の計はカルカルにあり! 新春いきなりロングランスペシャル!! 5時間の鉄道説法で2010年開運必至!!!』を実施。
2010年8月1日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト8・最長運転記録更新! 東京〜名古屋18きっぷ移動(最速プラン)に匹敵の5時間30分運転!! カルカル3周年記念の8月の長い夜♪』を実施。
2010年10月3日 - 『スーパーベルズの鉄女育成スクール〜鉄道ナイト9』を実施。会場限定のCDも販売された。
2011年1月10日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト10・鉄道賢人あいのり新年会!! ひたちなか海浜鉄道編DVD-BOX発売記念!! 最強アイアンゲスト多数集結・カルカルで2011年の鉄初め!!!』を実施。会場限定のCDも販売された。
2011年4月30日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2011「流石隼」』を2部構成で実施。
2012年1月8日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト12・テツ新年会であけオメ’12!電源車はスハフ12!!飲もうでカルカル鉄詣!!!』を実施。
2012年5月23日 - キングレコードに移籍。同社より、8年ぶりの新作アルバム『MOTOR MAN 2012』を発売。
2012年6月17日 - 『SUPER BELL"Z LIVE 2012「The FORTY」』を2部構成で実施。
2012年10月21日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト13・DVD「三陸鉄道を36倍楽しむ方法」&鉄道系アーティスト相互直通コラボCD発売記念』を実施。
会場内でミニライブ「世界電車体操」をクリステル・チアリと一緒に初公開。同時に、コラボCDアルバム「うたって覚えよう! 〜えいご&にほんごMIX!・アメリカ50州おぼえうた〜」発売記念イベントとして実施。
2013年1月13日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト14 新年会!〜テツ新年会しれっと5年目突入!更に'13新年会にまぎらわしい14回目!テツ騒ぎをZEPPに響かせスハネフ14状態!?飲もうでカルカル鉄詣!!!』を実施。
2013年8月4日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト15』を実施。
2014年1月12日 - 『スーパーベルズライブ2014&鉄道ナイト16』を実施。
2014年7月20日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト17』を実施。
2015年1月12日 - 『スーパーベルズライブ2015&鉄道ナイト18』を実施。
2016年1月10日 - 『スーパーベルズライブ2016&鉄道ナイト19』を実施。
2016年8月27日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト20』を実施。
2017年1月14日 - 『スーパーベルズライブ2017&鉄道ナイト21』を実施。
2017年2月 - 野月が久野知美と共にトミーテックのホームサウンドユニットの声優に採用される[2]。しかし、2018年のホームサウンドユニットのリニューアルにより降板した。
2017年9月16日 - 『スーパーベルズの鉄道ナイト22』を実施。
2018年1月8日 - 『スーパーベルズライブ2018&鉄道ナイト23』を実施。
モーターマン
モーターマンは、SUPER BELL"Zが製作している、鉄道の車内放送を曲に合わせて電子音楽にした「車掌DJ曲」に総じて付される題名で、元来の意味は「電気機関車運転手」(en:motorman)。特にJR東日本(JR EAST)の路線をテーマにした曲は「MOTER MAN」、それ以外の路線をテーマにした曲は「MOTOR MAN」と表記するが、出版物やWEB上では誤植がまま散見される。

以下のように、JR東日本とそれ以外の路線を直通運転する場合は"MOTER MAN"となる。

「MOTER MAN 終電上野発23:54分」(JR東日本→JR西日本)
「MOTER MAN 埼京線 WATERFRONT」(JR東日本→東京臨海高速鉄道りんかい線)
また、以下の曲については、JR東日本の区間を全く通らないが、なぜか"MOTER MAN"というタイトルが付されている。

「MOTER MAN 西武〜秩父鉄道」(西武鉄道→秩父鉄道)
2013年に発売されたアルバム「MOTOR MAN みちのく」以降に収録されたモーターマンシリーズの新曲は、JR東日本の路線を題材にしたものであっても曲名は"MOTOR MAN"となっている。

なお、MOTER MANとMOTOR MANをあわせて「MOTO(e)R MAN」((e):正確にはOの中にeを書く)と表記することがある。

登場路線・列車
楽曲によっては、現在の路線もしくは列車の実態と合わなくなった部分が存在したり(例:急行能登、阪急京都線特急)、本来登場するはずの駅や路線が省略されている場合などもある。なお、太字は鉄子の旅のもの。

山手線
全線(秋葉原-外回り-秋葉原-大崎、大崎-内回り-大崎)
秋葉原-内回り-上野
品川-外回り-恵比寿
東京-外回り-恵比寿、新宿-外回り-池袋
京浜東北線(快速、普通・赤羽-南浦和および東京-品川)
高崎線(快速アーバン・上野-赤羽)、(普通・籠原-渋谷)※快速アーバンの作詞当時、高崎問屋町は存在しない。ただし、リメイク版では追加されている。
埼京線(通勤快速および各駅停車・全線(大宮-大崎)および恵比寿-新宿)
名鉄名古屋本線(ミュースカイ、普通・神宮前-枇杷島分岐点、新名古屋-枇杷島分岐点、名鉄名古屋-神宮前)
名鉄犬山線(ミュースカイ、急行、普通・全線(新名古屋-岩倉(普通→急行へ乗換)-新鵜沼および新鵜沼-名鉄名古屋))※急行とミュースカイにおいて車掌DJへのリクエストのを受け付けをし、布袋駅の案内をロックで行った。料金は350円[3](ミューチケット{特別車両券}と同額)。ミュースカイでは布袋駅が通過のため、ミュージックホーンをロック調で流した。
大阪環状線(外回り全線(天王寺-西九条-大阪-天王寺)および大阪-京橋-天王寺)ゲストとして、中村美律子が乗客役として登場する。ちなみに、環状線の駅のうち野田駅、及び福島駅のみアナウンスされていない。
JRゆめ咲線(西九条-ユニバーサルシティ)
神戸高速鉄道東西線・阪急神戸線(特急・新開地-阪急梅田)※作詞当時は夙川は通過の為出てこない。
阪急京都線(特急・全線(阪急梅田-河原町))※作詞の時点において淡路、茨木市は通過のため出てこないが長岡天神、桂は通過駅として紹介されている。
西武秩父線・秩父鉄道線(普通・横瀬-長瀞)※本来横瀬はよこぜと読むが間違ってよこせと読んでいる。
仙石線(快速うみかぜ2号、特別快速うみかぜ号・全線(石巻-あおば通))※作詞当時、小鶴新田は未開業のため出てこない。リメイク版では追加されている。
仙山線(快速仙山号・全線(仙台-山形))
利府支線(普通・全線(仙台-岩切-利府))※エアトレインを除いて一番短い曲。
京急本線・久里浜線(快特・三崎口-品川および横浜-品川)※京急蒲田-品川間の通過駅のうち、北品川が抜けている(ライブでは修正している事がある)。本来停車駅であるはずの京急川崎に停車した形跡がない。作詞当時、新幹線の品川駅と湘南新宿ライン・みなとみらい線は未開業のため、また金沢八景は通過のため出てこない。ただし「KQVVVF Ver.12」では停車駅に金沢八景が、横浜駅乗換にみなとみらい線が追加されている。
中央・総武緩行線(普通・秋葉原-新宿)※飯田橋の乗り換えアナウンスが大江戸線ではなく半蔵門線になっている。
中央線快速(青梅特快、各駅停車・新宿-八王子)※国分寺-立川に東境と武蔵国分寺という架空の駅が2つ追加されている。立川の乗り換えアナウンスで多摩都市モノレール線が抜けている。終着の八王子では乗り換えの種別が本来ならば各駅停車か普通であるところを誤って特快と放送している。
東海道新幹線(ひかり・全線(新大阪-東京))※作詞当時、新幹線の品川駅とあおなみ線は未開業、浜松駅・静岡駅・小田原駅・新横浜駅は通過のため出てこない。リメイク版の「700系 Mix」ではあおなみ線・浜松駅・静岡駅・新横浜駅・品川駅が、「N700 Mix」ではそれらに加え小田原駅が追加されているが、このうち「700系 Mix」では浜松駅の発車時刻を1時間間違えている。また、両リメイク版とも東京駅の乗り換え案内で長野新幹線が北陸新幹線に変更され、更に上野東京ラインが追加されているが、このうち上野東京ラインの発着番線が本来の7・8番線ではなく山手線外回りと京浜東北線南行が発着する5・6番線になっている。また、実際の乗り換え案内では愛称である上野東京ラインではなく、正式名称の東北・高崎・常磐線で案内される。
武蔵野線(普通・新小平-府中本町および新秋津-武蔵浦和)※103系のトンネル内での轟音をメインとした曲なので車掌アナウンスが聞き取りづらい曲になっている。歌詞カードについても、騒音と被る部分については「ガーーー...」としか書かれていない。
南武支線(ワンマン・全線(尻手-浜川崎))※作詞当時、小田栄は未開業のため出てこない。
りんかい線(通勤快速・全線(大崎-新木場))
相鉄本線(急行・全線(横浜-海老名))※横浜-二俣川間の通過駅のうち、鶴ヶ峰が抜けている。
東北新幹線(はやて・全線(東京-八戸)および古川-新青森)※ロングバージョンでは「面白そうだから」という理由で福島、水沢江刺、北上に臨時停車し、かわりに上野が通過となっている。
東北新幹線(はやぶさ・全線(東京-新青森)および東京-仙台)※スーパーグリーン車・グランクラスでの出来事がメイン。
秋田新幹線(こまち・スーパーこまち・全線(秋田-盛岡-仙台))※「MOTER MAN 秋田新幹線こまち」では、秋田-大曲は実車にちなんで逆再生での収録となっている。スーパーこまちでは逆再生は無い。また、「MOTOR MAN E6V系 SUPER KOMACHI」は、作詞がE3系引退前のため、E6系が「スーパーこまち」となっている。
山形新幹線(つばさ・全線(福島-新庄)および山形-新庄)※本来曲に登場するつばさは119号だが、途中から199号と読んでいる。
津軽海峡線・北海道新幹線(海峡線・青函トンネル区間)
札幌市営地下鉄東西線(全線(宮の沢-新さっぽろ))
札幌市営地下鉄南北線(全線(麻生-真駒内)および大通-真駒内)
札幌市営地下鉄東豊線(さっぽろ-大通)
江ノ島電鉄線(全線(藤沢-鎌倉))
陸羽東線(快速湯けむり号・全線(新庄-小牛田))
京葉線・内房線(楽曲に登場するのは京葉線の区間のみ、通勤快速・東京-蘇我)※作詞当時、新木場と、浜野は通過の為出てこない。また、八丁堀の乗り換えアナウンスが日比谷線ではなく有楽町線になっている。
東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線(特急・全線(渋谷-横浜-元町・中華街))
名鉄常滑線・空港線(ミュースカイ・全線(神宮前-常滑-中部国際空港))
名古屋市営地下鉄名城線(右回り全線(大曽根-名古屋大学-(当時工事中・ただし、曲中では電車に掘削機を連結させ、この部分を無理やり開通させている。)-新瑞橋-大曽根))
南部縦貫鉄道 (全線(野辺地-七戸))※廃止路線
富士急行(フジサン特急・全線(大月-河口湖))
上信電鉄(全線高崎-下仁田)
秩父鉄道(急行・熊谷から乗り換えで各駅停車(三峰口-熊谷-羽生))※作詞当時、影森は通過のため、ふかや花園・ソシオ流通センターは未開業のため出てこない。
ゆりかもめ(全線新橋-豊洲)
箱根登山鉄道 (全線(箱根湯本-強羅))※出山信号場から上大平台信号場間はスイッチバックによる逆再生。
急行能登(上野-富山)※2010年3月14日のJRダイヤ改正で定期運行から撤退
快速ムーンライトながら(東京-大垣)※2009年3月13日までの373系による定期運転時のもの。深夜帯も含め、すべての停車駅について案内放送あり。
磐越西線 ※東日本大震災の影響で迂回運転を行った石油輸送列車が題材。
近江鉄道本線(豊郷-高宮)
北陸新幹線 (全線(東京-金沢)) ※発表当時長野-金沢間は未開業
阪急宝塚線(急行・蛍池-十三)
特急スーパー北斗(函館-長万部)
函館本線(長万部-札幌)
久留里線(木更津-上総亀山)
土讃線(高知-坪尻)
肥薩線(特急いさぶろう)(人吉-真幸)
長野電鉄屋代線(全線)・長野線(須坂-湯田中)※うち、屋代線は廃止された。
中央本線(岡谷-辰野)・飯田線(全線)
室蘭本線,千歳線(寝台特急北斗星)、函館本線,石北本線(特急オホーツク),ふるさと銀河線
阿武隈急行線(あぶくま-槻木)・東北本線(槻木-仙台)
上越線(土合-湯檜曽)
信越本線(青海川-鯨波)
北陸本線(筒石駅)
大都市近郊区間(東京近郊区間・大阪近郊区間)内の各路線(大回り乗車)
鉄道戦隊 レオ☆レンジャー
『鉄道戦隊 レオ☆レンジャー』(てつどうせんたい レオレンジャー)は、2003年にSUPER BELL"Zが「西武電車フェスタ」に初めて参加することに合わせて誕生した、西武鉄道の車両を戦隊ヒーローに例えた彼らのオリジナルキャラクター。 西武鉄道かわら版2004年2月号にはこれに関連してインタビューが載せられた。

その後のライブや鉄道イベントでも、ヒーローショーのようなレオ☆レンジャーの劇が度々行われており、派生キャラクターとなる「鉄道ヒーロー」が多数登場している。

主な登場キャラクター
一度限りの登場キャラクターも増えてきたため、複数回登場した主要なキャラクターを中心に記述する。

レオ☆レンジャーとその仲間
鉄道戦隊レオ☆レンジャー
鉄道ヒーローの中で最初に登場した西武鉄道のヒーロー。下記のほか、2代目の青の戦士であるスマイルブルー(西武30000系電車)、追加メンバーのキカンシャピンク(西武E851形電気機関車)やブラックタンク(タキ1900形貨車)、巨大兵器のレオ☆レンジャーロボなどがいる。
レッドアロー
レオ☆レンジャーのリーダーで、西武10000系電車がモデル。SUPER BELL"Zのフリーメンバー制移行前は専らメンバーの野月が扮していた。2008年のとしまえん鉄道フェスタ2008にてネオレオ☆レンジャーとなってからは、なぜか突然女性となった。
フツウイエロー
レオ☆レンジャーのメンバーで、西武3000系電車がモデル。フリーメンバー制移行前は当時の正規メンバーである中島(ナカジー)が演じており、声も中島本人があてていた。2008年のとしまえん鉄道フェスタ2008では久々に登場。レッドアロー曰くネオレオ☆レンジャーになってからは天然キャラから誠実なキャラに変わったとしている。
アルミブルー
レオ☆レンジャーのメンバーで、西武20000系電車がモデル。フリーメンバー制移行前は当時の正規メンバーである少覚が演じていた。女性キャラクターであるため、声優は少覚本人ではなく、NOZOMIXという女性が務めていた。
軌道刑事ツクバン(きどうけいじ-)
首都圏新都市鉄道TX-2000系電車とメタルヒーローをモデルとした、つくばエクスプレス線のヒーロー。2005年の西武電車フェスタで初登場した。活躍の場がつくばエクスプレス線であるため、得意技は「交直切替」。これを使い、“直流空間(直流電化区間)”と“交流空間(交流電化区間)”の両方で戦える。攻撃時の掛け声は「T・X!!」。2005年10月のライブでは『電車男』のパロディで電車オタクが変身していた。
展望超人パノラママン(てんぼうちょうじん-)/パノラマガール
名鉄7000系電車をモデルとした、名鉄線のヒーロー。2006年の名古屋・広小路夏まつり2006で初登場した。必殺技は「パノラマパンチ」「ミュージックホーン」。名古屋の「超人連盟」に所属する。仲間に空港超人ミュースカイン(名鉄2000系電車)がいて、彼と連結し力を合わせることで「ミュージックホーン・アンサンブルモード」という技を使うこともできる。2008年の丸栄百貨店でのイベントでは、更新改造によってパノラマガールという女性キャラクターとなった。
スケバンデハ
東急5200系電車と『スケバン刑事』をモデルとした、東急線の女性ヒーロー。2005年10月に開催されたライブで初登場した。登場当初は『電車男』のパロディで、電車オタクが「メーテル」と呼んで憧れる女性が変身していた。東急のマークが入ったヨーヨーが武器である。2007年8月に開催されたライブでは、つくばエクスプレスで守谷から通っていたメイド喫茶のメイドが、あるとき突然東急の力を手に入れ、2代目スケバンデハとなった。この時以降は豊岡真澄が扮した。変身後の姿はその名の通り、『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』のパロディである。
敵キャラクター
下記のほか、CDのみ登場の泥棒怪人スリラーや、ゲスト的人物の扮したベル将軍(ベル君)、女怪人シャハーン(木村裕子)といったキャラクターもいる。

グモラー
レオ☆レンジャーが活躍する西武鉄道を“悪の運行障害”で運休にさせようと企む、悪の組織「湘南電車」の親分。レオ☆レンジャーの宿敵だけに登場回数は多く、下記のジョーバンや北海道のヒーローレッド・ベア(JR貨物DF200形ディーゼル機関車)と手を組んでレオ☆レンジャーやツクバンを倒さんとしたこともある。なお「グモ」とは、2ちゃんねる用語で鉄道・バスの人身事故の意味(鉄道用語では「まぐろ」と呼ばれる)。
テツスキー
グモラーの配下の鉄道マニア怪人。その名の通り鉄道好きで常に鉄道関連の書物を片手にしており、乗客に豊富な鉄道の知識をぶつけ困らせる。グモラーと同じく頻繁に登場するキャラクターの一人で、痴漢怪人ケツスキーに変装したり、野月の歌の力を得てテツスキスキーにパワーアップしたりしてヒーローたちを苦しめたこともある。胴体が蒸気機関車の動輪のようなデザインになっている。
ジョーバン
JR東日本E531系電車がモデルの、ツクバンの宿敵。2005年10月に開催されたライブで初登場した。実車が走る常磐線と競合するつくばエクスプレスとの関係の如く、ツクバンを敵視している。しかし敵の怪人により全滅しかけたヒーローたちを助けるため、ツクバンやパノラママンに味方したこともある。
トーカイン
パノラママンの宿敵。中京地区で名鉄と競合するJR東海の象徴のようなキャラクターで、鉄道車両モチーフではなく黒マントを羽織った乗務員風の姿。2006年の名古屋・広小路夏まつり2006で初登場した。「新幹線ブレード300系」などの新幹線技を得意とし、手下に上述の怪人シャハーンがいる。なぜか新幹線ブレードには500系もあり、500系はJR西日本であることをパノラママンに突っ込まれているが、「あそこのエリア(山陽新幹線)も既に東海のものだ」と豪語している。
エアトレイン
ネットラジオ「鉄音アワー」から生まれた言葉。これは電車の音を口で忠実にものまねしていくコーナーで、鉄音アワー放送開始1周年記念として始まった企画。採用されると景品としてパスケースや携帯ストラップが贈られる。2007年6月20日にCDを発売。また、2008年10月8日には2枚目のCDを発売した。

SUPER BELL"Zが参加する各種イベントでは、一般参加型の「エアトレイン大会」が行われることがある。この様子はテレビ朝日系列の番組『ナニコレ珍百景』で取り上げられたこともある。
ちなみに野月の得意なエアトレインは「真空吸引式トイレを流した時の音」で、鉄音アワー68回目で披露し、土屋と桜井の大爆笑を誘った。
そしてついには、鉄音アワー198回目で土屋が「E233系近郊型の真空吸引式トイレの流したときの音」を披露し、桜井にいたっては「近鉄22600系Aceのトイレのウォシュレットの音」を披露した。この桜井の作品に対して、野月は「最低のエアトレインだ」、土屋は「下品極まりない」という感想を語った。さらに「ウォシュレットの音を録る時、用を足しながら股の間にICレコーダーを入れて録った」という桜井の発言に対し、土屋は「変態の鑑だ」というコメントを残した。


<「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」のウィキペディアより引用>
「MOTER MAN (秋葉原〜南浦和)」(モーター・マン あきはばら みなみうらわ)は、テクノユニットSUPER BELL"Zのデビューシングル。1999年12月8日発売。発売元は東芝EMI/radiosonic redords。

解説
鉄道の車掌による車内放送をテクノポップに乗せたパロディ音楽。設定としては、車掌が車内のDJブースでライブを展開し、乗客を盛り上げるというイメージになっており、ジャケットデザインはこれを表現したものである。なお、楽曲中の車掌・駅員の音声は全てメンバーの野月本人(車掌DJと称する)による声真似であり、実際のサンプリング音源ではない。
タイトルの「MOTER MAN」は、英語で「電気機関車運転手」を指す“motorman(en:motorman)”に由来する。「MOTOR MAN」ではなく、「MOTER MAN」の表記を用いた理由については不明。翌年にリリースしたアルバム「MOTOR MAN」においては、「MOTER MAN」がJR東日本(JR EAST)の路線をテーマにした曲、「MOTOR MAN」がそれ以外の路線をテーマにした曲に用いられる題名としているが、これは後付けの定義である可能性もある。また、メジャーデビューしてまもない頃は知名度の低さから、一部メディアで「MOTER MAN」がユニット名として紹介されるミスも発生した。
同曲は、NACK5「MUSIC CHALLENGER」内で1999年8月度の月間グランプリを獲得した(タイトルは「MOTER MAN」)。これがプロデューサー富澤一誠の目に留まり、12月に同曲で東芝EMIからメジャーデビューを果たすこととなった。
オリコンチャートは初登場69位であったが、ラジオ・インストアライブによる地道なプロモーションと口コミとの相乗効果で、着実にセールスを伸ばし、リリースから3ヵ月後の2000年3月7日付で最高順位となる19位を記録(翌週も同位)。最終的にオリコン集計で28万枚以上を売り上げるヒットとなった。なお、出荷枚数は50万枚以上に達している[1]。同年11月に第33回全日本有線放送大賞新人賞を受賞。
従来の作曲の常識に捉われない自由な作風は、当時の音楽リスナーに大きなインパクトを与えた。プロデューサーの富澤は「MOTER MAN」を評して、“現代の「帰ってきたヨッパライ」”であり、また“コロンブスの卵”であると言っている。このヒットがきっかけとなり、現在に至るまで、モーターマンシリーズを始めとした鉄道系の楽曲を多くリリースしている。
誕生の経緯
車掌をネタにした“電車の歌”のアイディア自体は、鉄道ファンである野月がユニット結成前の1991年より温めていたとされる。野月はこれを音楽としてまとめるきっかけが掴めずにいたが、そのヒントを与えたのが初代ギター担当の土屋(現・保線DJ担当)であった。朝帰りで土屋と京浜東北線に乗っていた時、「今の“次は西川口”ってアナウンス、ハイハットに似てなかった?」という土屋の発言から、野月は車内放送を楽器に置き換える着想を得たという。形となった“電車の歌”「MOTER MAN」は当初ライブオープニングの遊び程度にしか考えられていなかったらしいが、1998年11月の熊谷VOGUE(現・HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1)のライブで初披露されると、他の曲を完全に食ってしまうほどの反響で迎えられた(土屋は肺を患って不参加、直後に脱退)。「ベルズらしい曲ができた」という自負を持ったSUPER BELL"Zは、積極的にさまざまなオーディションに応募。そして、これをいち早く評価したのは、プロデューサーでもミュージシャンでもなく、「MUSIC CHALLENGER」のリスナーであった。
収録曲
全作詞・作曲・編曲:野月貴弘

MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)(4:22)
デビュー曲であり、表題曲。「まもなく2番線に」という秋葉原駅の構内アナウンスから始まり、入線してきた山手線の池袋行に乗車。上野駅で高崎線の快速アーバン号新前橋行に乗り換えて、さらに赤羽駅で京浜東北線の南浦和行に乗り換えて終点駅で降車するという内容。本来はこの後、武蔵野線に乗車し、次の武蔵浦和駅で埼京線に乗り換えて大宮駅に行くという構想があったが、長くなるために作られなかったという。普段聞き慣れた車掌の声真似を基本としながら、ラップ調のリズムに乗せて「あ、あ、あ、秋葉原です」「おかちまちまちー、ちまちー」「わーらび」などと駅名を茶化したフレーズを挿入することで、ギャップの面白さを引き出している。路線ごとに音楽ジャンルを変えていることも特徴であるが、これは野月が作曲する上でどういうジャンルにしようかと悩んだ末の実験的な意味合いがある。なお、バックトラック(カラオケ)にサンプリングされている野月の音声は新録ではなく、熊谷VOGUEライブの前日に突貫工事で収録したデータがそのまま流用されたという。
冒頭のATOS放送は、当シングルに「Vo. Cho.」としてクレジットされた宮崎恵子が担当しているが、試聴音源や一部ライブでは実際のものが使用されていた。また、山手線(当時は205系)発車時の効果音として京浜東北線の209系VVVF音が使われているが、これは発車の様子をイメージしやすくするための演出である。
TBS系『CDTV』(2000年4月1日放送)や『第33回全日本有線放送大賞』(同年11月18日放送)出演時には、高崎線部分を省略したテレビサイズで披露された。
代表曲であることから、ライブ・イベントでは、メンバーの紹介を兼ねて必ずといっていいほど演奏される。オリジナルアルバム『MOTOR MAN』やベストアルバムに収録されている他、「MOTER MAN 80's〜POWERED by SEXY SYNTHESIZER〜」(ベストアルバム『The Very Best of MOTOR MAN Vol.2』)などのアレンジ違いや「MOTER MAN 中央線 ノンストップ特快Mix」(シングル『MOTOR MAN 中央線/新幹線ひかり』他)などの派生作も多い。外部作品としては、ベースミックスバージョンがコンピレーションアルバム『Dancemania BASS#7』に収録されているが、同シリーズで邦楽アーティストの曲が採り上げられたのはこれが最初である。
MOTER MAN II “TRAFFIC JAM”(恵比寿〜新宿)(3:28)
サブタイトルの“traffic jam(en:traffic jam)”は英語で「交通渋滞」を意味するが、ここでは鉄道が遅延している状況、すなわち「(人身)事故」を暗示している。恵比寿駅で埼京線各駅停車の赤羽行に乗車し、新宿駅で中央線快速の高尾行に乗り換えるものの、中央線はちょうど当駅で人身事故が起きており、運転再開するまでの間、車掌が乗客に対して事故防止のお願いを呼びかけるという内容。京浜方面でのオーディションライブに備えるべく、モーターマン第2弾として作られた曲であるが、直接的にはNHK『クローズアップ現代』の中で中央線の鉄道自殺問題を取り上げていたのを見たことがネタになっているという。

・秋葉原から南浦和まで実際に上野と赤羽乗り換えで向かう人は少数派だと思われる<京浜東北線で直通/時短効果は乏しい>
・蕨(わらび)は「ワーラビー」と繰り返し発音