喫茶店。昭和生まれの私には憧れの場所である。

 そして絶滅危惧のお店である。

 

 バブルから全盛期を誇った喫茶店は継いだところで食べていけないと閉店が続く中、現役世代が継いだお店がある。

 良くない癖で、どうもバブルの面影を求め比べてしまっていた。

 けれど、よくよく思い出してみれば喫煙で距離感の近い接客だった頃より、清潔感がありストイックな接客の方が心地良い。

 

 そしてそのお店のウェイトレスさんがとても格好良い。今時ウェイトレスという言葉を使うのかどうかもわからないけれど、すらっとしてショートヘアなのに女性らしく、身のこなしに魅力がある。ロングヘアの時もあでやかで素敵だった。

 きっと、彼女のこだわりのスタイルがはっきりあるのだと思う。

 

 

 前の店主の時は少女めいた華やかな食器で、今は機能寄りのモダンな食器へと変わっている。

 まったく同じメニューではないけれど懐かしいメニューと今風のメニューが工夫がされ、珈琲に関しては今の店主の方がこだわりを持っているのが伝わってくる。

 

 頻繁には通えないけれど、時々ちょっとだけお洒落してお邪魔するのを楽しみにできる、素敵なお店ができた。