私の今年最初の絵画鑑賞は、1月11日(日)、天王洲アイル駅近くにあるWHAT CAFEで開催されている『WHAT CAFE EXHIBITION vol.44 from here to eternity:TERADA ART AWARD 2015 受賞者の「いま」の展開』(会期 1月10日~25日)に行ってきました。
TERRADA ART AWARDは、美術品の保管をはじめ、修復・梱包・輸送・展示を業とする寺田倉庫が、新進アーティストの支援を目的とした現代アートアウォードであり、今回は、10年前のTERADA ART AWARD 2015 の受賞者の「いま」の展開ををテーマとして開催されたとのことです。
今回、この展示を知ったのは、私が以前からブログで紹介してきた菅澤薫さんが参加されるという情報をいただき、会場に向かいました。
東京モノレール羽田空港線の浜松町駅から一駅の天王洲アイル駅から徒歩5分、レストラン兼展示場の「WHAT CAFE」が会場です。
会場に入り正面が広々とした飲食スペース、壁面等が展示スペースです。
お目当ての菅澤薫さんの展示スペースに行ってみると、菅澤さんが在廊しており、久し振りにお話を伺いながら、作品をじっくり拝見することができました。
作品は、2015年の入選作品をはじめ、ここ5年ほどの20点の作品が時系列に並べてありました。
作品を数点紹介していこうと思います。
「部屋と洗濯物と私」<2015年入選作品>2015年/パネル、麻布、テンペラ、油彩/1620×1620mm
二つの洗濯物干しに、洗濯物が複雑に絡むとともに、女の子の髪の毛も洗濯ばさみでつままれています。
洗濯物と女の子の姿勢による不安定な斜めの構図が、歪みや、不安な感情を表現しているように思えます。
しかしながら、明るい色彩や女の子の表情など、作品全体的に明るさを感じる作品でもあり、不安と明るさの両面のバランスが面白い作品ではないでしょうか。
実は、この作品を私が拝見するのは、今回が2回目です。
今から7年前、菅澤さんが大学院を卒業し、就職する直前に国立市で開催した個展で拝見しており、当時の菅澤さんの作品の集大成的な個展でした。
2019年3月
そもそも、菅澤さんの作品を初めて拝見したのは、2018年2月の銀座のギャラリーアートもりもとでの個展であり、その後も、折々に作品を拝見してきました。
2021年2月個展
2022年2月 第57回昭和会展(銀座の日動画廊が主催)産休中に制作した作品が入選されていました。
2023年2月 グループ展 お子さんを描いた作品が展示されていました。
2024年2月個展
2025年3月アートギャラリ-展の入選作品の展示
このほか、沢山のグループ展を拝見してきましたので、菅澤さんのこの10年の精力的なご活躍には改めて感心します。
話を戻して、今回の展示は、2015年以降の作品を時系列的に展示されており、私にとっては、これまで拝見してきた菅澤さんのご活躍を振り返る思いでした。
その中で、何点かご紹介します。
「色濃く残る」2020年/石膏地にアクリル・テンペラ・油彩/410×318×20mm
「きっと虹がかかるから#2」2023年/石膏地にアクリル・テンペラ・油彩/318×410×20mm
「守るべきもの」2023年/石膏地にアクリル・テンペラ・油彩/410×318×22mm
「冬は解けて」2024年/石膏地にアクリル・テンペラ・油彩/410×318×19mm
「ひかりの降る庭」2025年/石膏地にアクリル/273×220×20
「春のまばたきの向こうに」2025年/石膏地にアクリル、油彩/220×273×20
菅澤薫さんの若いころの不安な感情を表現した作品から、教育者となり、そして母となり暖かい視線の作品、最近の花を描いた作品など、菅澤さんの0これまでの人生を感じるような作品の展示でした。
さて、会場には、TERADA ART AWARD 2015の受賞者の15名の方々の作品が、受賞作品とその後の作品が展示されていました。
現代アートを対象としたコンクールであるため、非常に幅広の作品が対象となっており、会場内をブラブラと驚きながら、周らせていただきました。
その中で、私が印象に残った作品を以下で紹介させていただきますが、見た目だけでなく、制作手法も多彩であり、楽しませていただきました。
「ファーカスチャート3」<2015年最優秀作品4>SHIMURA bros/パネル・インクジェット・鉛筆・金属・紙/1650×1100mm
「im/mortal」<2015年優秀賞(立島惠賞)>馬場美桜子/油彩・キャンバス/130×162㎝
「tansformation」2023年馬場美桜子/油彩・キャンバス/130×162㎝
「擬態-シロクチカロテス-」<2015年入選作品>宮田彩加/刺繍糸・綿布・木製パネル/1200×770×30mm
「ボビーを形成するプロット-in green-」宮田彩加/ミシン糸・綿布・木製パネル/1070×1240×40mm
「祝言」<2015年入選作品>ハタユキコ/キャンバスに油彩/1303×1620×25mm
「Moment’s #131」2025年増田将大/Acrylic、Canvas、and Wood/600×400×45mm
「Moment’s #130」2025年増田将大/Acrylic、Canvas、and Wood/1700×1188×50mm
「崇高な残骸#1」2025年谷正也/アクリル絵の具/1302×915×40
「ユデットの手」2025年盛田亜耶/切り絵、紙/720×560mm
「漫才師」2025年加藤正臣/アルシュ紙にアクリル/364×1545×20mm
今回は、食事はしないで帰りましたが、ゆっくり食事ができる会場ですので、一度会場に訪れていただき、食事と作品を楽しんでいただければと思います。
(会期は1月25日までです。)





























