419日、20日の土日、私が是非拝見したいと思っている公募展や個展が目白押しであり、暑い中、汗をかきつつ電車を乗り継いで、回ってきましたので、順次、ブログでご紹介していきたいと思います。

 

今日は、東京都美術館で開催されている日本画の公募展である第59回日春展についてご紹介したいと思います。(会期 418()24()

 

まずは、日春展、日展日本画部門におけるベテランの方々の作品を紹介したいと思います。

「白梅」山下保子 神奈川県 会員

上品なご婦人を描く山下保子さんの作品ですが、今回は花瓶にいけた白梅が見事です。

 

「春を」西田幸一郎 京都府 会員

春を待つ女性、木々の芽のやや膨らんでいる様子や、冬にしてはやや軽装の女性の姿からすると、春はそう遠くない印象がする作品です。

 

「富士黎明」村居正之 大阪府 会員

見事な冬の富士。村居氏の独特の美しい青が、ここまで富士に似合うと感銘を受ける作品です。

 

「早春」渡辺信喜 京都府 会員

様々な植物の表現が心に残る渡辺氏の今回の作品は、白梅と鳥です。

 

『パンジー』田島奈須美 神奈川県 会員

大胆な色づかい、ユニークさ、楽しさなど、いつも印象に残る作品を出展される田島奈須美さんの作品です。

この日、たまたまになりますが、田島さんがお仲間の方たちといらっしゃっていて、作品の前でお話をされていたのを、私は横で興味深く伺ってしまいました。

ご挨拶はできませんでしたが、小柄ながらパワフルさを感じるご本人を目撃でき感動しました。

 

その他ベテランの会員の方々等で印象に残った作品です。

「木蘭詩編」藤島博文 茨城県 会員

 

「好日」福田千惠 東京都 会員

 

「野に」鍵谷節子 大阪府 会員

 

「夢喰い」中村賢次 熊本県 会員

 

「眞秀ろばの國」佐藤和歌子 熊本県 会員

 

ここからは、若手の方々の作品を紹介していきたいと思います。

 

「道標」福田季生 京都府 会友

伝統的な美人画の系譜をしっかりと引き継いでいる福田季生さんの作品です。

着物姿の二人の女性のさりげない動きにより、今では日ごろは見ることが少ない着物が織りなす自然な美しさを感じることができる作品です。

今回は、第1室の入口のいの一番の場所に作品が展示されていました。

 

dream」石井清子 福岡県 会友

石井清子さんの作品には、大好きな愛猫がモデルとして登場することが特徴であり、また、そこが魅力であると私はかねがね思い拝見してきました。

ただ、命あるものにはいずれお別れも経験しなければならないことも経て、今回、登場している若い三毛猫は最近石井家にお迎えした猫になります。

前足を伸ばし、金、銀の光の玉?を追いかける三毛猫の姿が愛くるしく、とても可愛がられていることを感じることができる作品と思いました。

 

「共」稲葉未来 福岡県 会友

二匹の羊が寄り添いあう「共」という心が惹かれる作品です。

稲葉未来さんの作品を初めて拝見したのは、20184月の第2回日春展の猫の作品でした。

その後、写実的な犬や羊の作品を発表されているのを動物好きの私としては、ほぼ無意識でブログでも紹介させて頂きました。

そうしたなか、昨年11月グループ展でご本人に初めてお目にかかることができ、加えて、この日、稲場さんの東京での初めての個展が開催中であり拝見してきましたので、その様子は近くブログに書きたいと考えています。

 

「子ねこの隠れカフェ」 中村妃菜 熊本県 准会員 新会員賞

最近、中村妃菜さんの子どもを題材にした作品や田舎の廃屋を描いた作品が大変印象に残っていましたが、連続して賞を受賞し、めきめきと注目されています。

今回の作品は、古い家屋ながら、大変味があるいきた家屋を趣のある作品に仕上げており、新しい挑戦をされていると感じました。

 

以下、受賞作品や、私の印象に残った作品をそのままご紹介いたします。

 

「部屋にほどける」 谷井里咲 石川県 会友 外務大臣賞 日春展

 

「スイカ」中野ともよ 岐阜県 一般入選 山口蓬春記念館賞 日春展

 

「ある昼下りのひととき」及川美沙 京都府 会友

 

「胡蝶のすみか」藤田麻知世 神奈川県 会友

 

「ささやかな時間」奥村絵美 京都府 会友

 

「柳下美人図」岡本文子 福岡県 会友

 

「秘密」松田絵理 長野県 会友

 

「二月のディドリーム」小熊香奈子 和歌山県 一般入選

 

「花より団子よりも」米田陽稀 熊本県 一般入選

 

以上、私本位の紹介で、かつ、駆け足になってしまいましたが、本年も大変楽しめる展示でした。