今日、4月2日(木)は、あいにくの小雨模様でしたが、横浜の関内の画廊楽Ⅰで開催されている「川浦みさき 酒井幸子 水墨画展」(会期3月30日~4月5日)と、銀座アートホールで開催されている2026現代童画会春季展(会期3月30日~4月5日)の2か所の展示を梯子しました。
とりあえず、今日は「川浦みさき 酒井幸子 水墨画展」について触れたいと思います。(現代童画会春季展はできるだけ速やかに触れたいと思います。)
私は、10年ほど前にブログを始めた頃から、酒井幸子先生の水墨絵画教室に通いはじめ、その様子を度々、ブログで取り上げさせていただいています。
酒井幸子先生は、本場の中国で水墨画を学ばれていますが、その先輩格にあたる川浦みさきさんと二人展を行うとのお話しでしたので、楽しみに会場に向かいました。
画廊楽Ⅰは、関内駅から徒歩3分ほどのところにあり、会場に入ると、手前に酒井幸子さんの作品の展示、奥は川浦みさきさんの作品が展示されていました。
まずは、会場の風景から。
酒井幸子さんの作品の展示風景。
川浦みさきさんの作品の展示風景。
会場には、お二人とも在廊されており、お二人のお話を伺いながら、作品を鑑賞させていただきました。
その中から、気になる作品を数点紹介させていただきます。
「初夏の彩」酒井幸子 絹本 顔料と墨 F8
何といっても、酒井幸子さんの作品の魅力は、顔彩で彩られた花々の魅力であり、この作品は、紫陽花の花の淡い色合い・濃淡が魅力的です。
「春花図」酒井幸子 麻紙に顔料 WF3
こちらは、春の花3種が競い合うように咲いている様子。
それぞれの色合いの濃淡、バランスが素晴らしいです。
酒井幸子さんの作品には、花と鳥が数多く登場します。
鳥の作品、3点です。
一番左の作品を拡大してみました。
「クローバーに小雀」酒井幸子 麻紙に顔料と墨 WSM
サラサラっと描いた、小雀がいきいきとして、とても可愛らしいです。
こちらも鳥の作品です。
「花水木に四十雀」酒井幸子 因州和紙に顔料と墨 SM
酒井幸子先生の水墨絵画教室では、半紙で練習し、色紙、短冊、はがきに完成作品を仕上げますが、この作品は、はがき4枚に描かれた桜が、一つの作品に仕上がっています。手前は、巻物に描かれた花々の一部です。
正に、春、今どきの花々の作品です。
私にとっては、見慣れた作品ですが、いつ拝見しても素晴らしく、ため息が出てしまう酒井幸子先生の作品です。
次は、川浦みさきさんの作品です。
まずは、作品を紹介します。
「ストゥーバ(ラダック・レー)」川浦みさき 幅67㎝
川浦みさきさんは、海外に旅し、そこで見た自然や古い建物、人々の生活をスケッチし、作品に仕上げており、今回はそうした作品が数多く展示されています。
この作品は、インドで取材したチベット仏教の建物と人々の姿です。
墨だけで、建物の特徴を的確にとらえるとともに、老若男女・人々の生き生きとした表情が魅力です。
「収穫(インドネシア・バリ島)」川浦みさき 幅70㎝
南国の木々が、風に大きくたなびき、そしてキラキラと輝いています。
そして、女性が収穫している様子をこどもが見上げています。
何を収穫しているのか、伺えばよかったのですが、作品を目にしているときは何を収穫しているのかは、自然の中で生き生きと生活している様子が見事に描かれているので、全く気になりませんでした。
「苗寨の記憶(中国・貴州)」川浦みさき 幅42㎝
この作品は、中国の民族衣装を着たこども、その村を描いたというお話を伺いましたが、家に帰り、調べてみると、中国貴州には、苗(みゃお)族という民族がくらしているとのことでした。
よぼよぼのおばあさんと、こどもの表情が絶妙で、彼らの住む村の建物の様子と合わせて、中国の奥地に旅した気分になります。
まさに、中国に根付いている水墨画が、中国の村・人々の姿にとてもマッチしていると感じる作品です。
会場には、川浦みさきさんが描く十二支の作品も展示されていました。
その中の「猿」の作品です。
十二支も、中国テイストが強めの作品が、面白く魅力的でした。
中国水墨画を学んだお二人の、それぞれ独自の水墨画の違いが興味深く、異なる魅力を楽しめた二人展でした。
















