既に会期が終わってしまいましたが、先週の1月22日(木)に銀座のGALLERY ANDLINKS 81 .bisで開催された「渡邊浩香個展 日々に添う」に行ってきました。(会期 1月18日~23日)
若手日本画家の渡邊浩香さんは、季節の花々と女性を主に描いており、両者の微妙なバランスを取りながら、淡い色彩で美しい作品を描かれています。
私が会場に伺った日は、残念ながら渡邊さんはいらっしゃらなく、作品を一人で想像しながら、拝見してきました。
作品を紹介させていただきます。
「good afternoon ニャ~」アートクロスに彩色 M12(410×6067mm)
パジャマ姿の女性が、布団の上で、愛猫の頭を撫でにこやかに挨拶をしています。
窓から差す陽の光は高く、光が溢れており、桜の花の影がくっきりと描かれています。
遅い眼ざめにかかわらず、愛猫と桜のお蔭で心地よい目覚めができたといったところでしょうか。
そんなことを想像させる作品です。
「願い」天竺綿に彩色 F6(410×318mm)
色とりどりの花を背景に、それ以上の花柄で埋め尽くされた着物を纏った少女を描いた作品です。
花に囲まれ、ひたすらに、純粋に、少女の思いを込めた「願い」が表現されています。
一つ一つの花が、何の花か考えながら楽しめる作品ではないでしょうか。
「冬の温」天竺綿に彩色 F4(333×242mm)
椿咲く冬。
積もった雪を素手で固めて、猫の形をした雪だるまを作り、慈しんでいる少女の姿。
雪だるまを持つ手は、とても冷たそうですが、心はホッとするような温かさに包まれていることを感じさせます。
渡邊浩香さんの作品には、そんな優しさを感じます。
「翠」紙本着彩 F4(333×242mm)
春から夏にかけて光り輝く「翠(みどり)」が溢れる季節。
その暖かさに軽装をして、季節を迎える女性の姿が、若々しさに溢れています。
女性を描いた部分と、額の余白部分の描いた花の対比が素敵な作品と思います。
「桜奇譚」天竺綿に彩色 F6(318×410mm)
桜の季節までは、もう少し。
春に思う作品か、又は、春を想う作品かは見る側の気持ち次第といったところでしょうか。
以上、作品の一部を紹介させていただきましたが、御本人から何も伺うことができませんでしたので、私の想像が全くの的外れになったらご容赦いただければと思います。
花と女性と、プラスαの渡邊浩香さんの作品を満喫できた作品展でした。
以上です。




