先日、日本橋三越本店美術特選画廊で開催中の「初空」に行ってきました。(会期 1月21日(水)~26日(月))
この展示は、銀座の画廊SASAI FINE ARTSのギャラリー外企画で、私のよく存じ上げている次の14名の方々が参加しています。
(石川幸奈 伊勢田理沙 植野綾 菅澤薫 丁子紅子 津村果奈 福田季生 藤井佳奈 星野有紀 牧弘子 松本実桜 本木ひかり 森萌衣 山本有彩 (敬称略・五十音順))
作品は、女性像を中心に、日常の中で目に留めた愛しいものや情景を描いたものも出品されているとのことですが、どの作品も素晴らしい作品で、すべての作品をここで紹介したいところですが、今回は、私と多少でも交流がある方に限定して、紹介したいと思います。
会場は、日本橋三越本店の6階になります。
まずは、藤井佳奈さんの作品です。
藤井佳奈「貴婦人の微笑み」8号
ロリータファッションにこだわりを持って取り組んでいる藤井佳奈さんの作品ですが、華やかな雰囲気のなかにも、古典的な洋装のファッションを感じさせる上品で落ちついた作品であり、写実力もますます磨きがかかってることを感じさせる作品です。
藤井佳奈「紅茶のある庭」4号
人物中心の藤井さんが静物に挑戦した作品です。
当然、、平面の作品ですが、白いポットが浮き出すような立体感が感じられ、真珠のネックレスやレースの飾り物など、これらを身につける女性像が想像できる作品に思います。
菅澤薫「忘れられた優しい記憶」10号
これまで、人物を描くことが多かった菅澤薫さんは、最近、こうした満面の花、花、花の作品に取り組んでいます。
明るい外の陽ざしに、微笑みかけるような柔らかい色彩に心が和む作品です。
福田季生「春恋し」12号
和装の美人画の福田季生さんの作品です。
枝垂桜を背景に、明るく、すっきりとした青の振袖が初春を感じさせる爽やかな作品です。
福田季生「舞始め」6号
奈良在住の福田季生さんは、今回、都をどりのポスターの原画を担当されたとのことで、この作品は、その姉妹作的な作品です。
都をどりのポスターは、女性の顔が、ほぼ正面を向いた作品のようですが、こちらの作品は、同じ着物や髪飾りの女性の横顔を描いています。
日本髪の髪飾りの華やかさ、美しさが見事な作品で、福田季生さんの新境地を見る作品です。
植野綾「借り物の言葉」10号
人ところにとどまらず、様々な作品を生み出してきた植野綾さんですが、昨年の第101回白日会展で「他人の顔」と題した化粧をする女性の作品を出展されていたいました。
この作品も、「借り物の言葉」と題する化粧をする女性の作品です。
人物や化粧品の小物など、写実の力を彷彿させる作品ですが、題名のつけ方や女性の表情から、「化粧」に対する違和感が込められているような気がしています。
植野綾「カスタム」6号
同じく、植野綾さんの作品ですが、あたかも立体物を張り付けたような作品ですが、あくまで平面の作品です。
楽しく、心踊るよな作品です。
丁子紅子「初火。」8号
いつも素晴らしい丁子紅子さんの作品ですが、いつもの作品にも増して、魅力的な作品に感じます。
ショートカットの髪型、俯く眼差し、背筋の線、燃え立つ赤いドレス、その一つ一つが魅力に要因なのでしょうか。
伊勢田理沙「メリーゴーランド」10号
穏やかな空間、静かなひと時、一つ一つのものに対する愛着を感じさせる伊勢田理沙さんの作品です。
伊勢田さんの作品には、猫のアイテムが描きこまれていることが多いのですが、この作品には見つかりませんでした。
ただ、その代わり、次の猫の作品が出展されていました。
伊勢田理沙「あくびがでるよ」3号
牧弘子「静かな分岐」10号
人物と、植物や様々な物が、絡み合いながら調和する神秘的な独自の世界を描く牧弘子さんの作品です。
そうした中でも、この作品は、女性の個性を感じさせる作品に思いました。
星野有紀「秒針音のある静物」8号
人物を描くにも、哲学というか、拘りを見せる星野有紀さんですが、この「秒針音のある静物」には、その星野有紀さんの心のつぶやきを感じる作品と思いました。
このほか、本木ひかりさん、牧弘子さん、松本実桜さん、山本有彩さん、石川幸奈さん、津村果奈さん、森萌衣さんの作品もそれぞれに素晴らしく、ご紹介したいところですが、今回は省略させていただきます。
この作品展の会期は、26日(月)までですので、関心がある方は是非、足を向けていただければと思います。












