昨日、5月30日(木)、横浜に用事がありましたので、以前から仕事帰りに訪れた横浜石川町の画廊ギャラリーARKで始まったアグライア展に行ってきました。(会期 5月30日(木)~6月8日(土)日曜休廊)
ギャラリーARKでは、この時期、アグライア展と名打った企画展を行っており、様々な新進の作家の方々の作品に出会えるので、以前から度々伺っていました。
ちなみに、「アグライア」とは、ギリシャ神話に登場する美と優雅を司る三美神の一人で、「輝き」を象徴する女神です。
今回の出展作家は次の方々になります。(敬称を省略させていただきました。)
川口絵里衣、雲母りほ、久保晶、今野樹里恵、佐藤陽也、菅沢薫、徳田明子、春木彩香、三賀亮介、渡邊浩香(五十音順)
それでは、出展作品の一部を紹介させていただきます。
菅沢薫「花結 #1」アクリル・テンペラ・油彩F3
私のブログで、度々、紹介させていただいている菅澤薫さんの作品です。
菅澤さんの作品の原点ともいえる色とりどりのストッキングの洗濯物が描かれている作品ですが、作品名の「花結」の通り、若い女性の手に持った花に布を結んでおり、その花を見つめる視線が女性の優しさを表現しているように思えます。
また、洗濯物の布と、女性の服の見た目の触感が共通して一体感があり、布の感触を肌で感じるかのような作品です。
菅沢薫「花結 #2」アクリル・テンペラ・油彩F3
こちらの作品も、女性の優しさ、花を結ぶ布の柔らかい触感などを感じることができる作品です。
徳田明子「儚く強いもの」水彩 F4
白日会展などにも出展されている水彩画の徳田明子さんの作品です。
水彩画でありながら、油彩と見間違えるような写実的な作品を描かれている徳田さんですが、この作品は、女性の肌が自ら淡く発光しているがごとく輝いていることが印象的です。
また、髪が浮遊するがごとくなびいており、全体的に神秘感が漂う作品に仕上がっています。
渡邊浩香「甘さと棘」紙本着彩F3
天性のものさえ感じるすっきりした柔らかな女性の輪郭線により描かれる妖艶な女性、背景に美しく描かれた花など、丁寧に仕上がった渡邊浩香さんの作品です。
最近注目度が上がってきている渡邊浩香さん、今後が楽しみです。
渡邊浩香「幸を招きて」パネル着彩F3
こちらの作品は、菅澤薫さんの作品とともに、画廊の外から見えるウィンドウに展示されていました。
他には、次の作品が印象的でした。恐縮ですがコメントは省略させていただきました。
川口絵里衣「微笑みの共存」ペン・鉛筆・アクリリックインクF4
川口絵里衣「共に」ペン・鉛筆F0
春木彩香「孔雀座」綿布着彩F4
今野樹里恵「アポロンの部屋」鉛筆・アクリルF3
雲母りほ「林檎天使~時の入り口」鉛筆・アクリル51.5×36.4cm
佐藤陽也「アトリエの時間」鉛筆・アクリル・パステルA3
三賀亮介「天気雨」色鉛筆F3
久保晶「風にそよぐ」油彩F4
以上、雑駁な紹介で申し訳ありませんでした。
いずれにしても会期は始まったばかりですので、興味がある方は是非、現地に足を運んでいただければと思います。
ギャラリーARKのHPアドレスは次の通りです。こちらでは作品リストをみることができます。