今日は、昨日、仕事帰りに寄った、横浜石川町の画廊ギャラリーアークではじまった「美の饗宴展」(3月14日(木)~3月23日(土)日曜休廊)について書きたいと思います。

 

美の饗宴展は、美人画・女性画を中心に描く新進の作家さんグループ展で、今回の参加された作家は次の方々になります。

井上知美、岩野雅代、奥野久美子、北島優子、鈴木純子、徳田明子、中園ゆう子、春木彩香、やちだけい、渡邊浩香

(五十音順、敬称を省略させていただきました。)

 

ギャラリーアークは、職場から徒歩で10分程度のところにあるので以前はよく伺いブログにも紹介させていただきました。

今回は、最近の私の仕事や体調の関係で、今年初めての訪問になりましたが、久し振りに画廊主の濱田氏にお目にかかることができ、色々とお話を伺うことができました。

 

それでは、作品を紹介していこうと思います。

まず、初めて紹介する渡邊浩香さんの作品です。

 

「with grace」渡邊浩香 紙本着彩F4

女性らしい、なめらかで、すっきりとした曲線、そして白い花との組み合わせが美しい作品です。

そして、丁寧に立体的に描かれたレースの服が大変印象的です。

渡邊浩香さんの作品は、このギャラリーARKで拝見したことはありましたが、最近、SAS上で銀座の画廊で出展されているのを拝見する機会があり、記憶に残っている作家さんでした。

この作品を拝見し、魅力的な作品を描く方だなと初めて認識しました。

 

他にも次の作品が出展されています。

「with brightness」渡邊浩香 紙本着彩F4

 

次は、徳田明子さんの作品です。

「風のノスタルジー」徳田明子 水彩F4

徳田明子さんは、白日会展などにも出展されており、女性の情念を感じる写実的な作品を描かれており、私のブログでも度々取り上げさせていただいています。

この作品も、背後からの風に髪をなびかせる女性をさりげなく描いており、物思いにふける静かな表情が印象的です。

 

次は、中園ゆう子さんの作品です。今回は3点、出展されています。

「春を待つ」中園ゆう子 紙本着彩SM

民族衣装を感じる大きなふかふかな帽子をかぶった、赤い服を女の子。

衣装からすると、冬の衣装に思いますが、蝶が舞い、少女の表情を見ると、春を感じさせる可愛らしい作品です。

 

この作品、とても魅力的な作品ですが、展示場所も、画廊の外から見えるところに展示されていました。

 

中園ゆう子「どんぶりちゃん」紙本着彩F0

この作品は、おもしろい!と思いました。

その題の通り、どんぶりの蓋のようなものを頭の上に乗せ、首に巻いたマフラー?はどんぶり模様です。

そして、ウナギと海老がふきだしの中に描かれており、額の背景に貼られた布の色合いに作品が引き立つ、パンチの効いた作品です。

 

そして、3点目はこの作品です。

「ハレの日の装い」中園ゆう子 紙本着彩F4

 

次は、北島優子さんの作品です。

「Believe me.」北島優子 雲肌麻紙に墨・岩絵具・アクリルF6

妖艶な女性を描く、北島優子さんの世界。

いつものアイテムである真珠も散りばめられています。

作品名は「Believe me.」、よく見ると、絵の中に描かれたテープがその言葉を綴っていることに気づきます。

特に、「i」の上の点が、大きな真珠であることが面白いなと思いました。

 

以下、作品だけを1点ずつ紹介します。

「霍香」やちだけい 絹本に墨・アクリルS3

 

「よもぎ」奥野久美子 絹・落水紙に墨・岩絵具・顔料F4

 

「春のささやき」鈴木純子 天竺綿に水干絵具・岩絵具F4

 

「寒花」井上知美 アートクロスに岩絵具・顔彩等F4

 

「黄色い祝福」春木彩香 紙本着彩F4

 

「sun shower」岩野雅代 麻紙に岩絵具F3

 

駆け足になってしまいましたが、出展されている作家のそれぞれの特色を楽しめるグループ展でした。

 

最後に、ギャラリーアークのHPアドレスを掲載します。

HPには、すべての作品の写真が掲載せれていますので、興味のある方は是非ご覧いただければと思います。

ギャラリーアーク (art-sq.com)