今日は、仕事帰りに、今日7月5日(木)~7月14日(土)の会期で、銀座の画廊ギャラリーアートもりもとではじまった、

「SUMMER SHOW 2018」に行ってきました。

出展作家は、小野智佳子、伊勢田理沙、辛文遊、川嶋陽介、児玉沙矢華、友清大介、福田季生、藤井佳奈、星野有紀、吉間春樹、湯澤美麻の各氏になります。

 

今日は、初日ということもあり、画廊には、川嶋陽介さん、友清大介さん、伊勢田理沙さん、藤井佳奈さん、吉間春樹さんがいらっしゃいました。一人、2点ないし3点の展示ですが、以前からよく知っている方を中心に作品を紹介させて頂きます。

 

「BLUE」 川嶋陽介 (以下敬称を省略させていただきます。)

川島陽介さんの描く作品は、私の中では、これまで神秘的で謎の部分が多いという印象がしていました。

しかし、この作品は、描かれた女性が、現代的な目鼻だちで、そして、すっきりとしたショートカットの髪のせいでしょうか、身近に感じられる印象があります。

今日初めて、お目に掛かった川島さんのお話によると、この作品は、新しいモデルで、描き方も新しい挑戦をされているとのことでした。

そして、題名の「BULE」にあるとおり、肉眼で見るこの青は、深みが有る艶やかな色合いで、女性の白い肌を引き立てながら、主役に躍り出るような魅力的な色彩に感じました。

 

また、もう1点の髪の長い女性のヌードの作品も、DMに採用されており、素晴らしい作品でした。

 

「Blue shadow」 友清大介

これまでの友清大介さんの作品は、重厚で静を感じさせる印象がありました。

しかし、この新しいモデルさんの作品は、動を感じます。それは感情の揺れなのかもしれません。

友清さんとも、今日初めてお目に掛かることが出来、お話しをうかがうことが出来ました。

この作品においても、色々と新しい挑戦をされているようです。そして、このモデルは、画廊のスタッフの佐々井さん紹介とのことでした。

そして、穏やかで爽やかな友清さんの印象も新鮮でした。

 

「馳せる」伊勢田理沙

伊勢田さんの描く少女は、本当に素敵でその人気にはいつも驚かされます。

でも、この作品は、私の伊勢田さんの作品の印象を少しかえるものでした。

それは、髪が風に軽やかに踊っているということもあるのかもしれません。しかし、それ以上に、少女のやや不安そうにも見える表情が魅力的で大変ひかれる作品です。

 

「清く、正しく、」藤井佳奈

藤井佳奈さんの、キラキラ輝く女性の作品です。

彼女の作品は、あまり写実を感じなかったのですが、この作品を見る限り、写実の力は流石と思います。

この輝く作品を、今後、藤井佳奈さんがどのように極めていくのか、正直楽しみにしています。

 

「prayer」吉間春樹

今日、吉間春樹さんも在廊されていましたが、全くお話しをすることが出来ませんでした。

私も、おそらく作品を拝見するのは初めてではと思ったのですが、実は、既に拝見していて過去の私のブログで取り上げたこともありました。

若手ですが、魅力的な作品を描く方です。

この作品も、控えめに展示されていましたが、ほかの作品にも負けない力がある作品と思います。

 

「花の夢」福田季生

福田季生さんの作品を、このギャラリーアートもりもとで拝見できるということが、私にとって驚きです。

彼女の作品は、第1回日春展で初めて拝見し、大変印象に残ったので、早速ブログに書かせて頂きました。

伝統的な日本画を引き継ぎながら、彼女独自の女性画が魅力でしたが、京都を中心に活躍する彼女の作品が、ここ銀座でこんなに早く見られるとは考えていませんでした。

これも、この画廊のスタッフの目の付け所の素晴らしさと勝手に思っています。

 

さて、この他、こんな素晴らしい作品を見ることが出来ました。

「雨の日」辛文遊

辛さんの卓越した描写力と、こだわりの作品です。

 

「空が繋がる」児玉沙矢華

やさしい女性画とセキセイインコを描く彼女の作品は以前から注目していましたが、この作品は、正に彼女らしい作品です。

 

「あのこになりたい」星野有紀

 

「あなたの隣で」小野智佳子

 

以上、作品の一部を紹介させて頂きましが、画廊「ギャラリーアートもりもと」らしい、若手実力者、有望株の作家の力作を楽しめる作品展でした。

 

最後に、ギャラリーアートもりもとのホームページ、画廊の入口を紹介しておきます。

http://www.artmorimoto.com/index.html

 

この作品は、藤井佳奈さんの「white ribbon」です。