一昨日、東京上野の国立西洋美術館に行き、クラーナハ展と常設展を見てきました。
国立西洋美術館には、有名な彫刻が飾られていますが、私は、単純に、この考える人が好きです。
まず、現在、開催されているクラーナハ展を見ました。
絵画展のチラシ(右)と図録(左)の写真です。そして、購入した絵はがきも掲載します。
ルカス・クラーナハ(父、息子も同名らしいです。)は、500年ほど前のドイツの宮廷画家です。
宗教改革の時代、宗教改革を推し進めたマルティン・ルターと親しく、彼の絵を多く残しています。それよりも、この画家が近現代に名を残しているのは、物語上のヒロインを独特なエロティズムで描き出したところにあるとチラシには記載されています。そして、このようなクラーナハの回顧展は日本初とのことです。
チラシや図録の表紙、そして私が購入した絵はがきを見ていただいければ、そのエロティズムを感じていただけると思います。
ここに描かれた女性たちの表情は、冷たく、寂しげです。そして、確かに美しい。
少し違った視点での感想を書きたいと思います。
まず、私が、思ったのは、500年も前の絵画であるのに、色が鮮やかで、とても瑞々しいことに驚きました。これは、画集をみても、感じられない感覚です。「聖カタリナの殉教」という作品がありましたが、色鮮やかで、正に今描き上げたかのような作品です。
そして、一枚、図録の中から写真を撮らさせていただきました。「聖母子」という作品です。
この作品は、クラーナハの描く他の女性とは少し印象が異なり、優しく、柔和な表情をしています。ただ、この図録の写真そのものでさえ、実物の瑞々しさを再現し得ていません。
実物は、頬に柔らかく赤みがあり、優しさに満ちています。印象派のルノワールが描く少女の優しさにも共通するような印象さえありました。
この画家を理解するには、時代背景、美術史を知る必要があると思いますが、女性の美に対する感性、表現力は、際立っていたことを感じました。
さて、クラーナハ展を見た後、常設展も見てきました。常設展は、若干の例外はあるものの、写真撮影可ということでしたので、ちゃっかり、写真を撮ってきました。
さすが、国立西洋美術館です。数多くの作品の中に、驚くような名作があり、思わず写真を撮りました。
感想を抜きにして、その一部、数点ご紹介します。
ルノワール 「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」(1872年)
カルロ・ドルチ 「悲しみの聖母」(1655年頃)
クロード・モネ「船遊び」(1887年)
クロード・モネ「睡蓮」(1916年)
パブロ・ピカソ「男と女」(1969年)
常設展には、名も聞いたことない数多くの作品が展示されているのですが、私がよく知っているこうした画家の名作は、どれも売店で絵はがきを売っていました。
そして、モーリス・ドニの展示もしていました。
これも撮影可でした。このポスターの作品です。
そして、もう一枚。
こうしてみると、言葉のいらない、素晴らしい作品ばかりです。
常設展は、団体客が多く、何か雑然としていましたが、興味のある方には、大変な宝庫ではないでしょうか。
実は、現代童画展を見た後、ゴッホとゴーギャン展をみるか、クラーハナ展をみるか、悩んだのですが、知っている方が、ブログでクラーナハ展を見た話をしていましたので、クラーナハ展をみたのですが、常設展も含めて、大変満足しました。
ゴッホとゴーギャン展は、またの機会に見たいと思います。












