2025/12/21

ももクリ2025 ODYSSEY 行ってきました

 

本当はDAY1参加、DAY2の当日は主現場であるAMEFURASSHIのフリーライブツアー最終日にどっぷりのつもりだつたのですがDAY1は気がついた時にはSOLDOUT。日程被りでギリギリまで行くかやめるか迷って最終的に購入…

 

今年のももクロはこんな買い方ばかりでお陰で今回も会場後方でした。簡単な結論を書いてしまうとこれだけの大箱で後方でも楽しいと思わせてくれるのが凄いんですけど。

 

ももクロのライブには春、夏、冬と3大ライブを恒例のものとして仕掛けているというのは川上アキラ氏の本で昔から知っていたのですが、この3大ライブを同一年に経験したことが無かったので、ここはチャンスかもしれないというのも動機としてはありました。そんな年が一度くらいあっても良いだろうと。

 

今回はオタク人生初の現場まわしをやりました。アメフラの豊洲からさいたま新都心へ

 

 

到着時点で余裕がないことはわかっていたので、もともと物販はあきらめ。ただ春一、夏バカと買えなかったあーりんカルパスは売り切れていなかったので購入させていただきました。

 

座席は後方だろうと期待していなかったけど、発券結果は500レベル。3列目と書いてあったけど入場してみたら3列しかない=最後方。ただし、ほぼセンターといっても良いぐらいの位置取り(赤マーク辺り)。俯瞰してみるには最適で、これはある意味レア席だったと思う。

 

 

で、ライブの方はこちらで書かれていることを記憶の手がかりとして。

 

 

 

 

 

ではツラツラと感想を。

 

最初のVTRで宇宙船の館内放送をしているシーンでは、今年のメンバーソロコンタイトルを交えたもので思わずニヤリ。4人での活動が少ないという声を聞くことが最近多くなったが、それぞれがこうやってグループの活動に還元しているのだからとても良いと思う。

 

ライブスタートは今宵から。3Bjrを一度経由してきた者として、この曲はとても特別なものに思っているので一曲目から勝手に上がる(共感してくれる人も減ったかもしれない)。WTWTで頭のねじ外して、その後ムンプラ、イベホラはアニソンのノリ。最初のブロックでもう好き。最後方上段の座席から見た景色はレーザー光線のライティングが非常にわかりやすくてとても綺麗。

 

サンタさんは恒例の「れにちゃんのちょっといいとこ見てみたい」は大声でコール。マジックはビジョンを使ったもので現実感はあまりなかったですがお祭りですから細かいことは気にせず。


その後の幕間フィルムでライブをナビゲートしていたAIロボットのアイちゃんに水がかかり不穏な感じをだしたVTRから浮世withトロッコ。会場には恐竜が現れ、急に宇宙船からタイムマシンになってしまったけど、時空を超えるスピードの乗り物なんだからテクノロジーとしてはアリとして飲み込むのが良いだろう。

 

個人的には子供が低学年だった時、たまアリで見た恐竜イベントを思い出して懐かしかった。

 

その後センターステージでミステリオン。やはりこの会場は祭りだと認識。続くサラバはビジョンに巨大AI布袋が荒ぶる映像のなか、センターから花道を使ってサラバの振り付けを活かして移動。広く会場を使って流石の見せ方。この曲の振り付け大好きなので見ながら感心してしまった。

 

で、ここからが今回のライブの見どころ。

 

旅行ライブのプロデューサーともいるアイちゃん水がかかったあと再起動後に暴走気味の時のセリフ

 

最後に「ももいろクローバーZは過去も現在も未来も人々を笑顔にするために集い、何度でも立ち上がるのです。あなた達はアイドルという名の英雄であり、神になるべく生まれた存在なのだから。そして、モノノフの皆さんはこれから私がご用意した特別な儀式が行われることを4人には秘密にしてください。皆さんも儀式の参加者。やることは簡単です。彼女達を愛する気持ちをただ祈るだけ」という重要なメッセージを残して去っていく。

 

この引用したセリフの前に、4人はそれぞれの故郷の星にいた時の姿であることを覚えているかの問いかけもあり。発表された時にざわついたこのビジュアルです。

 

 

文脈のそのまま切り取れば故郷の星=宇宙人なのでしょうが、現実から超常した存在と考えれば、宇宙人だって神みたいなものです。メンバーそれぞれが氷の星、花の星みたいな設定でしたが全部は覚えられなかった(記憶力のなさを悔やむ)。

 

この意味深VTRの後に儀式のライブセクションが始まりますが、幻想的すぎて恐竜時代よりもはるか昔…それこそ神話の世界なのかもしれない。それこそ地球がない時代とか?そんな雰囲気り

 

そこから4人はHeroesで英雄になり月色で天女になって…

 

連鎖が歌詞に入った楽曲2曲から続いたのは、これからの祈りにも思える「きみゆき」と「白い風」のバラード。この2曲は歌唱力だけのパフォーマンスでも素晴らしかった!

 

で、idolaへ。プログレ調子の長い曲だが、今までカラオケ音源だったのにここから生バンドになったのも激アツ。そして4人(神?)は闇の儀式を経てイドラ(偶像)からアイドルへの転生。このタイミングでメンバーカラーの衣装へチェンジ。ステージ暗転してここからoverture→怪盗への展開。

 

ライブの脚本をした佐藤氏の話がライブ後に出たが、それらの情報がなくても「ここで転生を感じた」人が沢山いたのだと思う。idolaがライブ初披露だからだけでこれだけの大反響があったのは説明できないはず(個人差)。これを見れただけでチケットの元は取ったと思われ…それぐらい圧巻だった。

 

ここからはテンション上がり切ってしまいセトリあんまり気にせずクリスマスライブを楽しみました(雑な感想)。最後に宇宙旅行らしく銀紙飛行船で締め。宇宙旅行を回収して本編終了。

 

アンコールはL.O.V.Eでトロッコで登場。泣いちゃいそう冬は久々にあーりんのキラキラキラキラ聞けて満足。

 

続けて、告知タイム。

 



 

さいたまスーパーアリーナ改修、暑すぎる夏の回避など理由は色々あるのかな?昨年までとはちょっと違う感じ。今回発表されたスケジュールみて今年3大ライブに参加できて良かったと思った。

 

ライブに戻り、いちごいちえからモノクロデッサンと続いてあまりにも綺麗に終幕だったなと。

 

トーク内容は端折りましたが、いつも通り軽快で笑いも混じる楽しいトーク。あーりんのidoraやり切った感は笑った。この辺りのトークを安心して見ていられるももクロの良いところも昔から変わらずでした。

 

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いやぁ…とにかく圧倒されたし楽しかった。逆に下手なアリーナ後方よりも500LVで良かったのかもしれない。宇宙船でのクリスマスライブというコンセプトだったらしくベタなクリスマスライブだという感は無かったかなと。

 

楽曲セトリ群も本当に色々なジャンルで構成されていたから音楽的な楽しさもあり。過去の楽曲も大事にしながら今の曲もしっかり交えているのも良い。トークコーナーの告知によって未来の約束もしてくれる。長生きしたいファンにとって至れり尽くせりの内容でした。

 

それよりも!


ショーとしての完成度というかコンセプトの魅せ方に感嘆しきり。単体ライブとして1万円は決して安いとは言えないが、これだけのものが見れるなら超お得だったとも言える。

 

一つ隣に同世代と思われるおじさまがずっと着席で見ていたのですが、最後の方には立ち上がって見ていたのも彼女たちの強さだよなぁと思った。

 

最近のアイドル界隈では可愛い系が強く、その対極としてクール系でカッコよさを訴求するJ-POPグループも出てきて明確にジャンル分けがされている傾向があるが、ももクロは「ももクロ」という唯一無二のカテゴリーにいるんだろうというのも確信もした。可愛いし、かっこいいし、おちゃらけたことも何でもできる。最強じゃないかと。

 

そんな理由もあって、このライブを見にきたアイドルには、すぐに実践に移すには参考にならなかったライブだとも感じた。事務所の妹組も、ももクロが憧れの存在だからといって安易にこの方向に手を出すと痛い目に見るだろう。正直いうと後輩への育成という面で、先日解散したTEAM SHACHIに任せすぎでももクロ陣営はイマイチ手薄に感じる部分が不満だったりもしたのだが、事務所トップのグループはトップとして走り続け、頼もしい背中を見せていてくれるだけで良いのではないかと感じてしまった。そしてオタクはアイドルの楽しさとは?を迷った時はここに戻って来ればよいとも断言できます。

 

このライブの高揚感をどのように映像作品として残せるかは興味あります。久々にももクロのライブの円盤欲しいなと思っています。

 

※ 後から知ったが、例のビジュアルはそれぞれが春夏秋冬イメージの存在であったらしい。4人の神は四大エレメントや四聖獣をなぞらえることも出来そう。


そういえば夏バカのコースターは季節と四聖獣モチーフだったなとか思い出したり。そう考えると四つの要素が組み合ったアイドルの根源的な存在を表したものが「ももクロ」なのかなと妄想してみたりで…余韻は続く。