売れれば本人のスター性

売れなければ運営の責任

運営って厳しい仕事だなぁ


というわけで最近ブレイク近いんじゃない?といわれるAMEFURASSHIの今年度上期の運営の仕事を褒めてみようと思う。

 

AMEFURASSHIは楽曲の方向性から既存アイドルファンではなく一般層に訴求した方がよいのではとはファン以外からも指摘されることがあります。

 

一般層へ情報を投下するために各種SNSや動画ストリーミングなどがありますが、不特待多数に情報を落とすなら、今でも地上波が一番ということには変わりはないでしょう。

 

地上派の視聴率で調べると、関東地区視聴率1%で40万人というぐらい

 

で、「風吹けば桶屋が儲かる」的に考えるとSNSでバズらせることができれば、番組制作サイドの誰かがピックアップして、「え、知らないんですか?」というような状況を作りだそうというような作戦だと想像します。

 

これって誰もが考えつく非常に単純な戦略だと思いますが、この流れに乗る下地作りを運営は地道に丁寧にやっていたと思います。

 

で、どんな事をやっていたかというと…

 

まずSNSでバズらせるための仕掛け。これは4月のリリイベから始まっていました。

  • ファンがシェアしやすいよう全公演、動画と静止画撮影OK
  • 流行すると言われていたデニム・オン・デニムを衣装で採用
  • CD購入者以外が立ち寄りやすい屋外ステージでの実施

公開稽古で本人達が広まって欲しいと言っていた同年代・女性がターゲット層。訴求するプラットフォームはTikTokをメインに、普段着にギリギリ活かせそうなデザインの衣装というのも良い方向に転がり女性客はかなり増えたと言えます。

 

続いていわゆる「業界」への仕掛け

  • アイドルフェス以外への出演
  • 夏休みのTV局が主催するイベントライブへの出演
  • 梅雨祭の映像をパッケージ化ではなくU-NEXT配信

拡散力として大きなポテンシャルを持っている会社との接続は重要ですから、昨年までに見られなかったこの姿勢はGJ。

 

また、バズとは直結しないことの方が多いけどメンバーのキャラにあった仕事を入れて間口を広げていくのも凄いなぁと

  • 愛来:雑誌インタビュー、地上波バラエティ
  • 市川:WALLOPのMCから冠イベントMC
  • 小島:大喜利イベントからラヴィット出演
  • 鈴木:弾き語りライブイベント、路上ライブ

細かいところのでは、その他の色々も…

  • 地上波放送後、大型ライブイベント後には、メンバープロフィールをポスト
  • ライブ終了後の早いタイミングで音楽配信サービスに繋げるセットリストを提供
今のフリーライブの話も混じっていますが、スタプラは現場力が強いのは相変わらず

 

こんな感じで運営は意欲的に動いていることがお分かりいただけるかと…

 

いまのブレイク前状態は、実際には偶然の要素もあったであろう「あの」400万バスの愛来ダンス動画の存在は大きいとは思いますし、他の運営が同じことをやっても上手くいく保証はないのですが、転がり出したら次につながるような仕事をしていたのは間違いないでしょう。

 

なお、12月のワンマンに向けて秋にどんな仕掛けをするかを注目していましたが、春のリリイベとほぼ同じフォーマットで9月からのフリーライブツアーをやっている点も興味深いところ。無料のツアーですがファンの拡散力を信じて今まで行っていなかった所に少しづつ活動範囲を広げています。

 

今のAMEFURASSHIは、演者、運営、ファンが本当に同じ方向で、義務感ではなくて楽しくやっていることが非常によい流れだなと感じられます。

 

沢山の人が、このムーブにのって欲しいですね。