ラッピングジェット製作記という題名の割には、今までは単なる旅客機のプラモデル制作の話しかしていないので、ここから本題。
作成するのに一番大事なのはデザインですが、ここは個人の好みですのであまり語っても意味がないかもしれませんが、いろいろ検討している段階で気がついたこと。それは、
思った以上に貼る面積がない!
これは客席の窓が胴体のど真ん中にあるために、デザインが分断されてしまうこと、胴体が円形という2つの理由によります。
実例です。
私が最初に使おうとした写真を以下にアップします。窓のラインを目立たないように、同色の髪の毛のに重ねるように線を引いてみました(曲がっていますが、お許しを)。
この写真の場合、左の女の子のオン眉、左から3番目の子の分け目あたりが窓ラインになりますが、そうすると一番右側の子の顔の位置が下になりすぎる。下になると何が問題かというと胴体が丸いため機体下部に回り込んで横から見た時にキレイに見えないんですね。
これを回避するには写真全体を小さくして下部に回り込まないサイズにするしかない。そうすると全体が小さくなって見栄えがしない…というジレンマに陥ります。
窓のラインなんて、遠目に引けば気にならないかもしれないですが、やっぱり大事な部分(=お顔)は窓で被ってしまうのは残念ですから。これは実際のラッピングジェットの画像検索をするとわかると思います。
という事で、この写真の流用は断念しました。こういう微調整は意外と時間がかかる部分です。全体バランスを考えて、自分が納得いくまで出来ればOKでしょう。
次はオリジナルのデカールの作成です。
WEBで検索するとその方法も多種多様ですが、一番お手軽なのがエーワンの転写シールだと思います。
※以前使ったことがあるので今回の作成も自宅在庫対応で追加投資なし
家庭用のインクジェットプリンターで作成することができますし、何より安価。透明タイプと白色タイプがありますが、透明タイプは下地が透けるので貼り付けるもののベース色が薄い色なら使えます。しっかりと発色させたいなら白色タイプがよいですが、こちらは余白部分の白が残るので切り取りがちょっと難しいと思います。しかし、ベース色が暗い色だと白色ベースのものを使うしかないです。
今回は機体のベース色を白にしたので透明タイプで作成しました。画像を反転する必要がありますが、たぶん何かアプリを使えばできるでしょう。私はパワーポイントを使いました。
はがきサイズでこんな感じです。
インクジェットプリンターを使った場合、シール面の保護のためのクリア吹きでインクの溶け出しが気になる人がいると思いますが、クレオスのトップコートであれば大丈夫。とはいえ自己責任でお願いします。
※プレミアムの文字につられて購入
私はキャノンの純正インクを使いました。事前にテストプリントしておいた紙にトップコートを吹いてゴシゴシこすりましたが大丈夫でした。
ここまで準備できればあとは貼るだけですが、この転写シールの難しいところは位置決めです。裏紙を付けたまま狙いを定める必要があります。また通常の水転写のデカールと違って後から調整することができないので一発勝負です。
今回は、裏紙に鉛筆で線を引いて窓の高さの目安として作業しています。こんな感じね。
さて、ここからは旅客機プラモデル初体験の感想。
まずは窓のデカールを貼るのですが、難しいのが位置決めと直線に貼ること。窓を埋めて下地をキレイにすればするほど、窓の位置が分からなくなる。私は適当な処理だったのでかろうじてわかりました。あと、マークソフターは使わないほうが良いと思います。上下の位置もぐちゃぐちゃになるし、位置を微調整しているうちに伸びたり切れたりする可能性が高いでしょう。
次にドアですが、これもそこそこの難易度。というのは通常ならモールドされている部分に合わせて貼れば簡単に思えますが、窓埋めの作業をすることによってドアのラインが消えてしまっているのが理由です。いやはや、かなり手ごわい。
また、貼りながらドアのデカールの枠が全部ちがう事に気がつく。ANA機の場合は青のストライプのドア枠は白枠、白い機体部分は青い枠と塗り分けられているのです。気にしなければ良いのでしょうが何だかチグハグな感じ。JAL機をベースにしたら違うかもしれないです(未確認)
そして最後のステップ。
操縦席の窓です。自動車のスケールプラモデルを作ってきたので、クリア部品はキレイに仕上げるのが当然と考えて処理してきました。マスキングをはがした結果。
まあまあかな?
あとは筆塗りでタッチアップ後クリアパーツを実際にはめ込むだけ・・・
と作業開始しましたが、仮組みの時にパーツ合わせが悪いのに加えて、窓枠の銀色を塗り分ける難易度が高すぎることに、ここで初めて気がつく。説明書をみるとデカール仕上げとの選択制とのこと。
私は自動車モデル作成の方が経験値が高いため、クリアパーツはそのまま使うのが当たり前と思っていましたが、考えてみれば窓は埋めてデカール表現だし、実機の写真を調べても操縦席が見えることなんかまず無い。ということでマスキングの労力は忘れてデカール仕上げにしてしまいます。この判断は正解。
あとはエンジン部分と翼を仕上げて全パーツを接着すれば完成。コンパウンドでピカピカにしたいところですが、オリジナルデカール部分の厚みがかなりあってクリア層をこってり盛らないとダメっぽい。ということで出来るところだけ磨いて終了。
↓全体像はこちらで確認して下さい(アイドルブログなので、プラモデルにしか興味が無い人は写真だけでも)。
振り返ればこうすれば良かったという点もありますが、初めてで思いつきで短時間仕上げの割には上出来じゃないですか?(自画自賛)










