「夏風邪はしんどい。」
って、よく言うが、本当にしんどい。
少し調べてみると、
「夏風邪」というものは基本的にはなく、
夏にひく「風邪」ということらしい。
ただ、冬の風邪の原因となるウイルスとは
どうやら違うらしく、
おそらくソイツがだいぶと厄介なヤツなんだろう。
今回の風邪を自分なりに分析すれば、
一番の原因はオリンピックによる寝不足からくる疲れだろう。
風邪もそうだが、
原因と結果の間には、
タイムラグがある。
北宋の儒者の言葉に
功の成るは成るの日に成るに非ず。
けだし必ず由って起こるところあり。
禍の作るは作るの日に作らず。
また必ず由って兆すところあり。
という言葉がある。
何事も一朝一夕では成らず、
平素の努力の集積によって成功する。
という意味であるが、
いいことがあったとき、成功した時には
今までの日々の努力の積み重ねの結果であると思えない。
ましてや、悪いことが起こった時に、
日頃の行いが悪いから、
うまく行かないとは思えないものだ。
しかし、この風邪だってそういうことである。
風邪から学ぶことがあるものだ。