子曰、 子の曰わく、
富與貴、 富と貴(たっと)きとは、
是人之所欲也、 是れ人の欲する所なり。
不以其道得之、 其の道を以てこれを得ざれば、
不處也、 処(お)らざるなり。
貧與賎、 貧しきと賎しきとは、
是人之所惡也、 是れ人の悪くむ所なり。
不以其道得之、 其の道を以てこれを得ざれば、
不去也、 去らざるなり。
君子去仁、 君子、仁を去りて
惡乎成名、 悪(いずく)にか名を成さん。
君子無終食之間違仁、 君子は食を終うる間も仁に違うことなし。
造次必於是、 造次(ぞうじ)にも必ず是に於てし、
巓沛必於是。 巓沛(てんはい)にも必ず是に於いてす。
簡単に言えば、
富と貴い身分とは誰でも欲しがるものだ。
しかしそれを正しい勤勉や高潔な人格で得たものでなければ、
そこに安住しない。
貧乏と賎しい身分とは誰でも嫌がるものだ。
しかしそれ相当の方法でそうなったのであれば、それも避けられない。
ということになる。
だから、その身分相応の努力を怠れば、
地位や名誉を得続けることは出来ないし、
貧乏を逃れることもできない。
要するに、
努力と地位は、それ相応の関係で成り立っているんだよ。
ということである。
私のような、馬鹿2代目は、まさにこの言葉を肝に銘じて努力することを忘れてはいけないなと。
話がそれるが、
先日友人と旅行に行った際、
旦那や嫁の話になった。
よその嫁がいいとか、
ウチの旦那が駄目だとか。
夫婦は合わせ鏡のようなもので
自分の旦那がアカンっていうのであれば、
自分を見つめ直してみればいい
きっとそれ相応の嫁でしかないし、
きっとそれ相応の旦那でしかない。
よその嫁がいいのは、
きっとよその旦那が頑張っているから。
総じて、嫁や子供、地位や名誉、
きっと分相応にしかならないのであろうな。
まだまだ、時間も伸びしろあるはずだから、頑張らねばならんなぁ。