目標の達成に関しては、目先すなわち2、3年とその先の将来すなわち5年以上先との間のバランスを考える必要がある。このバランスは管理可能な支出についての予算によって実現される。近い将来と遠い将来のバランスに影響を及ぼす意志決定は、すべて管理可能な支出についての決定によって行わなければならない。 (『現代の経営』 P.F.ドラッカー 2006 ダイヤモンド社)
来年度の報酬改定はとても厳しいものになるだろう。
来年度は介護職員処遇改善交付金の支給がストップし全体的な報酬に組み込まれるだろう。そして、その分の報酬の上積みは期待できない。
また、うちの地域に関しては、従来一番手厚かった「特甲地」の地域加算があったものが、7段階中の4番目の「甲地」に変わる。
以上の2点を考えれば、約6.6%のマイナス改定が確実なところで、さらに・・・という可能性さえある。
こんなピンチが確実に来年に迫ってくると思うと、胃が痛い。
どうすればいいんやろ。。
この4月に経営者になり、介護事業の報酬は一定であるから、
その中の割合さえ間違わなければ法人が経営難に陥ることはないと思っていた。
しかし、そんな簡単なもんじゃなかった。
こんな国の理不尽な決定に左右されるとは。
近隣の市町村はそのままでなぜ伊丹だけが...
一律にコストカットをすればいいなんてもんではない。
人件費が60%を占める事業の中で、一律カットなんてできない。
職員とその家族の生活だけは守らなければならない。
とりあえず、5年先とのバランスを見ながら、
法人全体の自力を向上させて行くしかない。
今年の冬は寒くなるらしいけど、来年の冬はもっと寒いかもしれない。。
まあ、ドラッカーの名言もいいけど、
「脱げるが勝ち」 by 高田純次