す7年ぶりの再発転移の動揺の中で

いろいろネット検索をしていて見つけた、

とある方のXでのポスト。

 

https://x.com/mahomelc?s=21

 

 

最後のポストは、2023年の11月9日です。

この方は、スイスで安楽死を選択されたようです。

 

 

 

ちょうど数日前から

YouTubeで安楽死関連の動画がアップされていて気になっていたこともあり、

 

 

 

 

 

 

 

このポストを見かけたときに、あれ?と思って読んでみたんです。

 

 

まだ全部を読んだわけじゃないので

確実ではありませんが、

 

この方は、子宮頸がんの中でも希少な神経性内分泌がんになられたようで

 

しかも、緩和ケアの一環で放射線治療を選択されていた様子です。

 

 

このXの中で語られている語り口にとっても共感できて、

この方の生きているうちに交流できたらよかったなぁと思ったりします。

 

 

例えば、放射線治療による局所制御について。

乳がんの場合、乳がんは再発転移がみつかった段階で全身にがんがある状態とされ、

放射線治療による局所療法は保険診療の適応外になると聞いています。

(今もそう?)

 

でも、私のように、癌をもぐら叩きしながら10年以上生きながらえている癌患者もいるわけで。


 

しかも、それが根本的な癌治療ではないことは百も承知。

 

 

それなのに、一般の医者は放射線治療には否定的なイメージ。

(今もそう?)

 

 

QOL優先で癌と共存してもいいよって人、そこそこいると思うんですけどね。

 

 

もう死ぬの決まっているだから無駄な抵抗、やめなさいよ的な感じに思っちゃうんだよね。

 

 

「癌はオーダーメイド」とか言いながら、実のところそんな感じはなくて、

やっぱり決まりきったルートの上にのって、決まりきった対応しておかないと

医者も困るってことなんだよな、と私は思ってしまっています。


 

だから、今の私もネットで

「緩和ケア科」と「放射線治療科」がどちらもある総合病院をちょうど探していたので、

ああこの人も同じ考えていたんだなぁと思ったのです。

 

 

一般の人が「緩和ケア」と聞くと、

もう死に直面した人がかかる診療科というイメージだろうけど、

私としては、癌患者でもQOL尊重したいときにどんな選択肢があるか、

放射線治療でもそうだけど、痛みや症状の緩和や、抗がん剤をするにしても量の調整とか、

やれることはいっぱいあると思うんですよね。

 

 

 

だけど、何か、今の日本の医療は、

「保険診療」という枠、「標準治療」という設定に守られすぎていて、

癌患者自身の選択という、一番重要なところをないがしろにしているような気がしています。

 

 

以下のコメントは、その下の「福田とおる」さんという方のポストへの反応です。

 

 

この「福田とおる」さんの考え方が主流としてまかりとおるのなら、

「癌のオーダーメイド治療」なんて夢の話だし、

患者本人の意志や希望なんて全く関係なくなる世界線なんだよな。

 

 

今の日本の「保険診療」制度に否定的なわけではありません。

批判が多い高額な健康保険料のこともわかっているつもりだし、

診療報酬で苦しんでいる病院経営があることも聞いてはいます。

 

また、日本では放射線治療が脇に追いやられすぎでは?とも思う。

放射線治療専門医の数は、外科や内科に比べてすごく少ないし、

癌治療の主流には全然出てこれてないのは事実。

 

 

 

だから

 

混合診療を認めてくれたらどうなのよ?と思ったり、

延命治療が保険診療ということに意味はあるのか?と考えたり、

放射線治療医から影響力ある人間が出てこいや!と思ったり。

 

自分の病気をきっかけに、結局は大局まで考えてしまうのよね。

 

 

 

別に「思想」を語りたいわけじゃないけど、

語らずにはおれなくなる、この状態っていうことです。

 

 

 

とりあえず現段階では安楽死は私の選択肢にはありませんが、

今後によってはありえるのかもね、と

この方のXポストをみて思ったのであります。