1年に1回程度の訪問となりつつある


地元主治医での定期診察。




ゴールデンウィークを控えたこの時期は


たくさんの患者さんが押し寄せるらしく


久しぶりに1時間待ち。




私の後にも、まだまだ患者さんがいるので、


今日はあんまり話す時間はないなーと


考えているところに名前を呼ばれて。




診察室に入ると


相変わらずの主治医の先生が


相変わらずに「なにかお変わりはないですか?」と。




変わりは何もないけど…


先生、ここに初めて診察に来たときに


6歳だった娘が大学を卒業して社会人になりましたよ。




「あー、そうか、そんなに経つか…」




先生はしばし遠い目になり、


「そりゃ、自分も歳をとるわけだ…」


とポツンとつぶやく。




ありがとう、先生。


先生と一緒に、私も歳をとれましたよ。


あっという間の年月でしたよ。




必要な確認をいくつかして診察は終了。


先生は、まだ感慨にふけっている様子。




診察室を後にしたら、


看護師さんや受付の方に


「お久しぶりです!お元気でしたか?」

「お変わりないですか?」

「娘さんはお元気?」


と声をかけられて、それもまた嬉しい。




1年に1回だけど、


私の生存確認と年月が経ったことを確認し続けるための大事なイベント。




もうあの日から16年?17年?


まるで昨日のようでもあるし、


はるか遠く昔のようでもあり。




私にとってもサクラサク季節。


本年度も1年、無事に進みますように…