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サワディーカップ
タイ代表のダメ出しをしておりましたが、昨日タイ代表は中国代表相手に5-1で勝利していました(笑)
タイ代表のメンバーははっきり言って主力が3人ほどしか出ておらず、2軍のようなもの。
タイがどうしちゃったのと言うより、中国がどうしちゃったのという印象です・・・。
さて、昨日の話の続きをしましょう
未だタイでは権力社会が根強く残っております。
財力及び権力のある者は下の者を従え、自分にとって都合の悪い者は排除し、金であらゆる問題を
解決していく。力の無い者は、自分が生きていくために長い物に巻かれろ精神でこれに従う。
ワラウィ氏はまさにこの権力を使って長い間味方をつくり、協会長の職を守ってきました。
そんなワラウィ氏も前回の会長選では危うく会長職の座を明け渡す危機に陥りました。
しかし、選挙が終了し敗北したにも関わらず「選挙に不正があった」と言い放ち、会長の権限を行使し
選挙をやり直したそうです。そして、二度目の選挙で何とか会長の座を守ったという出来事がありました。
その後、
前編で話したように、次回の選挙までの間に金銭にまつまわるゴシップの問題やタイ代表が成果を
あげられていないこと。W杯予選の敗退、特に、昨年の東南アジア選手権(SUZUKIカップ)では
優勝が最低条件と謳われ、シンガポールに優勝を譲り2位となったことが進退の大きなきっかけに
なったようなものです。ちなみに、この大会に向けてしっかり準備するためにリーグ戦を過酷な日程を
課し、タイ代表のために1ヶ月以上も準備期間を与えました。
これらが積もりに積もって会長降ろしの話が少しずつ湧き上がり、チョンブリFCやブリラムユナイテッド
を始めとしたオーナー同士が手を組み、タイサッカーの未来のために立ち上がることになります。
どこのチームがどの派閥かは詳しくは分かりませんが、大きく分けるとチョンブリFCとブリラム
ユナイテッドの会長降ろし派(反ワラウィ派)とFAT(タイサッカー協会)とムアントンユナイテッド
がワラウィ派と言えます。
お気づきの方がいらっしゃるかと思いますが、前編であれだけタイ代表の監督がクビにならないと
言われていながらムアントンユナイテッドの監督にシーズン途中から元代表監督のシェーファー
氏が就いております。これは、裏でFATとムアントンユナイテッドに何らかの裏話があったのでは
ないかと疑われています。
さて、
そんな会長降ろしが今年から動いてきましたが、これを察知したワラウィ氏は会長の座を明け渡しても
構わないという態度を取ることになります。
それは、先月(5月)行われたAFCの会長選挙に焦点を絞ったからです。
ワラウィ氏はこのAFCの会長選に力を注ぎ、そのためにFATの会長職に興味を示さなくなったの
ですが、先月のAFCの会長選でバーレーンのサルマン氏が当選したことによってワラウィ氏が再び
FATの会長選に戻ってくることになりました。
そこで、
現在の会長選がタイサッカー界で大きな波紋を呼ぶことになります。
本来、昨日がその会長選の日でしたが、現在会長選は延期になっております。
それまでに至った経緯をお伝えしましょう。
チョンブリFC・ブリラムユナイテッドなどの反ワラウィ派は、この会長選で4人の候補者を出し、
ワラウィの票を分散させる手を考えました。詳しい選挙内容は分かりませんが、規定によると
どうやら反ワラウィ派の4人が後に票を統合することが出来るそうです。
この選挙で自分が負けると読んだワラウィ氏は、FIFA実行委員でもあることを上手く使い、
FIFA本体から職員を連れてきてFIFAの規定で定める選挙方法で実施する旨を言い渡しました。
ちょうどFIFAもその選挙規定を推奨、普及するタイミングであり、これに従わない場合は国際舞台
から締め出す可能性があると言い張り、自分にとって利益となるFIFAの選挙方法を実施するという
方向で動きました。
その説明会及び質疑応答でこのままではまたしてもワラウィ氏が再選してしまうと感じた反ワラウィ派は
選挙前日の晩まで秘密会議を開きます。
そして、昨日の選挙当日の朝
タイの裁判所が動き、FATに勧告が下されました。
内容は、公の場で会長選にまつわる会話並びに活動を禁止すること。各メディアも含めて
この話題に触れることを禁止(15日のみの期限)。
タイの法律違反ということで事実上活動停止を言い渡し、結果として規定通り昨日で会長職の権限を
失い、ワラウィ氏は会長職の権限を行使出来なくなりました。
本日以降の選挙の行方はまだどうなるかは分かりません。
反ワラウィ派はこのままワラウィ氏が再選してはタイサッカーの未来がないということで
必死になって闘っております。選挙前日はチョンブリFCのスタッフ小倉氏が説明会及び秘密会議に
出席し上記の状況を報告してくれました。
タイサッカーの未来を変えたいと望むチョンブリFCの日本人もこの行方を見守っております。
タイサッカーの未来は果たして変われるのか
今後の行方に注目です