不注意で、マメを潰してしまった。

場所は、右手親指の内側だ。

楽器を弾くのに大して支障の出ない部位で良かったとは思う。

 

絆創膏の買い置きが無かったので、急ぎ薬屋へと向かう。

するとそこで、この様な物を薦められた。

 

 

 はてさて。

 僕のイメージする傷絆創膏とは、概ねこの様な物なのだが・・・

 

薦められた品は、それとは大いに様子が異なる。

何だか妙に弾力があって、患部に貼ると、あたかも周囲の皮膚と一体化したが如き様相である。

聞けばこのまま手洗い、入浴、水仕事等々、全く何の支障も無く可能との事で、数日間貼りっ放しにして置けば、傷は綺麗に治るそうだ。

 

俄かには信じ難かったので、手を洗ったり茶碗や皿を洗ったりと色々やってみたが、成程確かに剥がれる様子も、ましてや水が沁みて傷が痛む気配も皆目無い。

マメが潰れた事などまるで忘れたかの如く、恙無く日常生活が送れそうな気配である。

 

世情に疎い我が身ゆえの事ながら、これは激しいカルチャーショックであった。

浦島太郎もかくやの心境、いまだややどぎまぎしつつ、この記事を書いている。

傷絆創膏の進化たるや、実に恐るべし。

 

 

 

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