新井智絵原案・前川K三著「ワンマン☆アーミー」全2巻読了。
過日、岐阜のスーパースターにして関西有数のエンターテイナーでもあらせられる中津川均氏と“懐かしのオートバイ漫画”について語らっていた折。
「バリバリ伝説」や「750ライダー」「湘南爆走族」といった超メジャー作品は言うに及ばず、少々マニアックなマイナー作品にまで話題が及んだ時に、氏の口から出たのがこの作品であった。
僕は寡聞にしてこの作品を全く知らず、その旨を氏に伝えた所、幾日か後に氏はこの2冊を入手され、そして有り難くもそれをすぐさま、この僕に貸して下さったという事と次第である。
タイトルの意味合いは「ひとりぼっちの暴走族」。
以下の如き触れ込みの漫画だ。
コミックスにして全2巻という短い作品で、しかも各巻とも後半は読み切りの短編別作品となっている。
ストーリーが佳境に入った所で唐突に終了する事から、何らかの事由に拠り、早々に連載打ち切りとなった作品であろう事が推察される。
確かに筋立てが割と散らかり気味で、オートバイ漫画なのか学園モノなのか、はたまたバイオレンスアクションなのか判然としない部分も多々。
時代性が色濃く反映されているとも言えるが。
同時代の人気作「750ライダー」の連載初期に通ずる作風も見え隠れする様に感じつつ読み進めていた所、本編中にこの様な一コマを発見して思わず吹き出してしまった。
どうやら確信犯の様だ。
主人公の乗っているオートバイの車種も、頁によってあやふやである。
表紙に描かれているのはFXであるのに、本編中ではZIIであったり。
だがその様な大らかさも、あの時代ならではの味わいだ。
最後に、この貴重な稀覯本を貸して下さった中津川均氏に、心より御礼申し上げる次第である。
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