2日ばかり過ぎてしまったが、1月5日は語呂合わせで「囲碁の日」であったらしい。

僕は囲碁はやらないが、一人前に碁盤と碁石は持っている。


とはいえ、折り畳み式で可搬型の小さなものだ。


盤面は約24、5センチ四方、碁石は一円玉よりも小さい。


可愛らしい碁石だが、碁石らしい質感と重量感のある材質で、決して安物のプラスチックではない。


見ての通り、かなりの骨董品だ。

実はこれ、我が父親の若かりし頃の愛用品で、僕が小学生の頃に貰い受けたものと記憶している。

父はアマチュアながらも有段者で、だから息子の僕にも囲碁をやらせたかったのであろう。

ところが当時の僕は全く興味を示さず、父が懸命に教えようとする度に、さっさと逃げ出したものと思われる。

なんとなれば僕は、いまだに囲碁の基本ルールすら把握していない。

もしかしたら英才教育で天才棋士になれたかもしれないのに、今思えば残念な事ではある。

因みに父は、田舎の実家にて健在。

昨年米寿を迎えたが、いつまでも達者に碁会所通いを続けて欲しいものだ。

相手になれなくて、申し訳ないとは思っている。


壊れた留め金具を、安全ピンを活用してご覧の様に修理したのは、小学生時代の僕自身だ。
我ながら、良い仕事をしている。


そして盤面に赤鉛筆で描かれたウルトラマンは、物心つく前の僕が残した芸術作品であるらしい。

こちらは全く記憶に無い。


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