ケージの前に立つと、必ず寄って来る。

右へ左へ、どちらに動いても、随いて来る。
 
プレーリードッグである。
こんなにも人懐っこい生き物であったのか、と少々驚いた。
「連れて帰ってくれ光線」の破壊力が、中々に凄まじい。
 
申し訳ない。
僕の甲斐性では無理だ。
本当に無理だ。
 
何かを振り切るが如く、そう強く自分に言い聞かせなければならない程に。
それはそれはもう、愛らしい姿であった。
 
ペットショップにて。