先日、「うさみみスタウト」で初めて出演させていただいた箱の店主様が、僕のギタープレイをいたく褒めて下さった。
これは非常に嬉しい出来事であった。
「上手いですね」とか「良い音ですね」などといった、通り一遍の褒め言葉ではない。
僕だってこう見えて、齢半世紀を超える、立派なおっさんである。
そんな月並みな褒め言葉に、手放しで喜べるほど無邪気ではない。
あまつさえ、音楽の世界で生計を立てておられる様な方に「上手いですね」と言われても、世辞に相違あるまいと疑うし、「良い音ですね」などと言われても、果たして自分が褒められているのか、それとも楽器は上等な癖にと半ば揶揄されているのか、全く以て判然としない。
件の店主様に褒めていただいたのは、ピアノに対する、ギターの絡ませ方である。
ピアノフォルテに対する、音の出し入れに関する部分。
此処を具体的な言葉にして評価してもらえたという経験は、滅多に無い。
実を言えばこれは「うさみみスタウト」というユニットでギターを弾くに当たって、僕が最も細心の注意を払いつつ、一番頑張っている所なのである。
だからこそ、本当に嬉しかったのだ。
こういう事があると、ギタープレイに対するモチベーションも上がるというものである。
・・・と、ここであらためて気が付いた。
僕は決して無邪気ではないが、反面、いたって単純であるのは間違いない。
