先日出演した、ウーララでのライヴ中のひとコマである。
客席の方でもなく、はたまたメンバーの居る方向でもなく。
何故に僕は、あらぬ方向を向いて笑っているのか。
因みに、本番中である。
演奏している楽曲は、非常に切ないバラードである。
答えは、これだ。
ウーララのステージ下手袖は、楽屋への出入り口となっている。
出番を次に控えられた、サミュエル岡本大先生。
我々のステージを暖かく見守りがてら、あろう事か百面相を駆使して、この僕を笑わせて下さっているのだ。
かくも偉大な御方が、なんと恐れ多くも有り難い事である。
ところで。
念の為もう一度申し上げておくが、我々のバンドは本番中である。
しつこい様だが、演奏している曲は、とても切ないバラードである。
大事な決めのフレーズに、うにょうにょと。
妙にコミカルなヴィブラートをかけてしまった僕は、まだまだ未熟者であると言わざるを得ない。

